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坐禅について、、、

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開眼・半眼で坐ることについて。

開眼・半眼で坐ることについて。

はじめに
坐禅では開眼、そして半眼で坐る。
曰く「眼は開いたまま1m程先の床(壁の場合は45度ほど下)に視線を下ろし、自然な感じでまぶたが少し垂れたような薄目で…」などと。
坐禅会などで質問などを聞いたことがないのであまり気にする方はいないのかもしれないが、個人的には少し気になって“つぶらないんだぁ”と思ったのを覚えている。
(例えばアニメ『一休さん(大人じゃないほうの)』とか。昔ちょっと習ってい

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坐禅または瞑想における“弛緩”について。

坐禅または瞑想における“弛緩”について。

坐禅と瞑想は本来異なるともいうが自分には未だそれを分けられないでいる。
だが、そのどちらにおいても様々メソッド的なものがある中で共通する大事なこととして、身体を緩め、さらに、できれば心(と言われるもの)を緩めて静めることは、とても大事な要素であることは間違いない(実は普段のことでもそうだが)と感じている。
おそらくだが多くの先達が静かに落ち着ける場所で坐ることを勧めていることや姿勢に言及しているこ

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まがったキュウリ-鈴木俊隆の生涯と禅の教え

まがったキュウリ-鈴木俊隆の生涯と禅の教え

『Crooked Cucumber:The Life and Zen Teaching of Shunryu Suzuki』David Chadwick著の邦訳。

500頁近く、しかも2段組みという大部なものだが面白く・興味深くて一読してすぐまた読み返した。
冒頭、著者がこの本を書こうと主人公の未亡人“奥さん”を訪ねるシーンからして惹き込まれる(まるで映画のプロローグのようだ)。

1959年(

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結跏趺坐への途中経過

結跏趺坐への途中経過

『結跏趺坐を目指す途中で。』のその後。
一応形にはなってきた。
ただし、股関節の開き具合が今ひとつなのとおそらく骨盤などの歪みのせいかまだ左右のバランスがおかしいし、5分ほどで痛みに耐えられなくなるので坐禅は相変わらず半跏趺坐で行っている。

まだ片方の膝が少し浮いているが、それでも段違いの安定感があるし、腰から上まで自然にすっとなり呼吸が通りやすい。

ここまで来るのに3年以上。
何の意味もない

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結跏趺坐を目指す途中で。

結跏趺坐を目指す途中で。

結跏趺坐とは、坐禅の坐り方の1つでヨガではパドマアーサナ(蓮華坐・ロータスポーズ)という。

一見「あぐら」のように見えるが両足の甲辺りをお互い逆側の太股に乗せるという、難なくできる人もいるが体の硬い自分にはあり得ない姿勢だ。

坐禅でもヨガでも身心が納まるべきところに納まることが大事で、そのために体が最も安定する坐り方と言われている。
ロータスとは蓮の花のことで、この坐り方を例えたもの。
単に脚

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ヨガについての覚え書き。

ヨガについての覚え書き。

ほんの数年月1のレッスンと時々エクストラに通っているだけの素人の現状について。
しかも鈍感な自分を棚上げし、よくある「すっきりした」とか「リフレッシュできた」という体験談にはそんなすぐに何が判るのかと疑問しか思えない偏屈な人間の戯れ言的な話(^^;)
ヨガだけでなく坐禅のことも混じってくると思う。

《きっかけ》
坐禅会に通っているお寺でレッスンが開かれていて前から興味を持っていたからだが別の思惑

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坐禅との出会いのことなど。

坐禅との出会いのことなど。

平凡で珍しくもないよくあるシンクロの話だが、個人的にはいろんな偶然(ご縁)があってのことと感じている。

始まりは心(脳)の病気だった。
半年以上もがいた後に休職し、先の見えないトンネルにいるような感覚で暮らしていて、とにかくすがるような思いで何かを求めていた頃のこと(病気のことはいつか別に書く)。

【呼吸法】
当時は一般的な治療の効果が全く感じられずにいて、認知行動療法のように認められているも

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『禅マインド ビギナーズ・マインド』・『禅は、今ここーZen is right Here』

『禅マインド ビギナーズ・マインド』・『禅は、今ここーZen is right Here』

『禅マインド ビギナーズ・マインド』
『禅マインド ビギナーズ・マインド2』
『禅は、今ここーZen is right Here』

まだ戦後さめやらぬ頃、アメリカに渡り坐禅を伝えた鈴木俊隆師という僧侶の講話とエピソード。

『禅マインド~』は、アメリカで坐禅の合間にした法話集の邦訳。
帯にかのスティーブ・ジョブズのバイブルとか書かれていて、逆にどうなのかなとも思うけど…(彼が相当坐禅や東洋的なこ

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『日日是好日』

『日日是好日』

原作が味わいきれないほどとても良くて、そこに脚本、キャスト、音楽を含めた作り込みがとてもマッチした傑作。

題材がお茶というニッチなテーマだから興行的には難しいと思うが、個人的には日本映画史に残る名作だと思う。

冒頭から何度もうるっときてしまった。

本当にとても丁寧にお茶と日常が描かれている。

お茶のことは全く判らないが、季節や天候などに沿ったお菓子や掛け軸の選択など。
時には相手の状況にそ

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淡い感覚。

淡い感覚。

先日傘がいるかいらないかの小雨の中を歩いていた時、
ふと自分と周りとの境界がとてもあやふやで、ほとんどその環境に同化してるかのように感じた。

今まで感じたことのない感覚。

ぼおっとしてたのではなく、
頭はとてもクリアでいつものようにあれこれ思考の欠片(仕事や心配事の)が浮かんでいるのに、そのどれにも全く反応していなくて、それらと周りの雨気や光景、音とかを同列に感じているような。

とてもフラッ

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蓮と睡蓮。

蓮と睡蓮。

これまで花に関心少なかったから、蓮の花と意識して見たのは初めて。
睡蓮(下の2枚)と同じように水面上に咲くのだと思っていた。

よくブッダ(仏様)の坐る姿に例えられるが、インドでは仏教以前からシンボリックな花だったらしい。
坐禅もそうで、瞑想の定義をどこまで拡げるかは別として、ヨガや他の宗教などで行われていたそう。

バランスボード始めてみた。

バランスボード始めてみた。

バランス感覚や体幹にいいだけでなく、運動不足解消やケガ予防にもなるらしいので。
両脚で立つのは簡単だが、スクワットや片脚立ちは時間かかりそう。
坐禅と何の関係がといえば、坐禅もバランスが大事と感じていてるから。
体から心のバランス調える作戦(笑)

坐禅について。

坐禅について。

いったいこれは何?

ひとまず思ったことよりや感じたことを書きついでいこうかと思っている。

坐禅するようになって2年ほど。
まぁ毎晩家での短時間と月1回の坐禅会だけど(^^;)

未だ「今、ここ」の意味が判らない。
病気から始めたからこれがマインドフルネスなのか坐禅なのか判らないけど、「観察」とは今の状況・状態を味わうことなのかもと思った。
それに名前をつけたり否定したりとかすることのなく。