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Ⅰ 低学年で覚えて欲しい生活スキル   15 着脱の方法と片付ける方法 その2

1️⃣ 服の脱ぎ方、着替え方、服のたたみ方、体操服袋への入れ方
      を覚える   【育て方】

 ここで育てなければならないのは、素早く着替えるスキル服をたたむスキルです。
 本来、早く着替えをする必要はありません。着替えたいように、着替えればいいのです。一人ならばです。でも学校は、集団生活です。集団行動をします。集団行動には、素早さが求められます。つまり「学校では、素早く着替える必要がある」ということです。

 素早く着替える前には、当たり前ですが体が自由自在に使える必要があります。これは、遊びで育てます。詳しくは、Ⅰの5のその5を参照してください。体が完成していないと、小学校生活は苦しくなります。実は、これは逆です。体が完成するから、小学校が始まるのです。

 だから、着替えれるようになったら、それ以外に素早く着替える練習もした方がいいことになります。もちろん、苦しく訓練する必要はありません。遊びで育てましょう。
 お風呂に入るときなどに、競争して脱げばいいでしょう。風呂から上がって来たら、パジャマを着る競争をしましょう。そうこうする内に、早く脱ぐスキルや早く着るスキルを発見したり、親のマネをしたりするようになります。
  ・両手を交差させて反対の服の裾を持ち、バンザイしながら一気に脱ぐ
  ・ズボンとパンツを同時に脱ぐ
  ・服の裾を丸めて首穴の周りに集め、輪っかをくぐるように服を着る
  ・何度もジャンプしながら、ズボンを履く
  ・立ったまま、靴下を履く

 小学校での着替えで、時間がかることのもう一つは、最初にも書きましが服をたたむことです。知らないともちろん遅くなりますが、知っていても時間がかかる子が多いのです。
 だから、畳まないで体操服袋の丸めて突っこみます。そうすると、着替えるときに時間がかかることになります。服を裏返しに着たり、前後を間違えることに繋がります。

 これを育てるためには、できるだけ早くから、洗濯物を取り入れて畳むお手伝いをさせましょう。陽だまりで洗濯物を畳みながら「やりとり」して、時間をかけて畳み方を教えていけばいいでしょう。愛着もたまります。
 最低。次の5つの畳み方がを覚えておく必要があります。  

   ・服 ・シャツ ・ズボン ・パンツ ・靴下

2️⃣ 体操服袋と赤白帽の片付ける場所と方法を覚える       
   【育て方】

 これは、学校に行ってから学ぶことですが、家では袋を両側に引っ張って、袋の口を閉める練習だけはしておいた方がいいでしょう。
 保育所や幼稚園も紐付きの袋はあると思います。全部親がやってしまうのではなく、子どもにやらせながら教えていきましょう。ついでに、両方に引っ張った紐で「ちょうちょ結び」の練習をしておくと一石二鳥です。
 You Tubeに、いい動画あったので貼り付けておきます。参考にしてください。


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