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なぜ結婚すると好感度があがるのか?

結婚すると、急に人から褒められる。

2019年6月に、南海キャンディーズの山ちゃんと蒼井優が結婚した。結婚するまで、山ちゃんはそこまで好かれる芸人キャラではなかった。でも蒼井優と結婚した途端、「実はイケメン」とか「やさしい」「融通がきく」など、急激に褒められるようになった。

政治家の小泉進次郎と滝川クリステルの結婚でも同じだ。結婚を発表した途端、滝川クリステルは「素晴らしい」と褒められだした。彼女はWikipediaではアナウンサーと書かれているけど、正直テレビでアナウンサーとして働く姿はあまり見ていなかった。でも小泉進次郎と結婚すると分かってからは、メディアで夫を支える姿や健気に見つめる姿、社会貢献活動に取り組む様子がテレビに取り上げられた。そのため「よくわかんないけど、滝川クリステルっていい人そう!」と感じている人が多いだろう。そんな彼女が結婚して、ますます「いい人」感を上げたはずだ。

結婚すると分かると、周りの態度が変わる。結婚を知ると「意外にいい人だったよね」とか「真面目でいい人だから幸せになれるはず」とか……まるでずっと前から魅力を知っていたように、多くの人が結婚する二人を褒めだす。なぜ結婚は、人の好感度に大きな影響を与えるのだろうか?

結婚をすると好感度が上がる理由は……

結婚すると好感度が上がる理由は、今まで見えなかった「本音」がわかるからではないか。人は、結婚するまで恋愛関係は表に出さない。特に芸能人は本音の発言はほとんどない。彼らは世渡りがとてもうまい。でも本音を出さない言動は、素人からも何となくわかってしまう。だから「結局芸能人って遠い」「芸能界は非常に面倒」と思わせてしまうのだ。

結婚は、プライベートを強引に引っ張り出される日だ。結婚するとこっそり遊んでいただけの恋人時代から、会社や友人に知らせて夫婦になる必要がある。本音を知られるリスクは大きい。でもその分、本当の自分を知って愛着を持ってもらいやすい。結婚はそんな人の印象を自由に変える力があるのだ。

成功者は、自分の成果や人柄でまわりの好感度を獲得するのだろう。でもわたしのような性悪凡人は、成果や人柄で好感度を獲得できる可能性は非常に低い。だから結婚して「浜川って思ったよりいい人だよな」「良く考えたら優秀だよな」と高評価が形成できれば、いままでのミスや性悪も取り消せるかもしれない。

結婚しなくても幸せになる時代、あえて結婚を利用して好印象を得られるのかもしれない。

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