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周りから雑に扱われちゃう人たちへ

こまちゃんさんのマンガが好きすぎて、いつも楽しみにしているのだけど、このお話も心にズン!!ときて、共感の嵐が吹き荒れたから共有したい。

周りから雑に扱われちゃうのはなんで?

私にも自分が周りから雑に扱われる、適当に扱われるという経験が少しだけどあって(鈍感な私だけどわかるレベル)、そういう人と一緒にいると気分が悪いし精神衛生上良くないので今はサクッと離れるようにしている。

でも過去にうまく離れられなかった時期があった。
なんで雑に扱われちゃうのかな?ってずっとモヤモヤしていたけど、こまちゃんさんが答えをくれたような気がする。

私の出していた答えは

・自分に自信がなくておどおどしてしまうから
・なんでも相手に合わせてしまうから舐められてしまう

(とにかく「他人軸」で生きていた。でもそのコミュニティにいるためには自分を曲げるしかないなあ、という諦めの気持ちでいっぱいだった。そういう情けない自分に自己嫌悪しながら)

というものだったけど、こまちゃんさんの

・自分に対する自己認識が相手に読み取られて自分が思うように相手に思われちゃう現象
(傲慢な考え方をしていると「傲慢な人だ」と見透かされ敬遠される。自分は人と対等に付き合えないと自己卑下していると、それを見透かされて見下されてしまう、等)

・自分に×を出している私の近くにいるその人も私に縁があるのは、自分に×を出している人々だった説

・「自分に○を出しているグループ」と「自分に×を出しているグループ」は反発しあい、同じ世界を生きているようで実際は全く近づけず其々の世界で生きている説

という説にものすごく腹落ちした。

「類は友を呼ぶ」ということ。

私も若い頃はずっと「自分に×を出しているグループ」に所属していて、自分のことが嫌いだった。というか好きになれる要素がなかった。
自己卑下ばかりしていたから、周りの人に見透かされて、「自分に○を出しているグループ」の人と関わることができず、「×を出しているグループ」の人ばかりが寄ってきて、雑に扱われていたんだと思う。
まさに負のループのど真ん中にいた。

でもこれは、こまちゃんさんのおっしゃる通り、「周囲の人たちから低い評価をされてしまっている!周りの人が悪い!」という他責の問題ではなく、「自分のことが嫌いで、自分に低い評価をしているのは自分だった」、つまり自分の問題だったということ。


「自分に○を出しているグループ」の住人になることはできる

「自分に×を出しているグループ」の人たちは(過去の私も含め)、自分のコップに水が足りない状態だから、他人に優しくする余裕もないし、愛を分けることも出来ない(出来づらい)。

まずは自分のコップの水を少しでも増やすことが先決だった。

・ダメなところがあってもそのままの自分を肯定する、認めてあげる。
・自分の心地いい環境に移動する、心地いい状態を自分に用意してあげる。

どちらも自己肯定感の低い自分には難しいことだったけど、会社員を辞め、個人事業主として一人で仕事をするようになって、関わる人を自分で選んで最小限にしたら、面倒臭いしがらみから抜けることができた。
仕事も人間関係も自分で選べるんだと少し自信がついた。
ひとりぼっちを楽しむことにした。

最初の数年は寂しかったし、置いてけぼりになった気分だったし、定期的に落ち込んだ。その度にもがいた。
今も時折そういう気持ちになることがあるけど、あの時よりはしぶとさとかたくましさが備わって、良い意味での諦めも許容できるようになって、孤独との付き合い方がわかってきた気がする。

それと私の場合は「夫」の存在が大きかったと思う。
こまちゃんさんの旦那さんがそうであったように、私の夫もそのままの私を肯定してくれた数少ない「自分に○を出しているグループ」の住人だった。

夫と結婚して一緒に生活するようになって、「自分のコップに水が満タンになっている人」が傍にいる事のありがたさを感じた。
時折夫は私に水を分けてくれた。

「自分に○を出しているグループ」の住人である夫は本当に精神が安定していて一緒にいて気持ちいい。(もちろんむかつく時もあるけど)
×グループだった私は○グループの人となかなか関わることができなかったけど、夫が傍にいてくれたことがアシストとなって○グループの住人になれた気がする。

とは言っても、全て他力本願だったわけじゃなくて、私もこまちゃんさん同様、「他人軸の人生を捨てて、自分軸の人生を生きる!」と覚悟を決めたのが大きい。
移行期間にグラグラしてしまう私を夫がそっとアシストしてくれた感じだ。

一旦、○グループの住人になると、基本的に○グループの人としか関わりたくなくなるので、ダメな自分を持て余しながらも前向きに頑張っている人の出会いが増えたし、未来志向の建設的な話ができる人が周りに増えた。
(○グループの人と×グループの人が反発しあって交われない、というこまちゃんさんの説はこういうことなのかな?と思った)

「好きだなー。一緒にいてやすらぐなあ。この人の話をもっと聞きたいなあ。応援したいなあ」と思える人と出会えると嬉しい。無理をしなくてもいいし過剰に疲れない。
逆に「あなたといると落ち着く。話していると楽しい」と言われると、生きていてよかったなー!レベルでHappyになる。
自分単純だな、って思うけど、そんな自分も愛おしい。

少しずつそういうコミュニティや人間関係を構築できることが何よりも嬉しい。
「ありがとう」や「好き」や「感謝」に溢れる関係は本当に尊い。

「○グループの住人」とは決して「完璧で悩みがなくてポジティブな人間」というわけじゃない。
「ダメなところもたくさんあるけど、完璧じゃないけど、時折立ち止まってしまうけど、そういう自分を少しずつ認めて前をむいて生きている人たち」ということだ。

人は急には変われないけど、こまちゃんさんのおっしゃる通り、

・自分に○を出しながら毎日を過ごす
・周囲の評価から離れる
・自分の好きなこと・大切なものを大切にする

そういう毎日を粛々と積み重ねるしかない。

時間はかかるかもしれないけど、自分自身の価値観や個性を無理して変えることなく、そのままの自分を肯定してくれる人は現れるし、心地いい環境や人間関係を構築したり、自分らしくいられる居場所に移動することは出来る。
そういう毎日を粛々と過ごすことで「自分に○を出しているグループ」の住人になることはできる。

***

私はこまちゃんさんのマンガを読んでから実践したわけじゃなくて、10年くらい前から自分で取り組んでいた流れがマンガに描かれていたので、同じようなことを考え実践し生きやすくなった人が他にもいたのだ!という喜びと、答え合わせをしてもらった気分だ。

同じような経験をした人は他にもたくさんいるだろうし、今「負のループ」にハマっている人もたくさんいると思う。
こまちゃんさんがわかりやすく言語化&マンガ化してくださったことで、○×グループの仕組みや「自分に○を出しているグループ」の住人になるためのメソッドが今悩んでいるたくさんの人に伝わるといいな、という願いを込めて。


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