れいちゃんのぼっち飯

やさいとおこめと、文章が大好きな24歳小娘です。 人との食事や、外食が難しいです。 見…

れいちゃんのぼっち飯

やさいとおこめと、文章が大好きな24歳小娘です。 人との食事や、外食が難しいです。 見当たらなければ基本的に八百屋か米屋にいますので。

マガジン

  • れいちゃんを考える

    れいちゃんの過去、普段のぼんやりとした考えのあれやこれや。

  • なんとなく料理。

    れいちゃんは決して料理のプロではありません。ですが上手いという事実に揺るぎはないのです。

  • ぼっちな精米店

    ぼっちで空想精米店を営んでおります。お米の知識は如何程。

  • 野菜と果物。それから八百屋

    旬の野菜や八百屋の小娘による野菜小豆知識

  • “生き方”を考える

    遠い国の誰かの生き方を知ると、少し生きやすくなるかもしれません。呼吸がしやすくなるかもしれません。

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春に作った竜田揚げはせめて目黒揚げと呼びたい。

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BASEにてれいちゃんのブレンド米の販売を開始致します。

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春キャベツ認定試験受験会場にて

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ビシソワーズは何℃までビシソワーズなのか

幼き頃に“手羽中”という存在を知った時。 それはそれは嬉しい気持ちでした。 それまで世界には“元”と“先”しか手羽界には存在しないと思っていたあたくし。手羽元で…

【U-29 インタビュー受けました】

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おはようございます。

一昨日、山形から実家に一度帰ってきて。移動疲れでゆっくり過ごしたあたくしです。そんなゆっくり過ごしていたあたくし。

傍でお母ちゃんがzoom会議をしようとしていたんですよ。そうしたら

「音声が聞こえない!どうしよう」

と騒ぐものですから。

お呼びの元へと駆けつけた結果、メガネにスッピンにボサボサ髪のあたくしが見事にお母ちゃんのzoomに登場してしまったのでした。

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母は強い人なんじゃなくて、私のためならいくらでも強くなれてしまえるのだと知る。

母は強い人なんじゃなくて、私のためならいくらでも強くなれてしまえるのだと知る。

家がなかった時期がある。

キャンピングカーで暮らしていた、とかそういう
楽しさありきの生活とかじゃなくて。

私が小学生だった頃。両親には色々と大変な時期があって。結果的に帰る家がない中で、母と兄と3人で生きていた時期がある。

その時、数週間の知り合いの家にお世話になったり、数ヶ月間ホテルで仮住まいをしていた。

けれど、不思議と悲しくはなかった。

お腹が空いていた記憶もないし、経済的な面で

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春に作った竜田揚げはせめて目黒揚げと呼びたい。

春に作った竜田揚げはせめて目黒揚げと呼びたい。

竜田揚げ。

衣に片栗粉使うと、急に改名を余儀なくされる揚げ物をそう呼びます。

『片栗揚げ』だとあまりにストレートすぎるから、ちょっとカッコつけて名付けている。

これまでのあたくしそんなところだろうと思っておりました。

しかし、それは大いなる自己解釈だったようでして。

揚げた際に片栗粉が、表面にまばらにつく様子が奈良県を流れる紅葉の名所である竜田川を紅葉が浮かぶ秋の様子と似ていることから名

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BASEにてれいちゃんのブレンド米の販売を開始致します。

BASEにてれいちゃんのブレンド米の販売を開始致します。

先週末、実家に行った際のこと。

れい:「お兄ちゃんの部屋でお茶飲もーっと」
兄:「おん」

れい:「朝のバイトで汗かいたからTシャツ貸して〜」
兄:「そこら辺から適当に取っていいよ」

兄:(キッチンをゴソゴソしながら)「パスタ食べるけどいる?」
れい:「食べれないやー。パスタ好きだね」
兄:「まっ!それしか作れないからね⭐︎」

れい「眠くなっちゃったからにいちゃんの部屋で寝よっかな」
兄:「

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春キャベツ認定試験受験会場にて

春キャベツ認定試験受験会場にて

【待合室】

受験生①
(ううう...ドキドキする。えっと、春キャベツになってやりたいを聞かれたら、なるべく冬キャベツとの違いに焦点を当てるんだったよな。僕はできればナムルとかコールスローとか、生で食べてもらいたいことを話そう)

受験生②
(うわー、やっべ。生年月日ド忘れしたわ。8-9月の種まきに合わせた日にちなのは覚えてるけど......完全に母子手帳持ってくるの忘れたわ......オワタ)

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多分気が合う、蕗味噌になった大豆と蕗の葉

多分気が合う、蕗味噌になった大豆と蕗の葉

蕗の葉
「うっ.....うわあああああん!!!!(号泣)」

大豆
(心の声)うわ、なんか今回コラボした蕗の葉っぱとかいう奴めっちゃ泣いてるんだけど何何何!!!!!!!!怖いって!!!!

蕗の葉
「僕、僕。もう調理されないかと思ってたけどおおおおおおお!!!!!!しっかり調理してくれてえええええ!!!!料理になれて感謝ですぅぅぅぅぅぅうううううううう(大号泣)」

大豆
(心の声)え、あ。これ嬉

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カニカマを乗せたいなりは寿司なのか、それとも鮨なのか。

カニカマを乗せたいなりは寿司なのか、それとも鮨なのか。

世の中には『使う瞬間以外は思い出さないけれど、いざ使うとなると絶妙にどちらかわからなくなる』そんな表現が幾つか存在します。

“寿司と鮨”

この2つの表現も絶妙に使い分けが分からない。
そんな方もいる事でしょう。両者の違い、それは

鮨=魚のネタが乗っている
寿司=魚のネタ以外が乗っている

でして。要はえんがわは鮨、かっぱ巻きは寿司。そんなところです。しかし、ここでふと疑問が湧いたのです。

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3ヵ月で70箇所、200人と働いて知った200通りの生き方。

3ヵ月で70箇所、200人と働いて知った200通りの生き方。

およそ3カ月前、こんな文章をnoteで公開した。

私が“働く”上で苦手なこと。

それは固定の時間に毎回固定の場所で働くことや、インターン時代に重圧で身体を壊した経験から段階を追うごとに責任が重くなること。

こうした苦手な点を「日雇い」という就業形態であれば、自分で就業時間や場所を選択できること、初回”という肩書きによって周囲の期待値を低くできるこでカバーできると考え、行った大実験。

想像以

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タンドリーチキンの上で血迷うローズマリー

タンドリーチキンの上で血迷うローズマリー

【ローズマリーによる語り@タンドリーチキン山頂付近】

どうも。あたしローズマリーよ。
和訳すると薔薇のマリーね。

今自己紹介していて人間に置き換えたら
アタシって結構、キラキラネームよね。

まあ、それは置いておいて。

問題はアタシが今置かれている状況よ。
タンドリーチキンの上にいるんだけどね、
もうすぐアタシ食べられるのよ。

だけど........。

アタシを食べる人が、
どんなアタシ

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カナダの現地校であの歌を歌った意味を今更考える

カナダの現地校であの歌を歌った意味を今更考える

When I get older, I will be stronger.
(僕が歳をとった時、今よりも強くなるだろう)
They'll call me freedom, just like waving flag.
(そして皆が僕のことを、はためく旗のように自由に生きている、と称するだろう)

この曲、どこかで歌詞を耳にしたことがある方もいるのではないだろうか?

そう、これは2010年に南アフ

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結局のところ「芋」って何なのでしょう?

結局のところ「芋」って何なのでしょう?

京都府産
海老芋(こえびちゃん)芋、とは一体何でしょう。

分かっています。
じゃがいも、さつまいも、里芋。
それらの総称を「芋」と呼ぶのだ、と。

しかし、だとするならば。

“じゃが”
“さつま”
“さと”
“やまと”

で良いのではないだろうか。

「茄子買ってきて」「了解」
「キャベツ買ってきて」「了解」
「きゅうり買ってきて」「了解」

「芋買ってきて」「え〜っと…何芋?」

そんな確認

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分かり合えそうで、分かり合えない桜エビと春キャベツ。

分かり合えそうで、分かり合えない桜エビと春キャベツ。

桜エビ=桜
春キャベツ=春キャ

桜「は〜るきゃべつさん〜!なんだかお料理で私達がお呼ばれすることが多くなる季節がやってきましたね♡」

春キャ「いや〜!本当にそうですね^^緑とピンクってなんだか可愛らしい春のイメージにも合うんでしょうね!」

桜「ですね♡ でもこうしてお皿に可愛く彩られちゃうのも嬉しくって好きだけど、海の中で、毎日美味しそうなご飯を探す日々も楽しかったなあ♡」

春キャ「僕はひ

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弓削剽柑に名を授けた柑橘の神様。

弓削剽柑に名を授けた柑橘の神様。

【柑橘の神様】

「この世にもうすぐ生まれん新たなる柑橘よ。まず其方はどんな形に生まれたいんじゃ?」

【名もなき柑橘】

「僕は他の柑橘とは違う形.....そうだなあ。横長楕円ではなく縦長の楕円形に生まれたいです!」

【柑橘の神様】

「うむ。確かに横長の楕円という柑橘のイメージにワシも少し飽きてきていたんじゃ。よかろう、そなたを縦長の楕円形にして授けよう」

【名もなき縦長の楕円形の柑橘】

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あまり筋の通っていないフキ

あまり筋の通っていないフキ

【友達との約束を断る時のフキ】

「ごめん、僕今体調がすごく良いんだよね。でも、明日体調を崩すかもしれないじゃん?そうなった時、“一緒に遊んだからかな....”って変に心配かけるの嫌なんだよね。だから今日やっぱり遊びに行けないや...」

【遅刻した時のフキ】

「電車で僕座っていたんですけど、目の前にお子さんを抱っこされた方がいて。でも僕席を譲る勇気がなくって....。次が下車駅だったんですけど

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甘酸っぱいってどんな味だっけ?

甘酸っぱいってどんな味だっけ?

母と兄と初めて行く3人での旅行。

新宿から特急に揺られる車内のお供に、と
前日からアップルパイを焼いた。

3人での旅行の始まりとなる車内でのお供に、おやつを差し入れだなんて我れながら可愛いじゃないか。アップルパイの表面に塗った卵黄が、オーブンの中でテカテカになるのを見ながら思う。

焦げないように、と慎重に下の段に置いた黒い天板。設定時間を少し延長することになった。
出来上がったアップルパイは

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ビシソワーズは何℃までビシソワーズなのか

ビシソワーズは何℃までビシソワーズなのか

幼き頃に“手羽中”という存在を知った時。
それはそれは嬉しい気持ちでした。

それまで世界には“元”と“先”しか手羽界には存在しないと思っていたあたくし。手羽元でも、手羽先でもない、名もなき存在に名前があったことにこの上ない喜びを感じたからです。

名もなき存在に名があることを知ること。
というより、そもそも名があること。
これはとてつもなく偉大なことなのです。

しかし、そんなあたくしの前に
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