死ぬことすら出来ない辛さ 25 〜夕方の訪問看護

夕方の訪問看護はバイタル測定、点滴、吸引を依頼している。

もちろん相談員が。
やってもらうのは私だけど。

バイタル測定、点滴、吸引だけでは時間が余るし、他にも色々とやってもらいたいことがあるからお願いしてみよう。

嫌だって言われたらもう来なくていいって言えばやってくれるでしょ。

夕方は朝とは違いメインの点滴は交換しない。
一緒なのは痛み止めと胃薬。

痛み止めが流し終わるまで他にやることがないなら摘便をしてもらいたい。

便が溜まってからだと夜中や朝方に出る事がある。今のうちに出しておけばその分夫の負担が減るでしょう。

ヘルパーさんと一緒にやれば横向きも摘便もやりやすいはず。

まずは点滴を繋いでもらい、摘便してもらいたいことを伝える。

意外にもすんなりと受け入れてくれたから拍子抜け。

ヘルパーさんに手伝ってもらいながら横向きを維持し、手袋にワセリンを付けて摘出してもらう。

恥ずかしくないかって?

病院でもやってもらってたから慣れてるのよ。

変な時間に出る方が嫌だわ。
すぐに交換してもらえないと臭いも気になるし。

肛門に指を入れられながらお腹を押してもらう。

「 出た? 」

「 んー、あんまり出ませんよ? 」

「 どのくらい? 」

「 ピンポン玉二個くらいですかね 」

「 食べてないからそんなに出ないのよね。もういいわよ 」

出る時は出るけど出ない時は出ない。
分かっているけどやらなきゃ分からないからやってもらう。
結果が空振りでもやってもらうことに意味がある。

ついでにパッドも交換してもらえばヘルパーさんの手間も省けて一石二鳥。

汚物をトイレに捨ててきてもらい、衣類やシーツを整えてもらう。

今日は痰や唾液はそんなに出てないから吸引は必要なかったわね。

点滴終わったら外して帰っていいわ。

「 今日はありがとうございました。明日朝8時に伺いますのでまた明日もよろしくお願いします 」

「 お疲れ様 」

もう来なくていいよと言いたかったけど明日もまたやらせてあげようかしら。

来なくていいよはいつでも言えるからね。


看護師は帰ってもヘルパーさんはまだいる。

今日は夫がいるけど、仕事に行ったら帰って来るのは18時頃。
そのため、ヘルパーさんが帰るのは18時。
私が一人でいる時間が無いように調整している。

帰って来るのが遅くなる時は30分か1時間は残業してくれるそうだ。


まぁ、残業せずに帰って来てもらいますけどね。

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