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【子育て】勉強が楽しくなる?「料理」で得られる3つの力!♯056

我が家の小2と年少の子供たちと一緒に料理をしていると、彼らの好奇心が湧き出る様子が嬉しく、先日「キッチンは学びの場」という記事を書きました。

今日は、具体的にどういった学びの機会があるのか書いてみようと思います。


①算数の知識のアウトプットの場所

例えば、はかりを使わずに料理をすると、算数の知識を活用したひらめきが必要に。

(例1)
「500gのバーターが手元にある。そこから100gのバターを使いたい。どうする?」
→500gのバターを5等分すると100gのバターを得られる。「分数」の概念の理解に。

(例2)
ゼリーづくりでゼラチン1袋を溶かすのに必要な液体の量は200g。
わかっているのは、缶詰に書かれた全体量〇gと果物の量△gという表記のみ。さて、ここから液体の量はどうやって出せる??
→〇g-△gで液体の量がわかる!
与えられた条件を使って液体の重さを求められる。

こんな簡単な問題なに?
こんなのドリルでやればいいやん、とお思いになった方もいらっしゃることでしょう。
でも、キッチンで子供たちにこの問題をしたときのイキイキとした表情。
私は実体験でやるということがミソだと思います。
「算数なんて役に立たない!」と言う人は机上の勉強の詰め込みが理由になっている人も一定数いるのではないのでしょうか。
「ドリルをやれ!」と幼少期の子供に叩き込むなら、算数が実社会、実生活にどう活かされるのかを幼少期から叩き込む。こちらを教える方が、あとから「数学嫌い」を回避できる可能性が高くなるのでは?と考えます。(受験勉強がきっかけで「大の数学嫌い」になった私の反省から・・・)

②理科への興味・関心

・お鍋の水を沸かすと、水の量が減る→「蒸発」「気化」
・冷蔵庫で水を凍らせると、固まる→「凝固」
・フライパンに水分を残しておくと、色が変わる→「酸化」
・野菜や魚・肉の部位→「生物」
などなど
料理って「理科」の関心につながることが沢山。
余談にはなりますが、私は学生時代から理科に大して関心が持てませんでした。ただ子どもと一緒に遊んでいると子供の「なんでこうなるん?」という質問に答えられないことがあるので、今更ですが、中学受験用の参考書『自由自在』を購入。子供用に?いいえ、自分用です。

私が中学受験をしていた頃、この手の参考書は分厚くて、詳しく載っているので、子育てしながら学び直してみたいな、と思う私にちょうどいい(笑)。料理の過程で発見したいろんな事象で、自分の今持ってる知識では説明しきれないな、と思ったらこの参考書を見ながら、答えています(笑)←自分に余裕があるときだけですが・・・
ちなみに、旅先の参考に『自由自在』の社会も活用してます。子供と一緒に楽しく学べるスポット探しのヒントにおススメです。

③制約下でのひらめき

自分が日々の食事をつくりながら感じることは、料理って制約の中でのひらめきが求められる機会が沢山あります。
献立を毎朝考えるのが億劫だからと、あらかじめ1週間分、あるいは1か月分の献立を決めて準備しておく方も沢山いらっしゃいますが、私は、その準備の方が億劫に感じるので、基本、買い物は決まった食材を1,2週間分購入しておき、毎朝、冷蔵庫の中にあるものを見て、3,4秒で思いついたものを3品作ると決めています。脳内をのぞき込むと、冷蔵庫にある食材を自分の中の「味付け」「調理」といったスキームにあてはめて、ささっと組み合わせるといったプロセスでしょうか。
日ごろ、潤沢に資源がそろわないとき、臨機応変に対応しないといけないとき「あるもので何とかしよう」という発想に至るのは、こうした料理の経験が活かされているのかな、と思う節もあります。

先日、子供たちとゼリーを作った時、ゼラチンを一袋溶かすのに必要な液体の量が250g必要でしたが、缶詰には200gしかありませんでした。そこで、私は冷蔵庫をのぞき、レモン汁と白ワインを発見。白ワインはアルコールを飛ばし、これらを使って代用しました。
レシピ通りにやらなくてもいい。
制約があれば、その場で工夫すれば対処できることを教えることができました。


以上3点あげましたが、食べることは生きることの土台。
料理を覚えることは、生きる力が身につくことにも繋がります。
また誰かのために料理をすることで人に喜んでもらえる嬉しさを経験できます。

このような機会としてキャンプがよくあげられますが、アウトドアは苦手、やったことない、ハードルが高いという人も料理なら手軽にできるのではないでしょうか?
休日にお子さんと何をやるか困ったら、料理はおススメです。(簡単なお菓子作りでも十分!)


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