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土日の勤務について


 先日滋賀県の日野町でおきた、土日の勤務時間を削除するように言われたということがニュースで話題になりました。

 部活動や教材研究、公務分掌など土日にやらなくては平日だけでは到底終わらせられる量でない時がよくあります。

 そんな時、平日深夜まで毎日やっていては体がもたないので、休日にまとめて来週の分のタスクをこなすということをする場合があります。

 そうでもしないと到底終わらないことが多すぎるのです…

 またそれに加え、部活動指導があります。

 部活動のガイドラインはありますが、所詮ガイドライン止まり。

 きちんと法的な拘束力がない限り守らないBDK(部活大好き教師or 部活だけやる教師)はたくさんいます。

 そんなBDKやBDKを慕う保護者から部活をやりたくない教師までも本来休日なはずなのに巻き添いをくらっている状況です。


 そこで、土日の部活動などの出勤は教員の勤務時間(在校等時間)に当たるのか調べてみました。

 すると、

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 とりあえず、校務をしている場合は在校等時間に含まれるということでした。

 わざわざ学校で自分の趣味をやりに来る人なんていませんよね。

 休日に学校にくるという選択肢をとった教師は、基本的に教材研究や校務分掌、次週の準備などで出勤せざるを得ない状況だったから学校に来たのであって、遊びに学校にくる人なんて1人もいないと思います。

 つまり、学校に休日に来なければならない状況であった場合、その全ては勤務時間(在校等時間)に当たり、出退勤を正確につける必要があるということです。

 土日の部活動にしろ、大会の引率や運営にしろ、校務分掌にしろ必ず勤務した実績を平日土日問わず、きちんと報告することが必要になるということです。

 あたり前!!!!


 

 今回の滋賀県日野町教育委員会はその部分を削除要請をしたことが問題視されていました。

 日野町教育委員会は懲戒処分に値し信用失墜行為でもある行為を、どう対処していくのかが見ものです。

 また、文部科学省も黙って見てはいられないと思いますから、全国の教育委員会へ調査が入るのではないでしょうか。



 ぶっちゃけ、「土日の部活動の出退勤を削除して」ということはざらにあると思います…

 それっぽい理由をつけて消させようとしますが、意味がわかりません。

 


▼ 参考資料

 教員の勤務について(文部科学省)


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