「GW10連休に旅行♪」は二流

人々の休み方には一流、二流、三流が存在する。1週間前に差し迫ったゴールデンウイーク(GW)の10日間に旅行にいく人も多い。ただ残念なことに、GWの旅行は”二流”の休み方であって”一流”ではない。

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大変偉そうな出だしは、決してわたしの言葉ではないのでご容赦いただきたい。3月に行った美容院で、若い男性の美容師さんが教えてくれた。『一流の休み方』なる本を読んで影響を受けたそうだ。

彼によると、本では3つの休み方が紹介されている。三流は朝遅くに起きてゆったりだらだらする過ごし方で、二流は自分の熱中することに休日をつぎ込む休み方を指す。そして一流はオフを楽しみながらも、休み中にも仕事に結びつくことに取り組む人を指すらしい。(ちなみに美容師の彼は二流らしい)

つまりGW期間に旅行に出かけるのは、何かを学びに行こうとしていない限り”二流の休み方”に該当するのだ。

なお、こうした「一流の人は~~」と書かれる言説はたいてい著者の言動が”一流”になるようできている。同様に「一流は~」と話す人は、実態はともあれ自分が一流と考えているからで、自分が三流になるような話は切り出さない。美容師の彼も三流だったら絶対に話していないはずだ。

私の休み方はまさに三流だ。それでも冒頭に「旅行は二流」と切り出したのには意味がある。わたしはこのGW10連休、「一流の休み方」をすることが決まっている。10日間、一度も旅行にいかないし、誰とも遊びの約束すらしていない。ではどうするのか。実は、わたしは勉強に時間をつかう。

GW期間中、短期のライティングの特別講座が開かれると知って申し込んだ。10日間毎日課題が出され、講師陣からフィードバックももらえるらしい。最近ようやく毎日noteを書く習慣が復活しつつあるけど、PVやスキの数はほかの方には及ばない。今後書く仕事をするうえでは、もっと人に見られて面白いと思われないといけないし、そう思われたい。どうせ10日間堕落した三流生活を送るくらいなら、と思い切って申し込んだ。

正直受けるか悩んだ。昨年12月に宣伝会議の半年間の講座を受けており、「講座を受けてばかりいても意味がないのでは?」とも思った。それでも10日間を遊びに使わず、講座内で必死に考えて悩んで、ことばをひねり出す時間に充てる方が有意義と考えたのだ。

令和元年のスタートダッシュとして、三流のわたしは晴れて一流になる。二流の人々を一気に追い越す下克上を果たす。決して一流が期間限定にならぬよう、令和元年は気合を入れたい。

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