賀茂美則

賀茂美則。アメリカの田舎、ルイジアナの大学のせんせ。在米36年だけど、まだ日本人やってます。専攻は家族社会学。Noteではアメリカの大学で教えることやアメリカ生活を中心に書いていく予定。

西日本豪雨に際して(寄付について考える)

東日本大震災、熊本地震、九州豪雨に続いて今年は西日本豪雨災害です。何か支援したいと考える人は多いと思います。

でも、どういう形で支援をすれば災害にあった方々の助けになるのかってのは案外難しいです。具体的には「何を」「どこに」支援するかですね。

「何を」はまずお金、ついで品物、あるいは労働です。難しいのは「どこに」です。

以下、具体的に僕が今までどうやって支援してきたか書いてみます。

まず、

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スキあり!(チゲーな)。スキ、ありがとうございます。また読んでね。
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アメリカの大学で教えてみないか(15):仕事と家庭の両立について

仕事をしすぎると家庭生活がおろそかになります。今回はこの辺をどうやって両立させるかについて書いてみます。

ってのは、前々回書いた「変な院生」、もとい、「行動力のある」カナさんからのリクエストがあったし、家族社会学者としてはこの問題は書かない訳には行きませんよね。

大学院にいる間、そして教職についてからも、留学生もしくは海外出身の教員で、独身ならば(自分の拡大家族が身近にいないので)、「両立」問

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アメリカの大学で教えてみないか(14):娯楽について

仕事の話もいいけど、今回は娯楽について書いてみます。自由な時間(結構いっぱいあるw)に何をしてるかって話ですね。

ご存知の方も多いと思いますが、アメリカでは車のライセンスプレートが州ごとに管理されてて、デザインや色も違います。ルイジアナのそれには「Sportsman's Paradise(スポーツマンのパラダイス)」って印刷してあります。ここからどんな「スポーツ」を連想します?

テニスやゴルフ

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アメリカの大学で教えてみないか(13):印象に残った同僚や学生の話

今回は、これまでアメリカの大学で30年近く教えて来て、印象に残っている学生、院生、同僚たちについて書いてみます。

まずは二人の大学院生ですね。今は二人とも偉くなってます。どちらも僕の大学で博士号を取り、2年連続して隣の州のそこそこいい大学に助教授として赴任していきました。そこでどちらも優れた業績をあげたので、僕の大学に戻ってきました。

そのうちの一人、マークは大学院1年目に、統計のクラスで落第

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アメリカの大学で教えてみないか(12):文系・理系、勝ち負けってなに?

大学院留学、文系と理系ではどう違うの?学界における勝ち負けってなんだろう、というあたりの話を書いてみます。

ちゃらんぽらんな気持ちで半分以上辞めるつもりで入った総合商社をやっぱり13ヶ月で辞めて、シアトルの大学院に入学した話は以前しました。商社には13ヶ月しかいませんでしたが、朝から晩までしゃかりきに働きました。

サービス残業なんて馬鹿らしいので、最初の頃は残業を全部つけてたんですが、部長に「

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アメリカの大学で教えてみないか(11):研究について

大学院大学で教えてる以上、研究は必須。じゃあ、一体何をしてるかについて書いてみます。

これまで色々と書いてきましたが、僕の仕事、「大学のせんせ」につきものの「学術研究」については何も触れてません。さすがにこの辺で書いておかないとw。

所属は「社会学部」ですが、専門は「家族社会学」「比較社会学」「社会階層論」「老年学」「幸福論」くらいになります。

学部での卒業論文は「文化とパーソナリティ研究序

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