「ヘルスレポート」ムスブヘルス 編集部 しろくま

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「ヘルスレポート」ムスブヘルス 編集部 しろくま

https://rigakusya.com 健康づくり・予防に関わる方々に向けて役立つ情報や利用できるコンテンツ、仲間づくりができるサイトを目指す「ムスブヘルス」を運営。noteでは健康・予防関連の検討会やセミナーを中心にレポート。内容は、公開当時の情報であり、個人的な見解です。

最近の記事

ストレスチェック制度を義務だからでなく、中小企業が導入したいと思う制度に

4月25日開催の「第2回ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会」を傍聴しました。 1回目の検討会レポートはコチラ はじめに、事務局から1回目の「検討会の主な意見」(資料1)、「ストレスチェックの効果に関する研究成果等」(資料2)、「ストレスチェック制度の効果検証に係る調査等事業」報告書(抜粋)(資料3)について説明がありました。 資料2は、実施内容ごとに、そこから得られる効果について、エビデンスをもってまとめられており、具体的な実施内容など参考になりそ

    • 「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」が公表されていました

      「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」について https://www.meti.go.jp/.../03/20240326003/20240326003.html 経産省のサイトに3月26日付でアップされていました。 「企業経営と介護両立支援に関する検討会」について https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kaigo/kaigo_kento.html 昨年11月から上記の検

      • 「みんなに知ってほしい飲酒のこと」(広報資料)が厚労省サイトにアップされています

        「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」の「啓発ツール」が厚生労働省HPにアップされていました。 ガイドライン作成のための検討会レポートは下記に。 早速、QRコードにスマホで「飲酒チェックツール(SNAPPY PANDA スナッピーパンダ)」にアクセス。する下記画面になります。 「はじめる」をクリックすると下記画面に。ここで飲んだ種類のお酒と量を、棚に移動させます。 すると、確認用に飲んだお酒の量が出てきます。選び終わったら、下の「確認」をクリック。 すると、飲酒

        • よりよいメンタルヘルス対策とは? 職場環境改善の実施、50人未満事業場のストレスチェック制度を推進するために

          3月29日開催の「第1回ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会」を傍聴しました。 1回目ということもあり、事務局から、職場におけるメンタルヘルス対策の現状(資料2)、堤先生(北里大学)から、ストレスチェック制度の効果検証に係る文献情報をご報告いただき(資料3)、これを受けてそれぞれの構成員から意見をもらうという内容でした。 ●取組は進んでいるが、精神障害の労災件数は700件超と現状は厳しい 事務局から現状として、 ○事業場におけるメンタルヘルス対策は、

        ストレスチェック制度を義務だからでなく、中小企業が導入したいと思う制度に

          第3期データヘルス計画で、国保の保健事業はどう変わっていくのか

          3月26日開催の「2024データヘルス研究ユニット主催シンポジウム – 国民の健康課題の解決を目指す第3期データヘルス計画の特徴と今後の方向性」をオンラインで聴講しました。 3期の変更点はやはり国保の評価指標の標準化でしょうか。 データヘルス計画の標準化のメリットについては検索したら、こちらがわかりやすかったです。↓↓↓↓↓ 2022.12.13 第2回 高齢者保健事業の実施計画(データヘルス計画)策定の手引きに係るワーキンググループ「保険者が考えるデータヘルス計画の標準

          第3期データヘルス計画で、国保の保健事業はどう変わっていくのか

          「高齢者の保健事業の一体的実施」は調査→改善とPDCAが回っている。関係するガイドラインや糖尿病性腎症重症化予防プログラムも改訂

          3月15日開催の第16回高齢者の保健事業のあり方検討ワーキンググループの動画を視聴しました。 https://www.youtube.com/watch?v=Mbc_12WslI4 動画は議事録を掲載するまでの間、公開しているそうです。 資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000199258_00036.html ●令和6年度にほぼ全部の市町村が事業を実施予定 はじめに、資料1を元に、事務局から高齢者の保健事業と介護予防の一体的

          「高齢者の保健事業の一体的実施」は調査→改善とPDCAが回っている。関係するガイドラインや糖尿病性腎症重症化予防プログラムも改訂

          「実効性を高めるために。今回はスマート・ライフ・プロジェクトと、身体活動・運動、睡眠・休養 〜健康日本21(第三次)推進専門委員会」

          3月11日開催の第2回 健康日本21(第三次)推進専門委員会を傍聴しました。 資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38441.html 今回の議題は下記になります (1)スマート・ライフ・プロジェクト等のあり方について (2)個別領域の取組について:身体活動・運動、休養・睡眠 そもそも健康日本21(第三次)推進専門委員会とは 簡潔に言ってしまうと、健康日本21(第三次)のコンセプトのひとつ、Implementationのために、

          「実効性を高めるために。今回はスマート・ライフ・プロジェクトと、身体活動・運動、睡眠・休養 〜健康日本21(第三次)推進専門委員会」

          日本人の食事摂取基準(2025年版)の「生活習慣病及び生活機能の維持・向上」への追加は骨粗鬆症のみに

          3月6日開催の第5回「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会を傍聴しました。 資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00100.html この検討会は、令和7(2025)年度以降の新たな基準となる「日本人の食事摂取基準(以下、食事摂取基準)」の改訂について設置されたもので本会でラスト。 議事は「報告書案(案)」についてで、副座長の朝倉先生からの改訂のポイントを掲載順に説明、その後構成員からの意見、最終的には

          日本人の食事摂取基準(2025年版)の「生活習慣病及び生活機能の維持・向上」への追加は骨粗鬆症のみに

          睡眠は質だけでなく量にも注目。こども、成人、高齢者それぞれに推奨の睡眠時間を明記 〜健康づくりのための睡眠ガイド

          12月21日開催の「第3回健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会」を傍聴しました。 新しい睡眠ガイドの大きな特徴は、今まで言われていた「睡眠の質」だけでなく、「睡眠の量」にもフォーカスしているところです。 ライフステージごと(成人、こども、高齢者)に睡眠に 関する推奨事項は下記になります。それぞれに個人差があるとはしていますが、具体的な睡眠時間が記載されています。 全体の構成がわかりやすいので目次も置いときます。 ●「女性の健康と良質な睡眠について」はもとの「

          睡眠は質だけでなく量にも注目。こども、成人、高齢者それぞれに推奨の睡眠時間を明記 〜健康づくりのための睡眠ガイド

          2割負担の判断基準は、本年末の予算編成過程において検討。負担増の人は増えるのか? 〜介護保険部会

          12月7日開催「第109回社会保障審議会介護保険部会」をオンライン傍聴しました。 ●2割負担については経済財政諮問会議の内容を追認 前回の部会で「1号保険料負担の見直し(1号被保険者間での所得再分配機能の強化)」については、了承されていました。 「2割負担の一定所得以上の判断基準のあり方」については、部会の中でも、2割負担について容認派と慎重派とどちらの意見も出ているという状況で、数回結論が先延ばしになっていました。 そんななか、来年度(2024年度)に実施する取組とし

          2割負担の判断基準は、本年末の予算編成過程において検討。負担増の人は増えるのか? 〜介護保険部会

          労働安全衛生法の健診に、働く女性や高齢者の健康課題が加わるのか? 〜労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会

          12月5日開催 「労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会」をオンライン傍聴しました。 の見直しが行われるようです。 今回は検討会は1回目ということで、事務局からの検討会の趣旨の説明後、それぞれの構成員から意見をもらうという流れでした。 開催要綱にもあるので、女性に関する検査項目が増えるのかしらと思って聞いていましたが、構成員の発言の中では 「労働安全法に基づく一般健康診断は、結果が事業者に情報としていくことに、女性はどう思うのか」 「アンケートでは

          労働安全衛生法の健診に、働く女性や高齢者の健康課題が加わるのか? 〜労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会

          身体活動は「基準」ではなく個人差を考慮した「ガイド」に。「座位行動」の記載が大きな変更か 〜健康づくりのための身体活動基準・指針の改訂に関する検討会

          11月28日開催「第3回健康づくりのための身体活動基準・指針の改訂に関する検討会」をオンライン傍聴しました。 資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36565.html ●前回検討会レポート 前回、いろいろありましたが、事前に意見が集約されていたようで、結論から言うと、下記の内容でほぼ了承、座長一任となりました。 【資料1】健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(案) https://www.mhlw.go.jp/conte

          身体活動は「基準」ではなく個人差を考慮した「ガイド」に。「座位行動」の記載が大きな変更か 〜健康づくりのための身体活動基準・指針の改訂に関する検討会

          飲酒ガイドラインは修正案でほぼ了承。純アルコール量の把握をスタートと考え、自分に合った飲酒量を決めるためのファクトを伝える

          11月22日に第5回飲酒ガイドライン作成検討会が開催されました。 資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000202961_00030.html 9月28日開催「第29回アルコール健康障害対策関係者会議」で、前回の検討会案に対して、かなり厳しい意見が出て、議論が沸騰していました。 レポートはコチラ「飲酒ガイドライン 飲酒量は、リスク飲酒だけ、それとも低リスク飲酒を入れるべきか?」(note) ↓↓↓ そのため、ガイドラインはどうなる

          飲酒ガイドラインは修正案でほぼ了承。純アルコール量の把握をスタートと考え、自分に合った飲酒量を決めるためのファクトを伝える

          介護の未来はどうなる。質の向上、人材不足、そして介護のお金 介護給付費分科会、介護保険部会から

          11月6日開催の第230回社会保障審議会介護給付費分科会、午後は介護保険部会をオンライン傍聴しました(残念ながら途中まで)。制度的なことなど勉強不足でレポートというより、情報提供です。 社会保障審議会介護給付費分科会資料https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36124.html 社会保障審議会介護保険部会資料https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36058.html 介護給付費分科会は、介護の現状の課題から

          介護の未来はどうなる。質の向上、人材不足、そして介護のお金 介護給付費分科会、介護保険部会から

          地域・職域連携推進事業を活用して、「健康づくりのプラットフォーム」を

          「令和5年度地域・職域連携推進関係者会議」のYouTube配信を傍聴しました。 資料 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35638.html ●地域・職域連携とは 地域職域連携推進とはなんぞや? については、厚労省サイトにて概要をご覧ください。↓↓↓ 地域・職域連携とは、ざっくり言ってしまうと、住民の住む自治体(地域保健)と、働く人の職場(職域保健)とで、それぞれが持っている健康情報の共有をスタートとして、地域の健康課題を見つけて、さ

          地域・職域連携推進事業を活用して、「健康づくりのプラットフォーム」を

          新たな長寿価値『貢献寿命』とは、どんなもの?

          9月28日開催「人生100年時代、新たな長寿価値“貢献寿命”の延伸に向けて」ニッセイ基礎研究所主催のwebセミナーを聴講しました。 講演者は、秋山弘子先生(東京大学名誉教授)。秋山先生のご講演は初めて拝聴しました。 ●いつまでも豊かに生きるには 人生が50年と言われていた時代から、人生100年時代と言われ、2倍となった今、定年後は余生というにはあまりに長く、セカンドライフとしてどう生きるか、どうデザインしていくが問われています。 一昔前までの 「高齢期になると年とともに

          新たな長寿価値『貢献寿命』とは、どんなもの?