どうしたら新しいお友だちができるの?別れの季節に大人になっていく子どもたち
本日は 長男のクラス替えでの出来事です。
長男のクラス替え
幼稚園に通っている我が子。クラス替えが行われました。年長・年中・年少と縦割りになっているため、クラスが6クラスほどあります。
年中だった長男が年長に変わり、1年間仲良くしていた友だちとクラスが離れ離れに
もしかしたらまた同じクラスになれるかもと思っていた長男の思いとは裏腹だったようで、とても傷つき、幼稚園から帰ってきて私に話してくれました。
「友だちと離れちゃったよー!一緒がよかったのにー!知っている子も少ないし、、。」
「友だちになるのも大変だったんだよ。初めはケンカばっかりしていたから。だけど、繰り返すうちにだんだん仲良くなって、やっと友だちになれたのに」
「悲しいよー!もう嫌だよー!」
そんな風に大泣きしていました。
「そんなに悲しいってことはとっても大事な友だちだったんだね。楽しい思い出がいっぱいあったからそんなにいっぱい泣けるんだよ。とってもいい友だちだったんだね。その思い出は忘れないでいいんだよ。」
「クラスは変わっちゃったけど、また外遊びとかでは一緒に遊べるよ。だから友だちなのは変わらないよ。」
「それに新しい人が多いってことは、また新しい友だちもできるかもしれないよ」
「ママー!どうやったら新しいお友だちができるの?僕は友だちがどうやったらできるのかわからないよ」
、、、、難しい質問。でも真摯に質問してくれている我が子のために自分の経験を思い出しながら答えました。
「そうだねぇ。でもきっとそれは他の子たちも同じかもしれないよ。みんな今まで仲良くしていた子と離れ離れになって悲しくなっているかもしれない。だから新しいお友だちどうしたらできるんだろう?って不安になっていると思うよ。」
「だからね、待つんじゃなくて、あなたから声をかけてあげるんだよ。そうしたらきっと相手は ”あ、話しかけてくれた嬉しい” ”この人話しやすい”って思ってくれるから。」
「でもいっぱい話せなかったら?」
「初めはみんないっぱい話せないよ。だって相手を知らないんだもの。だから少しでもいいの。あなたが話したいなって思う子がいたら毎日、声を掛ければいいだけ。”天気がいいね” ”この絵本面白いよ” ”一緒に何かする?”でもいいの」
「それを毎日繰り返せば、相手も気がついたらこの人と話すのは普通になってくるから、そうしたら話すことも増えてくるよ」
「そうかぁ、そうやるんだねぇ。」
「一番大事なのは何かわかる?」
「なんだろう?」
「あいさつ だよ。 おはようでにっこり。それだけでも相手は嬉しいから。あいさつは大事だから忘れちゃいけないよ。」
「そっかぁ、上手くできるかわからないけどやってみる!」
泣きじゃくっていた我が子が、明日への希望を持ってくれたように見えました。
どうなるかはわかりませんが、母の意図したことが少しでも伝わって、お友だちができるといいなと思いました。子どもの成長を感じた出来事でした。
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