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美味しい干し野菜を作って販売して、福祉施設で働く障害者の方の働き方を変えます!

こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは干し野菜といった、干し⚪︎⚪︎は食べたことがありますか?私は家族で食べる人がほとんどいないので、干しているものだったら、圧倒的にしいたけが多いですね。

そんな干し⚪︎⚪︎ですが、神奈川県に住む女性が、障害を抱えている方が働いている福祉施設で、干し野菜を作って、販売しているという、農福連携という言葉はかなり浸透していますが、余り聞いたことのない取り組みをされていることが分かりました。

今回はこの女性が、なぜ干し野菜に注目して取り入れたか?などを紹介したいと思います。

干し野菜に障害者の働き方を見出した可能性


社会を『循環』へと転換させ、みんなが生きやすい世の中を」と思い描いていると、干し野菜を提案した女性はこう言いました。神奈川県横浜市内で生産されている規格外の野菜を活かし、福祉施設に通所する障害を抱える人たちと力を合わせて干し野菜として商品化する事業の設立へと力を注ぎます。

女性が干し野菜に興味を持ったのは次男が生まれて半年経過した頃でした。長男を出産した後に体調を崩してしまい、食事には人一倍気を使っていたといいますが、幼子が増えて心の余裕が無くなってしまいました。その頃にテレビで干し野菜を知って、自分で作ってみてみそ汁に足してみました。「美味しい。出汁も出ていて、凄いなぁと思って」。様々な野菜を干し野菜として試しました。栄養も摂取できて、化学調味料に頼らなくても料理の味が引き立ちます。使い勝手が良くて、保管も簡単にできて、「一気にハマりました」と述べました。

神奈川県横浜市泉区の女性の自宅の周りは畑が多いといいます。収穫せずにそのまま放置されている野菜が気にかかる様になりました。規格に合わないことで、市場に出荷できず、トラクターで野菜をつぶして土に戻すと農家の方から聞きました。「勿体ないな。干し野菜にすればいいのにな」。女性はその後野菜を提供してくれる農家の方を見つけ、2014年夏、店と工房を構えて干し野菜の販売をスタートさせました。

ですが、事業を軌道に乗らせるには簡単なことではありませんでした。そこで小学校の特別支援学級で教師をしている友人が「干し野菜の作業は障害を抱えている人たちに向いているよ。福祉施設に相談を持ちかけたら」とアドバイスをくれました。女性自らの足で協力してくれる福祉施設を探し、2015年春に横浜市内の福祉施設との協働をスタートさせました。

それまで女性は障害を抱えている人たちと接点がなかったといいますが、一緒に仕事をすると気持ちに充実感が増しました。野菜を切って、乾燥させる。包丁を使うのが大変だったら、干し野菜をそのままちぎる。干し野菜を計量し、袋詰めする。シールを貼って干し野菜の包装するパッケージを仕上げる。会話も自然と弾みます。「一人ずつ得意な作業を見つけ、違ったことにチャレンジしていきます。発見があって、一緒に働くと刺激を貰えました」と語ります。

参考:<かながわ未来人>横浜産の野菜を福祉事業所と商品化 干し野菜研究家・澤井香予(さわい・かよ)さん(41) 東京新聞(2023年)

充実感は新しい干し野菜の商品やレシピの開発、干し野菜を浸透させたいと思う原動力にもなりました。農家の方と、地産地消や食品ロス削減を掲げる会社と連携を取って、時間をかけずに健康的で美味しい料理が楽しめる様に知恵を絞って、自主製品をブランド化し、干し野菜を売り出していきます。

干しているものは、


栄養価も高いですし、美味しいですよね。野菜を作っている福祉施設は多くても、干し野菜っていう概念は私にもなかったです。

野菜さえあれば干し野菜にするために細かい工程はそれ程ないですし、障害者の方も障害の程度がそれぞれ違いますが、できない人はできる人に工程を補って貰ったら良いですし、とても良い取り組みですし、販売して購入して頂けたら、次作る干し野菜への意欲と励みにもなりますし、本当に素晴らしい発想だなと感じます。

この記事を書いている途中でふと、「そう言えば母が家で大根?かなんかで、干し野菜作っていたな」と思い出しました。

作るのに多分専門的な知識は要らないはずですし、これからもこの素敵な社会福祉を続けて頂きたいですね。


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