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「やり切った」経験から「今」を生きる

久しぶりに、中学時代の友達と思い出話、仕事の話など
ボーイズトーク。

相変わらず、弾丸のスピードが遅いマシンガントークが炸裂(笑)

あれこれも話したい私 話をじっくり聞いてくれる友達。

HSP男性はいろいろと頭で考えてしまって、頭がパンクしてしまうから、
人にアウトプット 話すことでガス抜きになる。

頼りがいのある 力強い たくましいという
少年のような心 野心的なものは男性なら持っているもの。

前面に出せる人もいれば、内に秘めて原動力になる人もいる。
前者が一般的で、理想的な男性
後者は数少ない 落ち着きのある男性の方が多い。

本屋に行って、友達が手にした本
カズピロコウは、頑張り屋さんだよねと励ましてくれた。



私には夢があった。

なりたい仕事まで考えていた。


その夢とは、

学校の先生。


英語が好きだったこともあり、英語の先生になりたかった。
なぜ、英語が好きかというと、話せるとカッコイイから。
特に、基礎となる中学生の英語。


大学は、夢である先生になるために通っていた。

一人暮らしになる上で、書道を習っていた弟から
「目指せ!教員」
という掛け軸を作ってくれた。


4年間、日本の教育について、英語教育について、学ばさせていただいた。

特に驚いた授業は、
英語をどのように教えるのかという教育法の講義。大変だった。

この講義には、前期後期の二部構成。

前期は指導案作り
後期は前期で作った指導案で模擬授業


前期ではアルファベットの筆記体の小テストに加えて、指導案作り。
この指導案作りが鬼畜だった。
(あまりネット用語を使いませんが、使わせて下さい)


教授が効果的だと考えるやり方に沿って、授業を作らなければならない。
指導案は、そのやり方に沿って教える必要がある。

例えば

先生 How are you?
生徒A I'm fine, thank you. How about you?
先生 What day is it today?
生徒B It's Friday.
先生 前回までは〇〇についてやりましたね。
   (前時での振り返りを伝える)
生徒C (答える)

実際に書いた内容


といったセリフまで作る必要があった。

授業をイメージしながら作るのが指導案。教育界のマニュアル 原稿。


中高時代に受けた授業とは
180度違うやり方、事細かい英語のセリフを書き殴った。

結果として、Wordで60枚強の指導案が出来上がる。
その後、赤 修正が入る。

指導してくれた講師の方は、かなりのベビースモーカーで
紙にタバコの匂いが染み込んでいた🚬


例 現在完了の経験

現在形 過去形 過去分詞形と異なる動詞を使って、
例文を考え直してください。

例 仮定法過去

Ifで始まる文 英語では直説法と仮定法があります。
この二つの違いを比較しながら、授業をしてください。


私が受けてきた授業は、ほぼ詰め込み教育だったため、
こういった指摘が返ってきた時は、頭の中が真っ白になった。



さらに、教える文法を使ったペア活動、教材研究など
考えることはたくさんあった。


この講義を一度、落とした。
当時はまだ「学校の先生になりたい」という熱意が残っていたため、
3回生のときに再履修した。


その講義を履修できた友達、評価が高かった先輩の協力をもらい、

指導案作りは、無事完成した。


大学3年の11月。そのとき、履修していた人たちを見ると、
一つ年下の後輩ばかり。女子大生ばかり。


写真はイメージです


模擬授業を順番決めをして、私は最後。

その間にも指導案の直しが続く。
出しても出しても赤の文字。直しが入る。

さらに、模擬授業をするための練習。

この練習を参加して 見て、
「もっとこうした方がいい」というようなアドバイスをもらう。

教職課程を履修していると、
受ける講義の数の多さ、履修生の少なさで、
練習はほぼワンマンライブ状態。


自分の前に、後輩たちが模擬授業をするが、
教授から「お遊戯会をしているのではないよ。」とキツく言われていた。


そんな中、英語を話す 話せるためには

「ある意味、英語話せるキャラになる必要があるのかな?
 演技が入るのかな?」と頭によぎった。


年明けて、次は私の出番。

練習すればするほど、気になるところがたくさん出てくる。



この講義を落としたら、教育実習へ行けない。


不安はますます大きくなっていく。


All Englishで話すこと
原稿 カンペ通りに莫大な量の英語を話すことは緊張。過緊張状態。


内心)
生徒の受け答えは書いた通りにならないことが多いと現実の見過ぎ(笑)
どう切り返したら良いのかという不安が大きかった。

不安のあまり、失敗したらどうしようと家族に相談し、
やれるところまでやっておいで」と励ましのエールをもらった。


いよいよ、本番。

50分間 仮定法過去を教える授業。

5、6人の女の人を目の前に授業。
女子校の男の先生はこんな感じなのかな?と思った。

彼女たちはウェイウェイ系 陽キャラが多く、相性も良くなかった。

生徒役でやってくれることはうれしいが、
大人が子どもを演じるのは悪意を感じる。


女子の結束力はなんかすごい



女子校で働く男の先生の気持ちが、大学生にして分かった
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2010/14/news153.html


授業は、50分超えて追加15分で終わった。
タイムオーバーは1分ごとに減点される仕組み。

やり切ったと同時にオワタ。

心の中ではこういう状態でした。


その後、自分の授業動画を見て授業を振り返りを項目◯ △ ×でチェックし、Wordで10枚程度にまとめる。

教科指導してくれた教授からのフィードバックをもらう。


振り返りは自分の頑張りを称える目的で、
優しさ:厳しさ=4:6で評価をつけた。
厳しくつけるとなると、✖️が多くなり、えぐり取られる感覚。


とにかく、やり切った。


「教えること」と「勉強できること」を大学生活後半の2年間で痛感した。


3月になり、単位取得の発表。結果は単位認定不可


行きたかった母校での教育実習に行けず、実習先にお詫びの連絡を入れた。私の夢はことごとく散った。


原因として、

・教材の相性が悪かった。取り扱う内容が難しかった。

・生徒役が女ばかりで緊張した。

・練習の時に、たくさんのアドバイスをもらえなかった


厳しく客観的な意見で言えば、

教材研究が甘い。

→人見知りで内向型人間 勉強オタク 陰キャラから
 すると、ハードルが高すぎた。相性の問題?

スケジュール管理、タイムマネジメントが悪い。

練習の場数が足りない。



夢 先生になるということが、
自分には向いていないと体験して痛感した挫折体験


考え直すと、
免許を取ること 「先生になる」ことが目的になっていたのかもしれない。

教育に関する知識、専門教科 英語の資格。必死に勉強をしていた。


そのあとのこと なってからのことは、考えていなかったのだろうか?


振り返ると、

中学生の頃、友達や気になる子に、英文法をまとめた紙を渡して
英語を教えたことがきっかけで、「英語の面白さを教えたい」
「英語嫌いを減らしたい」という意志を持っていた。

このビジョンは、学校の先生というよりは塾の先生寄り?


教育課程 学習指導要領が大きく変わった。


「覚える」英語から「話せるようにさせる」英語。
インプット中心の英語学習からアウトプット中心の英語学習へ。

変わったと同時に、私の夢は崩れた。


「英語は筋トレと一緒」。


真の英語学習好き 語学マニアの人たちにとって、当たりの前のこと。

勉強すればするほど、結果が出てくるという響きがいいだが、
使わなくなると衰える。


ちなみに、

同じ教員を目指している人たちと話したところ、

「子どもに勉強ではなく、道徳心を育てたい」
「好きなスポーツの部活動をしたい 教えたい」

という純粋な目標 明確な目標 持続可能な目標 vision を持っていた。


教育法で優秀な成果を出した先輩 A先輩。

一人暮らしで、
その期間中、ガスも電気も止められたというエピソードを聞きました😅


よく言えば 天才
そこまで、自分を追い込まないと先生になれないのかとモヤモヤ


A先輩に話を聞いていると、
授業をデザインすることが好きと言ってました。
授業のデザインもある意味、アートであり、才能でもある?


目の前が真っ暗状態の中。
日々歩いていた私に残ったのは、学生時代にやっていた活動

その中で、心から楽しかったことがあった。

パソコン。



Word、Excel、PowerPointの初歩的なことは知っていたが、
さらに知りたいという好奇心が芽生えた。

同じ教職課程を受けていた友達を誘って、
大学内で開催されるMOS講座を受けることにした。

大学生に入ってから学んだ初歩的なところより、
少し踏み込んだパソコンの操作の数々。

それらの一つ一つの操作ができることが、
心が傷ついた私にとっては「小さな達成感」。

できなかったことが順を追って操作をすることで、
「やりたいこと」が少しずつできるようになる。パソコンのおもしろさ。


教職課程が忙しい中でも、
私と一緒に講座を受けた友人には、改めて感謝します。ありがとう。


実際、「MOS 資格」と検索すると、誰もが持っている資格だと出る。

大人になっても資格を取りたいなぁと考えてはいるのですが、
同時並行でやること マルチタスクが苦手
どちらにも100%を使ってしまうためなのでしょうか?


テキストを読んだら資格が取れるという夢の資格、
無理なく続けられる おすすめの資格があれば、
コメント欄で教えてください。



教師はブラックというオフグレー。



現場で働いている3年目の先生が言っていた。


現実問題)
採用されると、1年目、2年目、3年目、10年目と研修がたくさんある。


赴任先の都道府県の教育観を学ぶ研修と同時に、
授業をしたり、部活動を指導したりする。

そこに、終わらない 終わりが見えない仕事の量。

こういった毎日を繰り返す中、多忙な日々を過ごす。


こういった中、真面目な人たちは悲しくも崩れ落ちていく。
心が擦り減っていく感覚に近い。


教育業界がサービス業であることもその一つ。
結果がすぐに出ず、未来への投資。
「人を育てる」「その子の人生に介入する」「思い出を作る」仕事

さらに、
教師という地方公務員としての社会的立場があるため、
報酬もゆるやかで、限度がある。


勉強だけを教える塾の先生とは違うところ。


やるか、やらないか。
勉強するか、勉強しないか。
サービスを受けるか、受けないか。

二者択一 白黒思考 選択肢が狭まれることで、
実力が発揮できる人もいれば、そうでない人もいる。
単純な人 考えることより行動が先の人は発揮されるでしょう。


認知行動療法では、
この考え方は悪いと言われている。認知の歪み。


こういった教師を取り巻く環境問題から、
「教師=ブラック」というイメージが生まれる。

SNSでの投稿、テレビや新聞で知る度重なるトラブルによって、
そのイメージはますます加速している。


そのため、教員の質という問題が話題に上がる。

教師は神のような人、人格者なのでしょうか?


昔 ほんの10年前や昭和時代はそうだったかもしれない。

時代は変わり、
言葉での意味の平等を掲げるこの国では

「弱い者」を助けることしか残された手段はなくなりつつある。
「いい人」キャンペーン。


平等であることは、変化や格差を無くすことで聞こえが良いかもしれない。一方で、競争が起こらない状態。挑戦することが減っていく状態。

楽しいことが減っていくことにもなる。

◯と△の眼鏡のおじさんが言いそうなこと。

差があるから、人は成長するのではないか?
密かに周りと比べて、強くなりたいと思うのではないか?


他人と比べず、過去の自分と比べることが言われているが、

「共に高め合う」 「助け合う」ことが大切?

多様性で生きているこの国で私たちに残されたのは、これしかない。


他の国では前からやっていることだろうが、
日本はやはり時代遅れのように日々感じる。


世界に目を向ける グローバルな視点ということはこういうこと?


最後に

本日、読んでいただいてありがとうございます。


私の小さな頃の夢だった教師、それまでの過程についての話
今、抱えているこの国の現状 社会問題の一つ

を書かせていただきました。


人口が減っていくこの国で、
この国を飛び出して
人里離れたところ、アルプスの少女ハイジのようなところで、
ひっそりとチーズを作って生活をしたい

という変な夢もあります笑


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