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2024年GW映画興行が中々面白そう

ダークホースの登場で、中々盛り上がってきました。

人気書籍を実写映画化した、間宮祥太朗主演の「変な家」が週末興行収入ランキングで4週連続1位のスマッシュヒットを記録。
興収34億5,900万円突破ということで、邦画実写としては昨年11月公開の「ゴジラ-1.0」以来のヒットとなっています。

2位につけた春休み映画「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)」も粘り強い興行で36.8億円を突破。

春休みの終わりと共に徐々に動員は衰えるでしょうが、GWまで粘れば前作の43.4億円に届きそうな勢い。

週末3位の「劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」は、2月半ばの公開から絶えず高稼動をキープ。
こちらは現段階で興行収入92億円を超えており、「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「ONE PIECE」「SLAM DUNK」に続く週刊少年ジャンプ原作アニメでは歴代5作目となる100億円突破は確実な状況。

GW開始までに100億円を超えれば年間トップ争いに絡んでくる可能性さえある。
昨年末に公開された「SPY×FAMILY」を余裕で上回り、今年の冬から春にかけての主役を奪取。
やっぱ、女性ファンつけなきゃ動員って厳しいんだなぁ。

先週公開されたアカデミー賞受賞作「オッペンハイマー」も、平日・週末問わず安定感のある動員を記録。

作品の内容的に日本ではネガティブに受け取られてるかと思っていましたが、作品のクオリティの高さ、評判の良さもあって上位をキープしています。

上記4作の春休み映画が高稼動を保った状態のまま、いよいよ今週からGW興行が始まっていきます。まさに群雄割拠。

先陣を切るのは、例年通り「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」

昨年公開の前作「黒鉄の魚影(サブマリン)」は138.8億円特大ヒット。
配給の東宝は、当然前作超えの140億円を狙っているでしょう。
昨年は「スーパーマリオブラザーズ ザ・ムービー」と競合しましたが、今回はおそらくほぼ一人舞台。これが吉と出るか凶と出るか。

4月は、他にも「キングダム」シリーズや「ゴールデンカムイ」で今やヒット請負人に成り上がった感のある山崎賢人主演の「陰陽師0」「ゴジラ-1.0」アカデミー賞受賞という追い風に加え先んじて公開された海外で特大ヒットという最高の助走を経て日本に上陸する「ゴジラxコング 新たなる帝国」が待機。

今年はGW公開作が比較的不作と思っていましたが、予想以上に春公開の作品が粘っているため中々面白い戦いが見れそうです。
「変な家」「ドラえもん」「ハイキュー!!」「オッペンハイマー」という春から粘り続ける作品群に「コナン」「陰陽師0」「ゴジラxコング」を含めた7作の中で、抜け出すのはどの作品なんでしょうか。

まあ、ダントツ1位は「コナン」になるでしょうから実質2位争いですね。
無風状態の「コナン」がどこまで伸びるか、追随するのはどの作品か。の辺りが注目ポイントになりそうです。

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