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最近みた映画たち


ここ最近、久しぶりにきちんと映画を見れていて嬉しい。しかもレイトショーで1人でも見れた。やっぱり、平日レイトショーの幸福感と背徳感は最高。
人と見るお昼間の映画とは、全然違う。


最近だとこれ

笑いのカイブツ


仕事を、定時+1時間で終わって(早い方)、
一旦家に帰ってスーツから着替え、急いで観に行った。映画の前に、下のフードコートで王将のラーメンと餃子を頼んで、夜ご飯を外で済ませたのも、平日の夜を自由に使っているぞ!という気持ちを高まらせて尚よかった。


人が少ない夜の映画館がだいすき。
自分だけの空間のような気持ちになるし、暗くて、周りに人がいないから泣いたり笑顔になったりが、気にせずできるのもいい。

あと、お昼よりも脳が疲れているからか、見終わったあと、なんだかボーッとするのも心地よい。

笑いのカイブツは、お笑い好きの狂った主人公の話だった。
衝撃的な音が頭の中でずっと鳴り響いてるみたいな映画だった。鬼才、天才、凡人、狂気、みたいな単語が似合う。社会性のない主人公で、自分のことしか考えていないキャラクターなのに、世の中の人を大きく笑わせたい、という矛盾みたいな夢が、歯痒くておもしろかった。

絶対にこの性格だと、いくら面白くてもお笑い作家として上手くいかないと分かるけど、どこかで報われてくれ!と思わずにはいられないまっすぐさが、少し愛おしかった。

※菅田将暉が少し出てくるんですが、めちゃくちゃな存在感と、あの役は菅田くんじゃないとダメと思わせる凄みがあってそれもよかった




市子


これは、彼と観た映画。
生い立ち過酷系映画の中でも、わたしの好きなタイプだった。

生い立ち過酷系映画ってなに?という感じかもですが、勝手にわたしが名付けてるだけです。
(幼少期からの生い立ちが過酷すぎて、現在めちゃくちゃになってたり、どうしようもなくなって犯罪を犯したり、倫理観を欠いた行動をしている主人公を描いた映画のこと。)

大抵そういう作品って、過去の悲惨な出来事が故の避けられなかった現在の姿、みたいな、
誰がどう見たってこうなるのは仕方ない....と思わせる若干同情を買う作りが多い。何を悪とするか、みたいなメッセージ性もある。


市子に関しては、過酷な人生だけど、市子自身の考えとか性格にもかなり問題があって、
別に同情できるような人格として描かれてなかったのが良かった。
過酷な過去だけど、その過程の生き方を見ると、善と悪がごぶごぶな作りになっていた。
市子の今の姿は、ある程度自分が招いた結果で、きれいなストーリーに仕立て上げられてなかったのが、人間味があって好きだったな。

杉咲花さんの演技、おそろしいくらい上手....。怪演。




空白


最近Netflixに入会したことにより、見れる作品が増えて困る。(最高)
上映当時気になっていて、ネトフリに上がっていたので観ました。

これこそ、その人によって異なる善悪を、見事にわかりやすく描いていて、誰に向かってなんの感情の矢印が出てるか、みたいなのが皮肉な円になって浮かぶ感じ。『佐々木、イン、マイマイン』で圧倒された、藤原季節さんが出てて、これからもっと来るぞ〜感がめっちゃあった(もうちょっと有名になりつつあるか)。好きです。


最後、無理やり感なく、希望の光が差し込む感じ、好みだった!



ウォンカとチョコレート工場の始まり


クリスマスデートの日、予約していたディナーまでの時間に、彼と観ました。
クリスマスにぴったりだと思って!

めっっっちゃハッピーでファンタジーで、ディズニーに来て園内を散歩してるみたいな気分になれて、最高のエンタメだった。
“ディズニーを散歩”という表現をしたのは、
ディズニーって、いるだけでわくわくニコニコになるし、常に愉快な音楽が流れてれるし、きらきらしてて、ポップだからです。この映画もほんとそんな感じだった。

普段なら絶対しないのに、あまりに可愛くポップすぎて、映画中に彼と顔見合わせて、今の良かったよねって目で合図しちゃったわ。

ディズニーでチュロス食べながら散歩してる映画ですね。(全然ちがう)




Netflixに入会したのは、脚本家の坂元裕二さんが5年契約したと聞いてなのだけど、観ましたよ。話題の。(悪い意味で)

クレイジークルーズ


おぉ、、これは酷評かも、、という感じだったけど、坂元さんを何も知らない人からしたら、
「ちょっと薄っぺらいけどサクッと見れる軽快な映画」くらいの感想かも。

ファンが大袈裟に言い過ぎなのかもだけど、ファンからすると、え〜〜〜なんで〜〜、らしくないです〜〜、が感想です。

でも、クレイジークルーズ公開にあたっての坂元裕二さんのインタビュー記事を読んで、驚いたことがあって、『こういう映画をずっと撮っていたい』だそうです。(?!!?!?)

そもそも、バカンス(非現実)×旅先での恋 
みたいな構図が大好物らしくて、旅先を変えて何本でも撮れるから、許されるならこういうのをずっとやっていたい、と仰っていた。
私たちが勝手に作り上げできたイメージと違いすぎて!びっくり!!

もっと、何気ない日常で起こる人間同士の面白さ・会話劇、みたいなものを、我々が期待しすぎてしまった....
そーなんだ、なんか勘違いしてごめんね、という気分。


何はともあれ、坂元裕二脚本の過去作品が見れるから、今は改めてドラマ「woman」観てます。




ここからの期待の映画は、
熱のあとに、四月になれば彼女は、片思い世界、わたくしどもは、タイトル未公開(松居大悟監督作品)とかが特にたのしみです。



基本、邦画メインで見てますが、
何か最近みてよかったのあれば教えてほしい〜
それか人生のベストワン映画とか!


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