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日記 01 「喉が痛いとグラビアアイドルが見たくなるらしい」



1月1日 月曜日

CDTVをみながら年が明けた。そばを食べたのはその30分後くらいだった。どのタイミングで食べるのが正しいのかわからなかったけれど、今年の汚れは今年のうちに、と言ってギリギリまでお風呂に入っていたので、調べようとは思わなかった。今すぐ食べろ!とか、もうタイミングすぎてる!とかで新年早々がっかりするのはごめんだ。
というわけで年明けて、初の食事はそばの上のかき揚げ(ライフで購入)だった。
CDTVをそのまま流し続けていたので、初SingingはINIのFanfareだった。
ガキ使のない年越しは味気ない。
昼頃に起きて、元旦らしいテレビ欄を見ながら何を見ようかと目星をつけていたけれど、この日は北陸の方で大きい地震があり、大阪も割と揺れた。
テレビは報道一色になり、「津波!逃げろ!」という黄色や赤のデンジャラスなテロップがチカチカし続けている。結局目星をつけていた番組は流れなかった。
ふと、私がまだ実家に住んでいた頃に起きた大きな地震のことを思い出す。震源地は大阪から遠く、実家には被害が全くなかったけれど、テレビはどの局も地震報道一色。「こういう、なんもテレビやらんなった時のためにスカパーは契約しとくもんやなぁ」と父親が言ったのだ。
津波の来ない地域に住む人間の平和で不謹慎なセリフであるが、私もいま同じように地デジからNetflixに切り替えている。危機感を持っていないという意味では、あの時の父親とまったく同じである。
2024年は早々から雲行きが怪しい。


1月2日 火曜日

年末に「三匹の子豚 | 真梨幸子」の読書感想文をnote(別垢)に投稿した。
豊かな生活に憧れて作ったXアカウントの方でも#読了 とポストしてみると、noteの方でいいねをくれた人がXの方でもいいねをくれた。その人は作家らしかった。
本を読んだことを発信するだけで「いいね!」と褒めてくれる人が一定数いるのが嬉しい。と共に、一冊を読み切ること、それからその読書感想文を起こすことがどれだけ手間のかかることなのかを改めて実感する。
結局この本も買ったのは一年以上前だし、読んだのは一ヶ月前くらいだ。投稿に至るまでに幾度となく面倒くさいを押し殺している。
ただ、読了後の感覚というのは読んだ人間にしか味わえない特別感というものを持っていて、人生が数ミリ上昇したような感覚になるからやめられない。そして、読んで感じたことを自分の中だけにとどめておくのはもったいないから、この一連の面倒くさい行為に焦燥感を持ってやってしまっている。結局楽しい。
これを、呼吸するレベルで行えるような人間になりたい。
2024年なりたい姿はたくさんあれど、そんな人間を目指すということを心に決めた。


1月3日 水曜日

年末年始休暇最終日。
この休みの間はずっと昼に起きる毎日だった。
最終日の今日ももちろん昼に起きつつ、朝活のできる人間に憧れるということをいつものごとく繰り返す。
テレビ東京でやっていた孤独のグルメ総集編を見ていたらとんかつが食べたくなった、と誘われ、新大阪に向かった。
連休最終日の昼ということもあってか、これから新幹線で各々の拠点へ帰っていくんだろうな、という人々でごった返していた。
とんかつ屋はみつけられず、蕎麦屋にあるみぞれカツ丼というものを食べた。セットでついていたミニそばは細うどんにも変更できたけれど、相手が先に細うどんを選んだのでわたしはそばにする。
細うどんと聞くといつも、小さい頃に父親といった地元のうどん屋の、そうめんくらい細いうどんを思い出す。
タバコが吸えるのがありがたいなと思いながら、ハイボールを飲んだ。

夜から高校の時の友達たち(通称:痴女会)と新年会をした。
安居酒屋で飲み、友達の家に行き泥酔しながら桃鉄。友達の飼い猫にダル絡みし、手を引っ掻かれ、明日仕事やから絶対終電で帰る!と言っていたが案の定逃してタクシーで帰った。3800円もした。クソ。


1月4日 木曜日

朝起きたら、昨日から感じていた喉の痛さがピークに達していた。
昨日の痴女会メンバーの中に、家族がインフルにかかったやつがいたし、大事をとって急遽テレワークに変更したいという連絡を入れた。
仕事始めの今日は、朝から社員全員で近くの神社にお参りし、おみくじを引き、写真を撮ることが定番になっている。だから原則出社で!と言われていたけれど、致し方なし。
家で作業をしていると段々体が痛くなってきて、夕方ごろには微熱が出ていたのでほとんどベッドで過ごした。熱が出る手前の体の痛さと、ゾワゾワする感覚。焼き魚が食べたい。
明日は会社の仲良したち(通称:ズッ友四天王)たちと新年会をするつもりだったが、行けそうにない。


1月5日 金曜日

15分くらい寝坊してしまったけどしれっとテレワークにて業務を始める。起きたら完全に熱はなく、身体の痛みもましになっていた。喉だけがまだ痛かったので、大口を開いて喉の部分を鏡でみてみると、扁桃炎の症状が出ていた。これは長引きそう。昨日からお風呂に入ってないので、これまたしれっと昼前ごろにお風呂に入った。
1月末に退職を予定していてもうあまり業務がないので、自分のポートフォリオを微調整して、GREEN(転職サイト)から目星をつけていた企業3社に応募の連絡を入れてみた。
3社ともそれぞれ毛色が違うので、それぞれで働く自分を想像してみる。どれもしっくりくる。
3社に絞る前に、自分が働く想像のできない会社は排除したというのもあるけれど、何よりライターの仕事の実態をあまりわかっていないからというのもあると思う。
もしもこの3つのうちどこにも引っ掛からなければ、やりたいこととは少しずれるかもしれないけれど、1月も5日目にしては進捗は上々なのでよしとする。魅力的に見える会社との出会いも、運命であると思う。

しいたけ占いで2024年上半期の運勢を見てみると、新しいことに挑戦しようというのが出ていてとても転職を応援されているようだった。


1月6日 土曜日

私はグラビア雑誌が好きだ。iPhoneの画像フォルダに「女」というフォルダを作って、顔がタイプの女の子たちのグラビアを蒐集していたくらいにはすきだ。
楽天マガジンに登録しているので、たまにグラビア雑誌を見るのだが、それを開くときの心持ちには様々ある。
自分自身の美意識を上げるための時もあれば、疲れていて癒しを求めている時もある。女体からしか得られない栄養というのは確かにあると思う。今日の場合は、心身ともに弱っていたから、それを欲したのだろう。

ここ数日、喉が痛いおかげで強制的な禁酒を強いられていて、普段毎日のように酒を飲む私が3日間も強制禁酒している。そのせいか、夜が眠れない。
1時くらいに布団に入っても、寝付くのは2時とかだ。その間、何を考えているのかと思うと、どうしようもないことばっかりが浮かんでは書き留めもされずに消えていってしまう。
どうせ眠れないなら本を読んでしまおうかなと思って1時間ほど「逆ソクラテス | 伊坂幸太郎」の短編を読んだら、ちょうどよく目がシパシパしてきたから、キタキタ、と思いながら布団に潜り込んだけれど寝れない。
手動で火をつけようとして、火種ができたところで大きな木に移そうとしたら消えてしまう時の、あの感じに似ているな。と、また布団の中で余計なことを考えてしまう。睡魔はまた遠ざかった。


1月7日 日曜日

三連休は感覚が鈍る。そうか、明日も休みか。
あまり寝れないおかげで、朝も一度目覚めると二度寝ができない。浅い眠りのせいか変な夢を見た。夢に見るのはいつも、特別好きな事柄か、特別嫌な事柄が多いように思う。それも頻度的には嫌な夢の方が起きたあとも記憶に残っている気がする。あんな嫌いだった人の事をゆめにだすくらいなら、もっと普通に優しくしてくれた人のこととかを夢に見たいのに、と思うけれど、普通の人は記憶の中でも特筆すべき点がないから夢の主役にはなれないんだろうな。

厚めのお肉が食べたくて、でも最近は高いから、遠めの安いスーパーに行った。自転車で7分は、冬場には遠いよ。やっぱりお肉が安くて、買い物が楽しい。分厚くて、焼くだけで美味しそうなステーキ肉と、ブロック肉を買う。今晩はブロックの方を煮て、ポッサムみたいにレタスに包んで食べよう。お酒も解禁する。
昨日のお風呂上がりに体重を測ったら2キロ減っていたから、喉が治ったらめちゃくちゃ飯を食うぞ。と決めた。ポッサムを酒で流し込んでみたら喉が、まぁ痛いけど全然僕行けますよ。って感じ出してきた。
明日は、絶対ランチに出かけて、うまいものをくう。食べるじゃなく、喰うよ。わたしは。


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