マガジンのカバー画像

本から学んだこと

4
運営しているクリエイター

記事一覧

本から学んだこと 「 THE LONELY CENTURY - なぜ私たちは孤独なのか」

本から学んだこと 「 THE LONELY CENTURY - なぜ私たちは孤独なのか」

先日、ノリ―ナ・ハーツさんの著書「 THE LONELY CENTURY - なぜ私たちは孤独なのか」を読んで、そのひとつひとつの内容が、我々、多くの日本人の未来を暗示するかのような内容で非常に身につまされるものがあった。

この2年近く、コロナ禍でたくさんの人たちが自宅で缶詰状態となり、リモートワークを強いられ、友人たちや、時には家族とも離れていて、接触できないような状態が続いたりしてきた。

もっとみる
「100年かけてやる仕事」

「100年かけてやる仕事」



我々は、どうしても目の前の現象を比較・相対して認識してしまう。

善悪、白黒、高低、好き嫌い、というように成長するにしたがって、物事を二元化しながら対立的に判断している。

それは、ものごとや世の中は、「喜びと悲しみ」「生と死」等など全て対から成立しているので、そのことの真理とは、対になっているもの、即ち世俗がなければわからないし、本当のところが見えないし、気がつかないのかもしれない。

情報

もっとみる
「大航海時代の日本人奴隷」

「大航海時代の日本人奴隷」

米国のバイデン大統領は17日、「奴隷解放記念日」の6月19日を米国の祝日とする法案に署名したとの報道があった。

昨年、人種差別に抗議する運動が拡大するなど、米社会に残る人種差別への懸念が法案制定の後押しをしたのかもしれない。

また、6月19日は、最後まで奴隷制が残っていたテキサス州で1865年に解放が宣言された日にあたるとのこと。

米国での祝日の創設は、1983年に公民権運動指導者マーチン・

もっとみる
「生贄探し」

「生贄探し」

私は、例年、年末年始、ゴールデンウィーク、夏休み等が近づくと、自宅や旅先で読むために書籍を5、6冊注文する。

今年の連休前に中野信子さん、ヤマザキマリさんの共著「生贄探し」という本を購入した。

新聞に掲載された、「生贄探し」というタイトルと“あの人だけがいい思いをするなんて許せない”というサブタイトルに惹かれて購入した書籍であったが、そのひとつひとつが我々日本人や日本の組織の特質を捉えていて非

もっとみる