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【家族で読む】産後ママのメンタルヘルス

我が子をのびのびと成長させたい。
一緒に幸せな時間を過ごしたい。
赤ちゃんが生まれたら誰しもが願うでしょう。

しかし、新しい命が生まれることは家族にとって特別な事ですし、
特に出産する役割があるママには体の変化と共に心にも大きな変化が訪れます。

この変化についていけなくて精神的に崩れてしまう場合も珍しくありません。ママの体や心を気に掛けることが赤ちゃんと家族の笑顔にも繋がるのです。

産前産後にはどんな変化があるのか。
また、どのように対応すれば良いのか。
分かりやすくまとめてみました。

ママだけでなく、パパ、家族で読んでみて下さいね。


ママに訪れる変化

妊娠と出産は、人生で今まで経験したことのない変化が体だけでなく心にも訪れます。産前産後にはどのような変化が起きるか、いくつかまとめてみました。

ホルモン分泌による急激な体の変化

妊娠から始まり出産後も女性ホルモンのバランスが大きく変わり、体に影響を与えます。妊娠中には体のほてり、だるさ、つわり、貧血、腰や恥骨などの痛み、胃や胸の圧迫感など。

産後には子宮の収縮から始まり、母乳が出るようになったり、産前の体に戻ろうとするのもホルモンの動きです。

この様々な変化に体だけでなく、心もついていけないと不調を感じて精神のバランスを崩す場合も。マタニティーブルーや産後鬱などとも呼ばれます。

母としての本能

小さくて無防備な我が子。ママは「守らなければ!」とピリピリと感情的になってしまいます。出産後に女性は変わるといいますが、我が子を守ろうと本能が芽生えているからですね。

24時間常に緊張を感じているのでストレスが溜まってしまい特にパパに対して当たりがきつくなってしまいがちですが、ママが心を許している相手だからこそです。

母親としての愛情や自覚の表れでもあり、悪い変化ではありませんので、家族は広い心で受け止めましょう。

生活リズムの変化

今まで自分のタイミングで行ってきた食事や睡眠などすべての生活が赤ちゃん中心になります。予行練習なしで、出産後すぐに赤ちゃんのリズムになるので、戸惑ってしまうママも少なくないでしょう。

加えて慣れないお世話や睡眠不足により今まで感じたことがないような疲れがじわじわ溜まっていきます。がんばり過ぎないように、辛いと思ったら助けを求めましょう。

どうケアをすればよい?

産前産後にストレスを感じやすい、疲れて抱え込みやすくなることは分かりますが「じゃあどうやってケアすれば良いんだ!」と思いますよね。
心を軽くするための方法を紹介します。

パパ、出番です!

「やっぱり赤ちゃんはママが1番だよな~。」なんて意見もあるでしょう。
そうかもしれません。なんていったって生まれる前から一緒だったんです。赤ちゃんは匂いでママが分かるとも言われています。

パパとして子どもと接することも大切ですが、夫として妻を支えることも重要です。子育てを通して家族の絆が深まれば、家庭はさらに心地よいものになっていくでしょう。

答えを出さないで

ママは子育てに関する悩みが絶えず、今まで関わってきたコミュニティーとも離れがちになり、孤独感を抱きやすくなります。

今日あった出来事や悩みを話したくなるでしょう。パパは良かれと思って答えを出そうとすると思いますが、まずはただ受け止めて下さい。

男性は論理的に解決しようとしますが、女性はどちらかというと共感を求めます。「うん。うん。そうだね。大変だったね。」とまずは受け止め、共感して下さい。ママは受け止めてもらえたと安心するでしょう。

何をしているか気にして

予防接種や検診など、赤ちゃんは意外と予定がたくさん。赤ちゃんもママも初めてのことばかりで分からなかったり、これで良いのかと不安なのです。

予防接種や離乳食のスケジュールを把握したり、お出かけするにも荷物の準備をリードしたりと、気に掛けていることを行動で示してください。何をしていいか分からない時は「何をすればいい?」と素直に聞いてみましょう。ママは気にくれている、一緒に子育てしていると感じ、孤独感もなくなるでしょう。

予習できるものはしておく

今はスマホで簡単に調べることができます。産前はもちろん赤ちゃんが成長するステップごとに何をすればいいのか、どんな準備が必要か、病気など緊急時はどのような対応をするべきか、知っていると知らないではいざという時の心の余裕が違ってきます。

すき間時間でもいいので調べておきましょう。InstagramやticktokなどのSNSは分かりやすく、しかも楽しく学べるのでおすすめです。

他人にも頼る

家族で協力しても、一筋縄でいかないのが子育て。家族だけでなく外部の力にも頼りましょう。

各自治体の預かりサービスや子育てに関する相談などの育児支援は積極的に利用しましょう。最近は少子化に伴い、サービスも手厚い傾向があります。ママや家族が笑顔で過ごせるなら赤ちゃんに罪悪感を感じる必要はありませんよ。

まとめ

慣れない子育てをしていると、他のママや家庭が幸せそうに見えたり、自分の子育てに劣等感を感じてしまうかもしれません。しかし、他の人と比べる必要はないのです。ストレスの感じ方は人それぞれ。

「他のママが頑張っているんだからもっと頑張らなくっちゃ!」なんてひとりで抱え込まないで。子育ては一生続く訳ではありません。頼れる時は上手に頼って、体も心も軽くしましょう。

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