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写真というメディアを考える

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イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
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2021年4月の記事一覧

ナショナル・アカデミー・オブ・デザインとは

ナショナル・アカデミー・オブ・デザインとは

ナショナル・アカデミー・オブ・デザイン(National Academy Museum and School)
1825年に作られた、ニューヨークのアートスクール。
1825年に設立されたナショナル・アカデミー・オブ・デザイン(National Academy of Design)は、展示と指導を通じてアメリカの芸術と建築を推進している。アメリカ合衆国のビジュアル・アーティストと建築家のための一流

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紳士なるアメリカの画家:トマス・アンシュッツ

紳士なるアメリカの画家:トマス・アンシュッツ

・紳士なるアメリカの画家:トマス・アンシュッツ(Thomas Anshutz)

トマス・アンシュッツ(Thomas Pollock Anshutz、1851 - 1912/アメリカの画家)

特筆すべきことは、1880年、アンシュッツは、自身で撮影した写真を絵画の準備段階での研究として使用している。もう少し、詳細には、構図の実験、また、風景や人物の詳細を思い起こすために写真を使っていると言うこと

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(写真からの絵画)鉄工労働者の昼休み- トマス・アンシュッツ

(写真からの絵画)鉄工労働者の昼休み- トマス・アンシュッツ

トマス・アンシュッツ(Thomas Pollock Anshutz、1851 - 1912/アメリカの画家)

The Ironworker's Noontime(鉄工所の労働者の昼休)- 1880/ Thomas Anshutz
この時点までは、工場労働者を描かれる事は、ごく稀だっただろう、力強い構成と人間味のある視点だ。

特筆すべきことは、1880年、アンシュッツは、自身で撮影した写真を絵画

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書評:世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)
山口周 著

書評:世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書) 山口周 著

書評:世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書) 山口周 著

・申し上げたいのは、感性は教育されるものではない。本来のアートの視点(極)は、この書のどこにあるのだろう?

・内容を流れに沿って考えると本書のテーマは、経営に於けるサイエンス(論理:情報学的な数値データ的視点からの科学的な理論展開に無理はないか?)とアートの相克において、直

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ART-アシュカン派:正義の写真家ジェイコブ・リース

ART-アシュカン派:正義の写真家ジェイコブ・リース

ジェイコブ・リース(Jacob August Riis, 1849- 1914/アメリカの写真家・ジャーナリスト)
フォトジャーナリストの草創期の表象として、ジェイコブ・リースは、現在、再評価を受けている写真家だ。
アシュカン・スクール(アシュカン派)の写真家だ。

(cc) Jacob Riis

Lower East Side

略歴とワーク- Jacob Riis
1894年、デンマーク生ま

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