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Ⅰ 低学年で覚えて欲しい生活スキル   14  掃除当番の方法  その1

 この項目には、5つの補助項目があります。まず、それを紹介し【解説】します。

1️⃣ 掃除の時の「正しい机の運び方」を覚える。 【解説】

 学校では掃除のとき、まず最初に「学校での掃除の意識付け」をするために、全員に机の運び方を教えます。家庭で、まずやったことがないからです。
  ・机の上にイスを逆さまにして載せる
  ・前に回って、イスを載せたまま机を持ち上げる
  ・後ろまで運び、教室の後ろ半分に寄せる
     ➪1年生でどうしてもできない場合は、イスと机をバラバラ
      に運ぶこともあります。6年生が手伝っている学校もあり
      ます。

机運びは、難しい

 「決して、押したり引きずったりしてはいけない」と教えます。教室が板張りで傷むからです。
 これを練習させることで「学校って、このように掃除を自分でするんだ」ということを意識付けるのです。 

2️⃣ 掃除道具の使い方と片付け方を覚える。  【解説】

 掃除道具の使い方を、家庭で経験してこない子どもがたくさんいます。中には「ほうき」や「ちりとり」が、家にない子どももいます。「家の掃除はロボットがやっている」と言う子も、最近では出てきました。
 だから、学校に入ると、一つ一つ教えてもらうことになります。大抵の学校では、6年生がやってきて掃除当番をしながら教えてくれます。
 代表的なものの使い方を、書いておきます。画像も添付しました。

  ・ほうき  ➪ 学校では、普通のほうき他に、自在ほうきというもの
          もあります。使い方は、両方とも同じです。
          左手で上を持ち、右手で下を持つ。(左利きは、手が
          反対)左手を固定して、右手を左右に振るようにして
          ゴミを集める。
          決してモップのように、押して使ってはいけません。

          
  ・ちりとり ➪ 膝を曲げてしゃがんで持つ。ほうきの係が、ごみをい
          れたら、徐々に引いていく。
          取っ手が高く付いている場合は、ほうきとちりとりを
          一人でやることもある。

   ・モップ ➪ 学校にあるのは、糸モップと呼ばれるものです。これ
         は、特に絞り方が難しい。絞り器というのがって、これ
         が難しいのです。
         拭き方は、ほうきのように使う方法と、押して使う方法
         があります。

 掃除道具入れが、教室の後ろにあります。そこに掃除道具を片付ける方法も覚える必要があります。

  ・ほうきとちりとりは所定の位置にかける
  ・バケツは下に置き、モップは逆さしてバケツの中に柄を入れる
  ・雑巾は、雑巾掛けに干し、掃除道具入れには入れいない


3️⃣は「その2」に、そして、4️⃣と5️⃣は、「その3」に書きます。

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