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詩「piano」   2018 5 15

いつも通り崖を落ち続けている
横着な転落を横目に爪を切る君
僕たちの関係はいったいどうなっているの
呼び出さればどこにでもいくし
君は僕の提案には一切のらない
いつだって急に電話をかけてきて
慈しみは言い訳に使えないхорошо
とりあえずポロシャツを着て微笑

月の夜
今日も思うのさpianoを弾いている君のことを
今日も思うのさ誰かに抱かれてる君のことを
日曜日の朝のミルクに息吹を感じる
胸一杯の憂うつにドレッシングを
きっとこれでいいんだって
多分これでいいんだって

竜巻は間に合ってる粋なはからい
君の目は遠く僕を透かして
10段先のステップを踏んでいる
その階段はどこに通じてるの
炭酸を放置して気が抜けるのを待つ
もう僕は嘘を隠し通せない
カーテンの隙間から姿を現す
僕の登場は予想されて誰もいない
楽器なんてできない

月の夜
今日も思うのさpianoを弾いている君のことを
今日も思うのさ誰かに抱かれてる君のことを
砂場には木漏れ日の全てが落ちている
あまりにも退屈ならため息の衣替えを
きっとこれでいいんだって
多分これでいいんだって

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最後まで読んでいただいてありがとうございます。あなたに会えて幸せです。

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