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自分を見つめた暮らしをおくる。

こんにちは、天音です。

今日は読書感想記事。
大平一枝さんの『ただしい暮らし、なんてなかった。』(平凡社)です。

エッセイストの大平一枝さんによる、
暮らしのあれこれが詰め込まれた一冊。

自分が子どもの頃、結婚した頃、子どもが子どもの頃、そして今。
変わっていくものと変わらないものがある。
人の暮らしに正解なんてないのだから、その時心地よいものを選択していけばよいと言われているようで、少し生活で背負っていた肩の荷が降りるような本でした。

年代としては、わたしの母と同じくらいでしょうか。
息子さんとわたしが同年代かなと読んでいて思いました。

エピソードに一つずつ「かつて」の考え方と「いま」の考え方の対比が描かれているのも読みやすかったですね。

傘寿のエピソードとか、わたし自身が2年前に祖母の傘寿を祝ったこともあり、かなり共感できることも多かったです。
しっかりと自分を見つめないとできないことなので、自分で落とし所をみつけて生きていくというのは簡単そうに思えてとても難しいことです。
この本を読んでいて、わたしは自分を見ているかなと問いかけてしまいました。

人生のスパンが短いかもしれないですが、生きていくうちに生活の中で変わったなとわたしが思ったのはコーヒーでした。

中高生の頃はインスタントコーヒーが主だったと思います。
スティックコーヒーとかも飲んでた気がします。
粉をお湯でとくやつ。

大学時代はしっかり淹れてたんですよ。
お店で挽いてくれるとこで買ってて。……なんかイキってる感じでますね。エンゲル指数がめちゃ高かったんで目を瞑ってください。

それから数年経った今では、もっぱら一杯分が袋に入ってるドリップコーヒーを飲んでますね。
味は落ちるけど楽。
気軽に種類を変えられるのもいいところです。
たまーにお店で挽いてくれる豆のを飲んだら、あまりに美味しくてひっくり返りそうになります笑

そう考えると、ほぼ毎日習慣のように飲んでいたコーヒーですらその時々で違いがあります。

生活や気持ち、考えに合わせて変えていくのが生活様式。

あれがいいと人に言われようが、自分がそう思おうが、無理に一つのことを貫き通さなくてもいいんだなと改めて気づけました。
まあ、当たり前と言ったら当たり前なんですけど……。

丁寧な暮らしとは程遠い生活を送っていますが、自分がしっくりくる生活を心がけていこうと思います。


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