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フィクション〈会話〉


ねぇ、これってずっと?永遠?

ん?

男女の仲の話。

あー、なんとなく想像つく。

男と女の友情はありえない。

あー、はいはいはい。

あり得ないわけ?今私と君は普通に話していて会話も続くからたまに会ってお茶したりするわけで。

まあ、そうだよね。一般的に男女の仲といえば恋愛関係か身体の関係、俗に言うあれね穴と棒の仲でしょとか、言いたいのはそういうことでしょ?

それ、本当それ、それしかないわけ?男と女がいたら全てが全てそれに発展するのか、ましてや穴と棒、うま過ぎる例えはずっと飽きるほど言われてる、凹凸とかも。
だが私と君はそうではない、仕事の関係でもなければ、身体の関係もない。だが側から見たら色々思われる世の中よ。

うんうん、言いたいことはわかるし思ってることもわかる、わかる。自分たちはそうじゃないからね。自分には恋人がいるが君のことも知ってるから今会ってるわけだし、お互い個性的なことも理解しあってるからね。

君は初めて会った時から変わらず優しいねぇ。私が恋愛感情を持たない誰も好きにならない事をすぐ理解した人は君しかいないよ?

会った瞬間そんな気がしたから今もこんな感じで話せるんじゃない?自分が男性にも女性にも恋愛感情持つ人だってこともわかってくれたのは君だから。自分たちさえ分かっていればいいのかな、世の中そうすぐには変わらないし。今までの自分たちに身体の関係なんてあった?

ないねぇ。

ってことはもう男女の友情は成立してるよね、何かあったら君は基本1人だし、いつでも守りたいのは最初に会った時から変わらないかな。

君はやっぱり優しいねぇ、私も君を守りたいし大切にしたいよ。

それは嬉しいねー、友情のハグしようか?

あー、そういうのはいらないかな。

うん、もちろんそれはわかってる。たださ、少しずつ変わっていっている時代にずっとはさすがにないよなー。

あー、穴と棒の話ね。

振り出しに戻って話していい?

どうぞ、ご自由に。

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