千夜千冊 編集部

2000年に始まったブックナビゲーションサイト「松岡正剛の千夜千冊」の編集部です。千夜…

千夜千冊 編集部

2000年に始まったブックナビゲーションサイト「松岡正剛の千夜千冊」の編集部です。千夜の編集からインタビュー取材・ブックデザインまで、本にまつわることなら何でも挑戦します。

マガジン

  • 千夜千冊Lab

    ブックナビゲーションサイト「松岡正剛の千夜千冊」の編集部が運営するサテライトメディア。著者のインタビューから千夜の使い方まで、哲学から先端科学まで、本と知と編集者の界隈をお届けします。

最近の記事

インドから日本へ『夜の木』出版物語 −−タムラ堂・田村実さん(後編)

「千夜LAB」では、本の制作の裏側、ものづくりの秘密にも迫ります。今回は、インド発祥の絵本『夜の木』を日本に輸入し、日本版を出版したタムラ堂の田村実さんにインタビューしました。後編では、インドのTara Booksでの本づくりの秘密をご紹介していただきました。 ▽田村 実(たむら・みのる) 福音館書店で絵本編集長として絵本や幼年童話などの編集に携わったあと、2012年から「タムラ堂」を名乗り、絵本出版を中心とした活動を行う。『夜の木』はインドから輸入し、インド文化とともに絵

    • インドから日本へ『夜の木』出版物語 −−タムラ堂・田村実さん(前編)

      「千夜LAB」では、本の制作の裏側、ものづくりの秘密にも迫ります。今回は、インド発祥の絵本『夜の木』を日本に輸入し、日本版を出版したタムラ堂の田村実さんにインタビューしました。1冊の絵本のために出版社を立ち上げた田村さんの思いに迫ります。 ▽田村 実(たむら・みのる) 福音館書店で絵本編集長として絵本や幼年童話などの編集に携わったあと、2012年から「タムラ堂」を名乗り、絵本出版を中心とした活動を行う。『夜の木』はインドから輸入し、インド文化とともに絵本の世界を広く日本に紹

      • ドミニク・チェンが語る「千夜千冊とインターネットと発酵」〈後編〉

        「千夜千冊」にまつわる人々をインタビューし、千夜について、本について、読書について語ってもらう「Senya PEOPLE」。インタビュー第一号は情報学研究者であり、実業家でもあるドミニク・チェンさんです。いよいよ「発酵」の秘密が明らかになります。 ▽ドミニク・チェン(Dominick Chen) 1981年、東京生まれ。フランス国籍。博士(東京大学、学際情報学)。NPO法人コモンスフィア(旧クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事。株式会社ディヴィデュアル共同創業者。近著は

        • ドミニク・チェンが語る「千夜千冊とイン ターネットと発酵」〈中編〉

          「千夜千冊」にまつわる人々をインタビューし、千夜について、本につ いて、読書について語ってもらう「Senya PEOPLE」。インタビュー第 一号は情報学研究者であり、実業家でもあるドミニク・チェンさんで す。前編では千夜千冊との出会いから研究されてきた分野の話を伺いま した。中編のテーマは「継承すること」です。 ▽ドミニク・チェン(Dominick Chen) 1981年、東京生まれ。フランス国籍。博士(東京大学、学際情報学)。 NPO法人コモンスフィ

        インドから日本へ『夜の木』出版物語 −−タムラ堂・田村実さん(後編)

        マガジン

        • 千夜千冊Lab
          千夜千冊 編集部

        記事

          作家・池澤夏樹が考える「日本語と編集」〈後編〉

          「千夜千冊」にまつわる人々をインタビューし、千夜について、本について、読書について語ってもらう「Senya PEOPLE」。今回は、現在、『日本文学全集』(河出書房新社)の個人編集をつとめる作家の池澤夏樹さんにインタビューをしました。後半は「古典と現代語訳の話」から「文学全集」制作の経緯をお話いただきました。東日本大震災以降、『日本文学全集』制作に掛ける思いとは。そして池澤さんにとって「編集」とは何なのか、を語っていただきました。 ▽池澤夏樹(いけざわ・なつき) 1945年

          作家・池澤夏樹が考える「日本語と編集」〈後編〉

          作家・池澤夏樹が考える「日本語と編集」〈前編〉

          「千夜千冊」にまつわる人々をインタビューし、千夜について、本について、読書について語ってもらう「Senya PEOPLE」。今回のインタビューは作家・編集者の池澤夏樹さんです。「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」『日本語のために』では千夜千冊554夜『五十音図の話』(馬渕和夫)を収録いただいています。前半は『日本語のために』の編集プロセスを中心に、日本語の問題について語っていただきました。池澤さんの編集のヒミツが明かされます。 ▽池澤夏樹(いけざわ・なつき) 1945年、北

          作家・池澤夏樹が考える「日本語と編集」〈前編〉

          一冊一声「声の福袋」単品にて大公開

          2017年の新春特別ギフトとしてお届けした「声の福袋」は大好評のうちに販売を終了いたしました。 たくさんの方々にお正月のお供として一冊一声をお楽しみいただけました。ご購入いただいたみなさま、誠にありがとうございました。 残念ながら福袋の購入を逃された方のために、1夜ずつ単品での販売を開始させていただきます。 一挙15夜の公開となります。『いきの構造』から『パサージュ論』まで、宮本武蔵からウイリアム・ブレイクまで、どうぞこの機会にオーディオ千夜千冊を味わってみてください。

          一冊一声「声の福袋」単品にて大公開

          スキャパレリを日本に紹介した男・長澤 均(後編)

          「千夜LAB」では、本の制作の裏側、ものづくりの秘密にも迫ります。今回は、『ショッキング・ピンクを生んだ女』のアートディレクター・長澤均さんにインタビューしました。後編は、スキャパレリとの出会いからファッション史のヴィジュアルアナロジーをたっぷりとお話くださいました。 ▽長澤 均(ながさわ・ひとし) 1981年にカルチャー雑誌『papier colle』を創刊。同名のデザイン事務所を設立。川崎市市民ミュージアムをはじめ、多くの展覧会での図録・ポスターなどを制作。一方で28歳

          スキャパレリを日本に紹介した男・長澤 均(後編)

          スキャパレリを日本に紹介した男・長澤 均(前編)

          「千夜LAB」では、本の制作の裏側、ものづくりの秘密にも迫ります。今回は、千夜千冊1528夜『ショッキング・ピンクを生んだ女』(ブルース・インターアクションズ)でアートディレクター・翻訳監修を務めた長澤均さんにインタビューしました。パリ、ロンドン、ベルリンと各国のファッション史にも精通している長澤さんは19世紀まで遡ってモード雑誌等を蒐集しているコレクターでもありました。 ▽長澤 均(ながさわ・ひとし) 1981年にカルチャー雑誌『papier colle』を創刊。同名のデ

          スキャパレリを日本に紹介した男・長澤 均(前編)

          猫的方法を学ぶための三冊

          領域を超えた知と知をネットワークする「千夜千冊」では、一見関係のない「夜」でも、つなげてみると新しい風景が見えてきます。「千夜三冊」と題して、掘り出し物の千夜をご紹介します。  柔らかい毛並みに大きな瞳、つやつやとした桃色の肉球。甘えたかと思うと、すぐにどこかへ行ってしまう。古来猫たちは人を魅了し、慰め、癒してきました。しかし猫の魅力は可愛らしさだけではありません。  ときに生物学者を困らせ、国家の策略に加担し、人間の思考をパチンと切り替える。それは、猫たちがなんらかの「方

          猫的方法を学ぶための三冊

          松岡正剛による千夜語り「一册一声」 販売開始〈No.001〜No.003〉

          松岡正剛が千夜千冊をみずから読み、解き、語るオーディオコンテンツ「一册一声(いっさついっせい)」が再び配信を開始します。以前は会員向けのみの配信でしたが、このたび一夜ごとにご購入いただけることとなりました。 「一册一声」は、松岡正剛が自ら千夜千冊を朗読・解説する音声コンテンツです。活字にはないテーマの解読・読書術、秘密のエピソードも盛りだくさん。もうひとつの千夜ワールドをお楽しみください。 配信は毎週月曜日です。これまで収録してきたものを1夜ずつ配信していきますので、じっ

          松岡正剛による千夜語り「一册一声」 販売開始〈No.001〜No.003〉

          「線」が世界を創る三冊

          領域と超えた知と知をネットワークする「千夜千冊」では、一見関係のない「夜」でも、つなげてみると新しい風景が見えてきます。「千夜三冊」と題して、掘り出し物の千夜をご紹介します。 [い]クレーの厖大な「線」のスケッチを見る 1035夜『造形思考』パウル・クレー  アタマの中のイメージを「見えるもの」にするときに必ず破綻が起こる。思っていたような造形にならず、自分の絵の下手さに気づくのがオチだ。しかし、この「目に見えるもの」と「目に見えるようにする」こととのあいだを模索したの

          「線」が世界を創る三冊

          ドミニク・チェンが語る「千夜千冊とインターネットと発酵」〈前編〉

          「千夜千冊」にまつわる人々をインタビューし、千夜について、本について、読書について語ってもらう「Senya PEOPLE」。インタビュー第一号は情報学研究者であり、実業家でもあるドミニク・チェンさんです。ドミニクさんの千夜との出会いから今注目している「発酵論」まで、余すところなく語っていただきました。 ▽ドミニク・チェン(Dominick Chen) 1981年、東京生まれ。フランス国籍。博士(東京大学、学際情報学)。NPO法人コモンスフィア(旧クリエイティブ・コモンズ・ジ

          ドミニク・チェンが語る「千夜千冊とインターネットと発酵」〈前編〉

          サテライトメディア 「千夜千冊LAB」オープン

          こんにちは。 ブックナビゲーションサイト「松岡正剛の千夜千冊」編集部です。 2000年から続いてきました「松岡正剛の千夜千冊」のもと、 本日、サテライトメディア「千夜千冊LAB」がオープンいたしました。 このラボでは、千夜千冊にまつわる人々へのインタビューや千夜千冊を活用した再編集コンテンツ、ここでしか読めない松岡正剛の千夜語りなど、知的好奇心を刺激する情報を配信していきます。 知の界隈で活躍する著者、編集者、デザイナー、アーティストへの取材を通して見えてくる思索・活動

          サテライトメディア 「千夜千冊LAB」オープン