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3月は、卒所していく子の別れと新入会する子の準備です その1

《1997年 3月1日(金)》

 3月に入った。そろそろ誰が卒所するか、話題になってきている。
 今日は、あいにくの雨で外で遊べない。部屋の中で、班対抗のゲーム大会をした 。『大脱走 』『団結の樹』『隣は誰ーれ』をやった。
 最後に、もう少ししたいというので、 ボーナスゲームをした。4年生の上杉さんが。私がしてあげると『リーダーじゃんけん』をしてくれた。大変上手な司会兼リーダーだった。よく成長したものだ。

    ⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐

【解説】
『誰が卒所するか』
 文集の《おはなしきいて》は、3月から始まります。前年度を2月でおしまいにして3月から新年度と位置付けて、冊子を作るからです。だから、誰がやめるのか、寂しいなと言う感じで、春休みに入っていく記事から始まります

『大脱走 』『団結の樹』『隣は誰ーれ』
 やっている遊びは、下記のマガジンを参照してください。有料ですが、活用しがいのあるマガジンです。学童編の遊びは、90%ここに載っています。

『泣かせる言葉』    中川  ノブ

 3月1日。今日、 3月の予定を発表した。その時、お別れ会の事も言った。「 誰が辞めるのん」と 皆なから質問があったので、卒業する 子の名前を教えた。
  その後、卒業する中川君が、 自分の名札をしみじみ眺めている。

西北先生「どうしたん、中川君。」

中川君「俺が、止めとも名札はずさんといや。毎日、遊びに来るから。
    絶対やで。絶対、名札そのままでな。」

そんなに来るつもりやったら、やめんといたらいいのに………。

    ⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐

【解説】4年生になる中川君は、確かスポーツクラブに入るために学童を辞めるのでした。
 中川君は、言葉通りではありませんでしたが、時々学童に遊びに来ました。私は、暖かく彼を迎えました。異年齢での遊びは、発達にいい効果があるからです。
 しかし、これは2つの意味で違反でした。

   ・「放課後に、再登校してはいけない」という校則があった
   ・「学童に入会にしいない子どもと、遊んではいけない」と社会教育
     課(学童保育の所属課)から言われていた

 そんなルールは、子どもの成長の妨げになるおかしなものです。それより、先輩との遊びを重視していました。中川君には「ケガをするなよ。させるなよ」と言うだけで信頼して遊びを任せていました。なぜなら、私が一生懸命に育て子どもだったからです。

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