みしぇる日記

34歳、突如ロンドン留学へ。のんびりと自分のことを書いています。 「繋ぐ、続ける、魅せ…

みしぇる日記

34歳、突如ロンドン留学へ。のんびりと自分のことを書いています。 「繋ぐ、続ける、魅せる。」私目線の日本とヨーロッパ

マガジン

  • みしぇるスキンケア辞典

    年齢と共に変わる肌が与えるものはショックだけではなく、本当に合うものやいいものをより明確に教えてくれるように感じました。今まで実際に自分が使用していいと実感したスキンケアをまとめるマガジン。メジャーなものよりは、少しマニアックなものの方が多いです。

最近の記事

2度目の化粧

🐈‍⬛ . . .  1度目の化粧は志保の結婚式。  ヘアメイクしてほしいけど、出席もしてほしいと頼まれた。当時、私はヘアメイクとしてまだピヨ子で、やる気はあるけど不安だらけで、現場の度に毎回心臓が飛び出そうな思いをしてた。  結婚式は花嫁にとって一生の中でも特別最高級に輝く日でそこでメイクを任されることは特別に心臓飛び出る案件。友人課で喜び担当感動担当/ヘアメイク課でプレッシャー担当落ち着け担当、って心臓各房室を部署分け

    • 錬金術を用いて作られるSolunaのローズクリーム

      マガジンの記念すべく初回記事はいきなりマニアック路線な雰囲気が漂うタイトルです。 本当に多くのスキンケアが世の中に溢れていますが、皆さんのスキンケアを選ぶ基準はなんでしょう? メジャーなもの、口コミ、価格、オーガニック。 高いからいい、bioだからいい、そう言い切れないのは食べ物もスキンケアも同じです。 私にとってのスキンケア選びは、宝探しをしている感覚なので、おのずとマイナーで、市場に流通していないものになってしまいます。 ただ、仕事で多種多様のスキンケアを検証する

      • いいと感じる理由やそれぞれの価値観

        noteを始めて、初めてマガジンを作ってみようと思います。あれこれとアイデアが浮かぶ時に、同時にいつも自分に問いただすこと、それは。 「本当に続ける気あるの?」 本当に本当に続かないのです、なにもかも。 少しかじると満足、買ったことで満足、食べたくて作る料理も作ることに満足して終了なんてこともあったり。 そんな自分が今まで続けられてきた唯一のことはヘアメイクの仕事のみです。 若い頃の自分はあまり自分の肌のトラブルに悩まされたことも無く、それはありがたいと同時にスキン

        • ReaLondon 宗教とはなんぞや?

          ロンドンに移動した夜、お世話になったのは昨年知り合ったトルコ人女性、セブの家。彼女はバツイチで二人の子供の母、イギリス在住のトルコ人と出会い再婚、2年前にようやく結婚ビザがおりて晴れてロンドンに在住、住むからにはと通い始めた英学校で私たちは出会った。 とは言っても同じクラスメイトではなく彼女と共通のクラスメイトである別のトルコ人の男の子ヒクを介して仲良くなった。 彼と私も同じクラスではなく、学校の前で出会いそこから友達になった。 その日、私は学校内のカフェで注文を待ってい

        マガジン

        • みしぇるスキンケア辞典
          2本

        記事

          スイスの芝生も日本の芝生もそれぞれ青い

          小学生のころ、ひとつ国を選んでその国を紹介する新聞を作るという社会科の授業があった。どの国が人気だったかすらもう覚えていないが、自分が書いた国は鮮明に覚えている。 オランダ。 スイスじゃないんかーい!となりそうだが、オランダ。何故か小学生の私はオランダに強く惹かれていて、かわいい民族衣装、風車、チューリップのあるオランダは最高の国だ!と決めつけて生きていた。 そしてその時に、1位のオランダとは大差を付けて第二候補に上がっていた国がスイス。理由は音楽の授業でリコーダー演奏

          スイスの芝生も日本の芝生もそれぞれ青い

          いろんな「ここ」の記憶とパリでの出来事。

          昔の私は自分の記憶力の悪さにしょっちゅう驚いていた。特に旅行に関しては。 誰といつ何処に行ったのか、何をしたか、家族や友達に言われても全く思い出せないこともあって、アルツハイマーなんじゃないかと本気で疑うレベルで覚えていない。 とはいえ、全部が全部そういう訳でもなくて、すごく鮮明に覚えていることもある。少しだけ。 高校の頃、毎日登校前に通った海辺から見た景色や、親に相談せず勝手に自分の進路を決めたことがバレて勘当されかけた日の夜のこと、その時に私に変わって泣きながら私に

          いろんな「ここ」の記憶とパリでの出来事。

          ReaLondon タンタン。

           以前、記事で書いたギリシャ人の男の子、彼が私にみしぇる(本当は英語表記で)と名付けてくれたのと同じように、私も彼に名前をつけていた。 タンタン、と。  パンダのような、絵本の主人公の猫にような、言語によっては男性のあそこと同じサウンドになってしまうこの名前を彼はえらく気に入ってくれた。いつか日本に住みたい、日本で仕事がしたいという私より10も年下のこの少年は、私がロンドン滞在中にギリシャに遊びにおいでと提案してくれていた。  私も行ったことがないギリシャは魅力に感じて

          ReaLondon タンタン。

          あたりまえじゃない。

          自分の中での「あたりまえ」のジャッジは、つくづくいい加減だ。 自分以外の人生を経験出来ないのに、何故あたりまえ、これが普通、って決めがちなんだろう? 決めてかかって失敗した経験があるにも関わらず、他人の中のあたりまえに自分のあたりまえを取り入れてもらおうとついつい躍起になってしまう。 勝手に望んで、勝手に裏切られたような気分になる。 何度経験しても、懲りずに繰り返してしまうこの感覚。 でも、 この感覚があるから、素晴らしい出会いを感じることも出来る。 初めて会っ

          あたりまえじゃない。

          ReaLondon よし、パリコレやろう。

          ロンドンに来て1週間がすぎた頃、私は目的を変更しました。 とゆうか、前回書いた通り、目的を持たないことが今回の留学の目的でもあったワケで、つまり変更ではなく、初めてひとつ目的が生まれたのです。 実はロンドンに行く前の数週間はスイスのベルンで過ごし、その時期のヨーロッパ(特にフランス、ドイツ、スイス)がものすごい猛暑な上にお家には冷房もないという状況だった為、自家製アイス豆乳ラテの黄金比を研究して過ごすという、かなりゆるい日々を送っていました。(勿論、英語の勉強なんてろくに

          ReaLondon よし、パリコレやろう。

          ReaLondon 留学のきっかけ。後編

          この記事を書いてる時に、思い出した映画がある。 トヨエツ主演の “愛の流刑地”。 数年前に友達と家で見て以来、ときどき思い出す忘れられないシーンがある。 * (※以下、ネタバレ内容です。) 冒頭からトヨエツが不倫相手と事務所でSEXで盛り上がっていたら、首絞めプレイで殺してしまった、とゆうか朝起きたら隣で不倫相手が死んでるけど殺した記憶がないよ、でも多分やったのオレだよな、、警察に電話しよ、というテンションで始まるこの映画。 刑事さんや弁護士さんがいろいろ調べ

          ReaLondon 留学のきっかけ。後編

          ReaLondon 留学のきっかけ。 中編

          フリーランスとして仕事を始めてから、気づけば10年以上が経ち、ここ数年はレギュラーのクライアント、素晴らしい仕事仲間、安定した収入、と客観的に見てもとても恵まれていた。 ただ、この環境になった数年目から、言葉にできないモヤモヤを抱えていた。 仕事を指名で貰える喜び、当初のやる気が少しづつ少しづつ依存に変わり、100%を出さなくても仕事がこなせるようになっていた。 フリーランスでありながら、どことなく会社員のような感覚 かつてのこの仕事で食べていけるか、来月は仕事が入る

          ReaLondon 留学のきっかけ。 中編

          ReaLondon 留学のきっかけ。前編

          決意が強いほど、目的が大きいほど、それが生まれた最初のきっかけってなんだったっけ? と、不意に質問されたときに戸惑う。 そんなときに時間の流れが一定じゃないことを改めて思い知らされる。 凄く悩んで苦しくて眠れない数週間も、仕事に追われてこなすことに必死な数ヶ月も、ただただ何もせずベッドから動けない一日も。 仕事を休んで過ごす外国での3ヵ月間も、試行錯誤して未だ完成しない作品に費やしてる10年間も。 悩み出したきっかけ、自分に構えなくなる始まり、悪習慣の入り口だと知っ

          ReaLondon 留学のきっかけ。前編

          ReaLondon ビビり向きな外国。

          日本は平和ボケ。 そんなふうに日本ではよく言われるけどはたして本当だろうか? 海外で生活した数ヶ月を私は一度も怖い目に合わず終えました。 今までも旅行で何度かヨーロッパには来てるものの、周りに聞く「スリが多い。」「夜が危険。」そんな状況に遭遇しない。 それは、運がいいだけ? 否。 自己分析の結果、ひとつの結論に辿り着いたのです。 それは 私は相当なビビりだといういうこと。 よく、海外でスリにあったり、詐欺に合った日本人の友人たち。 彼らは日本で過ごす際にかなり肝も

          ReaLondon ビビり向きな外国。

          マザーにツボり、エージェントにキレる。後編

          ホームステイ中に起きた出来事について書いたら、思った以上に長くなってしまいました。今回が最終回です。 世の中には色んなタイプの人がいて、考え方も人それぞれ。 ただ、国や宗教や年齢に関係なく、2種類の人がいる。 そんなことを考えた出来事でした。 マザーが娘の留守中に、男性を家に入れた事をきっかけに、ステイ先の変更を決断した私。 ただ、マザーに対しての嫌悪感はありませんでした。 単純により過ごしやすい環境を求める権利があると感じた私は、変更希望の理由は食事面と環境面にのみ焦

          マザーにツボり、エージェントにキレる。後編

          マザーにツボり、エージェントにキレる。中編

          前回、滞在中に起きたちょっとした事件について書きましたが、その続きです。 まず、その前にロンドンの「エリア」について簡単に説明します。 ロンドンは中心地をZONE1とし、そこから円状にZONE2、ZONE3....といった形で、セントラルから離れるにつれZONEの数も上がっていきます。 東京の山手線のような形です。 ZONE4まで行くと地下鉄(アンダーグラウンド)は無く、家も戸建てが多いようです。 私はなるべくセントラルに近いところで、という希望を出し、ZONE2のホス

          マザーにツボり、エージェントにキレる。中編

          マザーにツボり、エージェントにキレた案件。前半

          まんまですが、滞在中ホストマザーに数回ツボりました。 あらかじめ言っておくと、マザーはめちゃくちゃ気さくで大好きです。 それがベースです。 がしかし。 彼女もまた一人の女性、しかもセントラル付近に住みながらシングルマザーとして大食いの中学一年生を育ててる。 自分の時間はほぼありません。 私が来て1カ月経ったころ。 ある事件が起こりました。 ノッティングヒルのサウスアメリカのカーニバルに出るため、娘が1週間程留守だった期間に、それは起こりました。(ホストのルーツ

          マザーにツボり、エージェントにキレた案件。前半