健康には自分なりの基準が大事
健康やコンディショニングにおいて大事なのは、やはり全てバランスと個体差ですね
①入浴について
半身浴が良いという理論は、頭寒足熱にも通じるけど…
東洋の民間療法には、全身の温度を循環させて平均化すべきという論理もあります
温泉で手拭いを頭に乗せるのを観たことありますよね?
昔のおじさん達は、皆そうやって湯船に入っていましたが…頭頂部(百会のツボ)から熱をコントロールという意味もあるそうです
実際、のぼせる(頭に血が昇る)ことにブレーキをかけたり、立ちくらみ防止の意味もあるなら…理に適っているわけで
気功にも小周天・大周天という廻りがあるように、循環は双方向に向かうべき
上昇と下降、遠心と求心、膨張と収縮のバランスが大事だと想います
それが心身のバランスを整えることに通じるからです
②食事について
次に食べる=食べ物と食べ方について考えてみます
例えば野菜…
内臓を冷やさない様に、温野菜を勧める意見(サラダやフルーツは内臓を冷やすから?)があるけれど
素材そのものを食べるべく、生野菜を勧める意見(素材の栄養素が分解される?)もありますよね?
穀類についても同じで…マクロビが合う人もいれば、そうでない人も…
それらはおそらく
○個人の体質(育った環境と食べ物…特に腸のタイプ)
○農薬などの問題
○調理法や調味料の問題
などの条件によって変わるもの
乳製品が合う合わないという個体差もあり、私など牛乳を飲むと必ずお腹がゴロゴロしてしまいます
アイスクリームやヨーグルト、チーズは大丈夫ですが、飲むのはもっぱら豆乳ですね!
まあお酒も飲まないし、炭酸水が1番飲むもので、コーヒーもたまに飲む程度…
飲み会で炭酸水がない時は、ジンジャーエールで参戦してます!🤭
食においては何を食べるか?と同時に、どう食べるか?(食べないか?)も重要で…
更に言えば食べない…という選択についても
極端に言えば断食ですね
断食は食べないこと(水分補給のみ)で内臓を休ませ、水分循環で宿便を流し、体内循環を正常化する為の「リセット行動」として重要だと想います
私は9年前に人生初のインフルエンザで39-40度の熱が出た時に、3日間の断食と水分補給のみで、熱が下がりました
その間はカラダの感覚が鋭敏になり、体内の血液の循環まで感じられる気がしました
食事は熱量を上げてしまうし、何より消化にエネルギーを使わないことで、回復にエネルギーを使えるのが大事
人それぞれが自分に合う食事を考えるべきで、人によってはヴィーガンも有効ですね
私の企画するセミナーで講師をしていただくコラボ仲間であり、私の空手の先生でもある岡部武央さんは完全なるヴィーガンの人
肉魚を全く食べなくても、運動エネルギーはものすごいものがあるので…食べ物からエネルギーを得るカラダの機能そのものが、かなり優れているのでしょう
私も岡部さんとのご縁でヴィーガンレストランに行く機会があり、カラダが楽な上に腹持ちが良かったり…
そして味も凄く美味しくて、発見でしたね!(ありがたいです)
最近はヴィーガンの美味しいレストランも多いので…
健康意識という以前に、美味しいしカラダに負担が掛からない(消化が良い)から、時々行くんです!
ただこれも、生活環境次第ですよね?
例えばイヌイット(いわゆるエスキモー)の様な生活環境の人達は、クジラやアザラシの肉からビタミン摂取などが出来る育ち方をしてきたから…
彼らにとってはそれが有効な食事だし、彼らがいきなりヴィーガン食をしたらどうなのか?はわかりません…
ただカラダが何で出来ているか?
どんな食事で育ち、カラダが作られたのか?
によると想うのです
自分の味覚(脳)の求めるものと、本来カラダが求めるもののズレを修正することが、食による健康の方法ではないでしょうか?
③運動について
ここまで風呂などの体温調整と、食事について書いてきました
さあ、いよいよ運動についてですね!
食事などと同様に、運動においてもバランスと個体差(個人差)を考慮して
自分に何が必要か?
何が自分に合うか?
という基準が必要だと想います
書店には
「筋トレ肯定本」と「筋トレ否定本」や「ストレッチ肯定本」と「ストレッチ否定本」が並んでいたりして、考える基準となる知識が無いと…
情報の海に溺れてしまいます
(健康関係だけじゃありません)
健康においての情報も、海の如く溢れていて…
情報に溺れない為には「確固たる自分」という基準が大切なのです
本を出版する側の正解は
本が売れること
つまり
人が興味を持つこと
これなんです
要するに売れている本が正しい保証なんてないのです
本質より見た目の数字を信じてしまうから、選択を間違えるのも人間…
逆にいえば、選択を間違えないことこそが重要なんですね
自分が憧れる存在の真似してトレーニングしても、その方法が自分に合わないことは多々あるわけで…
それは、自分に無いものを持つ対象への憧れを含むから、間違えちゃうんですよね
運動用具についても…
大谷翔平モデルのグラブや
イチローモデルのバッドは
彼らがベストパフォーマンスを出す為の製品
彼らと違う一般人が使っても、彼らにはなれないのです!
この🔼名著に書かれた文章(売れ筋のシューズを〜)を読んでも…運動メーカーは人が運動のパフォーマンスを上げたり、健康になることより
あくまで商売優先
営利企業だから当然ですが…
運動パフォーマンスを根本的に上げるより、上がった気にさせることが、彼らの目的なのですよね
だから基準を自分の内側に持つ必要があるのです!
自分を知ること
その為にはカラダ(とココロ)に関心を持つことが重要ということ
④自分の基準について
先に③で「確固たる自分」が大切と書きましたが…
そもそも意識が、自分の外にしか向いていない人が多い気がします
他人の目や評価が基準になっている限り、自分らしさなど確立出来ないもの
ココロの声が遠いところにある人は…カラダが不調になるまで、自分の状態に気がつかないほど鈍感になっていたり
センサーが外にだけ向いているから、心身のバランスが崩れているんですよね…
他人の気持ちに敏感なのは良いことだけど
自分の気持ちにも、敏感でありたいと想うのです
SNSでのフォロワーの反応は、自分への評価の全てじゃありません!
自分を深く知りもしない人達のポチッ!に自分の価値を決められるはずがないのだから
断食と同じく…自分のココロの状態を整える為にも、自分と向き合う時間を創るべきですよね
瞑想やヨガでも良いし
トレッキングや散歩でも良くて(私はダンスもだけどダンスは仕事でもあるので、空手とヨガがそれですね)
自分と向き合うべく、内なる自分と対話する時間を持ちましょう!
他人に迷惑を掛けなければ、何でも良いのです
気合いを入れて瞑想する必要も無くて…慣れてくれば、今この瞬間にも瞑想状態に入ることが出来(様になれる)ますから
自分と対話することこそが、心身を整える為の第一歩だと、確信しているのです!
以上…健康への考察でした!
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