秋のすごし方①〜温燥(おんそう) #0027
二十四節気では「白露(はくろ)」が近づきます。白露は大気が冷えてきて露を結ぶ頃。とありますが、まだ本格的な秋は先な感じがします(こちら九州です)。
地球温暖化を感じずにはいられません。
今日からは「秋のすごし方」についてのお話しです。
秋は「肺」の季節!
秋は五臓でいう「肺」の季節です。
呼吸によって空気を吸い込み、脾で取り込んだものと合わせて「気」を作り出し全身に届けます。
そして、スプリンクラーのように「水」も全身に巡らせます。
秋は「肺」の乾燥に気をつけることが、秋の一番の養生になります。
まだ気温の高いこの時期を「温燥(おんそう)」といいます。
体に残る夏のカスを、入浴やお灸などで活性化しながら、しっかり出します。きちんと出さずに、秋の養生だからと潤わすのはよくないです。
季節はグラデーションです。
9月23日の秋分が来た時に、陰と陽のバランスが均一になり、それから冬へ向かって、しっかり、ギュッと気血が充実した体でいられるように、していきたいです。
秋は「白い食材」!
秋にオススメの食材は「白い食材」です。
秋の初めは、ねっとりした潤すものでなく、
豆腐、豆乳、レンコン、キノコ、梨、白キクラゲ、白ゴマなど、あっさりしたものからはじめましょう。
そこに、ネギや生姜、胡椒、香辛料などを加え、少し温めながら動かします。
そして「収斂(しゅうれん)」の季節でもあります。
色んな食事に、カボス、レモンなどをかけてさっぱりさせましょう。
首・足首を守ろう!
体感的には暑い日も多いですが、サンダルはそろそろしまって、足首は冷やさないように、クーラーの冷え冷えや朝晩に備えて、ストールや羽織ものを持ち歩きましょう。
この秋の養生が、次の冬や春の身体つくりに繋がります!
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