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中東・イスラムについて(たまに更新)

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中東に関する情報を面白おかしく身近にお伝えするマガジン
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記事一覧

アフガニスタン人に色々聞いてみた

アフガニスタン人に色々聞いてみた

今年から始めたDMM英会話

自分の好きな時間に世界各国の講師のレッスンが受けれるというもの

家にいながら海外旅行が出来るようなもんです。知らんけど。

さて、日課の昼休み英会話の講師を探していると、アフガニスタン人講師を発見。

珍しい!と思って、すぐに予約しました。

レッスンがスタート

私:アフガニスタンに興味があって、色々聞きたいねんけどいい?

彼:もちろん。

私:実はかつて中東を

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イラン在住のイラン人に現状を聞いてみた

イラン在住のイラン人に現状を聞いてみた

新年早々、イランの英雄、ソレイマニ司令官がイラクでアメリカ軍に殺されるという大事件を受けて、イラン在住のイラン人の同僚に連絡をしてみた。

僕:あけましておめでとう。イラン、大変なことなってるけど、大丈夫?

彼:あけましておめでとう。いつも通りやで。ただ、トランプがやらかしよったな。イラン人全員、復讐に燃えてるわ。しょうみ下手したら第三次世界大戦になるんちゃうか。

僕:正直、イラン担当離れ

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日本のタンカーを攻撃した犯人は誰か?

日本のタンカーを攻撃した犯人は誰か?

元中東担当の私が、独断と偏見に満ち溢れた解説をしてみたいと思う。

昨日、ホルムズ海峡にて、日本のオイルタンカーが何者かによって、攻撃されました

現時点で犯人不明。

アメリカの国務長官は「本件はイランに責任がある」という平常通りの寝言を即座に発信

要は「日本のオイルタンカーを攻撃したのはイランだ」と言ってるのである

アメリカが常々、「悪の枢軸国」などと揶揄しているイランなので、あまり中東と

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イランの核開発再開と各国の反応を見てて思うこと

イランの核開発再開と各国の反応を見てて思うこと

ロウハニ大統領マジでかわいそう。今までの苦労は何やったんや。俺が彼ならアメリカに核ミサイル打ち込んでまうわ。

これが僕の素直な感想です。

日本のマスメディアは新入社員から社長まで全員漏れなくアホなので、彼らが知らないし、報道されることのない事実を簡単に説明しますね

・イランは元々、アメリカの傀儡政権で、国中やりたい放題されていた

・それに異を唱え、イランはイラン人の手でコントロールさ

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酔っ払いママがベビーカーでトラブったお話

酔っ払いママがベビーカーでトラブったお話

数年前に、シリア人のパートナーが日本に来た時に、僕がアテンドする係になりまして

成田まで迎えに行きました

彼の到着を待って

特急に乗って都内まで一緒に移動してきたんです

そして目的地の駅に着いて、一緒にホームを歩いていた時に

ちょうど別の電車がホームに入ってきまして

扉が開くと、ベビーカーに子供を乗せて押して出てくるママさんが目に入りました

次の瞬間、ベビ

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揺れるイランとサウジアラビア。その原因は?

揺れるイランとサウジアラビア。その原因は?

閉ざされた国サウジアラビアをわかりやすくさんのイランとサウジアラビアの関係性に関するシリーズが開始されましたので、

僕もちょっと書いて置こうと思います。

昨年末イラン全体で発生した反政府デモの全容とこれからの展望について。

久しぶりのイラン情報なので、おさらいから。

イランは悪の枢軸国で、独裁国家だー!なんてアメリカは主張してますが

イランの大統領は民主主義的に国民投票で

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【インドの暴動】ヒンドゥー王妃とイスラム王の不倫?

【インドの暴動】ヒンドゥー王妃とイスラム王の不倫?

1月25日に公開されたボリウッド映画「パドマーバト(Padmaavat)」をめぐって
インド全土が荒れてるようなので、ちょっと調べてみました。※映画の内容につきネタバレあり

映画は1月25日に公開されたのですが
実は、もともと昨年の12月1日に公開予定だったようです。

この映画の内容はインドの歴史に関するもので、
かつてインド西部のラジャスタン州に存在したヒンズー教のメーワール王朝の王妃パドミ

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多様性について考える

多様性について考える

昨今、猫も杓子も

多様性を認めよう!ダイバーシティ&インクルージョン!

て、言ってますよね

大企業はもちろん、社会的にもそういう流れになってます

(まぁ、厳密にいうと今は世界的に逆行し始めてるんですが、今は横に置いておきます)

で、これって私たち日本人にしたら、文章では読んでわかるものの、実際にどういうことかって分かりにくいですよね。

日本は地理的な問題もあり、ダイ

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イランで身柄拘束

イランで身柄拘束

先日、某企業の中東担当に聞いた話

その企業では若手トレーニングの一環として、担当国に1年間派遣するというのがあるらしい。

それで、最近も、若手をイランに派遣しようとしたところ、その若手が、赴任直前にアメリカとの二重国籍であることが発覚。

彼はアメリカからの帰国子女。

実は帰国子女あるあるとして、二重国籍のまま放っておかれてるケースは珍しくはないのだが、今回相手が悪い

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面白いイスラムと中東 その2

面白いイスラムと中東 その2

さて、前回からの続きです
※見逃した方はこちら

今揉めているイランとサウジアラビアの争いは、シーア派とスンニ派の争いなのか?

実は違います

むしろイスラム教の宗派対立に見せかけた

民主主義国家VS君主制国家の争いなんです

ご存知かわかりませんが

イランは民主主義国家なので

大統領も選挙で選ばれてますし

議会も憲法も整備されてます

一方でサウジアラビアは

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インドネシアとイスラム教

インドネシアとイスラム教

先日、仕事の関係でインドネシア人と食事をする機会があった

食事をしていると、お酒も飲まないし、タバコも吸わないという話になり、ムスリム(イスラム教徒)であることが判明

私「インドネシアって、ムスリムが9割くらいなんだっけ?」

アグス「そうやで。」

私「他は?仏教?」

アグス「いや、キリスト教かなぁ。」

私「へー、キリスト教か。じゃあ酒飲んでるスマリさんはキリスト

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ロヒンギャ問題

ロヒンギャ問題

昨日、ツイッターのタイムライン上で、ロヒンギャに関する衝撃的な映像が流れてきた

更に、フェイスブックでもCNNオフィシャルアカウントがロヒンギャの記事を掲載していて、その記事にミャンマー人が

「ロヒンギャて何?そんなやつらはミャンマーに存在しないよ。この記事で取り上げられている奴らは、被害者でもなんでもなく、イスラムテロリスト集団であり、駆逐されて当然。もし可哀そうだって言うんなら、喜

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シリア/サリン空爆/追記

シリアのサリン空爆の件、池内さんという専門家の意見がnewspickで盛り上がってたようです

https://newspicks.com/news/2170340/

要約すると、「アサドは残虐なので、サリン攻撃をやってます。一般人が考えられるよりも遥かに残虐かつ狡猾です。」という趣旨でした。

私が先日書いた意見みたいなのが起こることも計算のうちでやってると。

いやー、真

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アメリカ「戦争始めました」

アメリカ「戦争始めました」

アメリカがまた戦争始めたようです

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASGM07H2K_X00C17A4MM0000

冷やし中華始めるくらいの感覚でしょう

儲かるし、そろそろ始めるか的な

さて、本件、私が感じる疑問点は以下

①最近シリアのアサド政府が行ったとされるサリン空爆は本当か?

こんな非人道的なことを自国民にやったアサド

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