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調理師 I J.S.A.認定ソムリエ I 上級ドイツワインケナー I アラフォー I …

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調理師 I J.S.A.認定ソムリエ I 上級ドイツワインケナー I アラフォー I うさぎ愛好家 I 韓国語・英語勉強中 I ジェンダーレス・エイジレスな40代になることが夢 I 主にワインと語学のアウトプットがメインI 生粋の福岡人 I 私+夫+娘+母+🐰

最近の記事

【GIN #1 桜尾 ホワイトハーブス(白ラベル)】

仕事上、ワイン以外のお酒も飲みます。 体質的に蒸留酒はあまり得意ではありませんが、ジンは結構好きです。 桜尾蒸留所(SAKURAO DISTILLERY)は2018年に広島発のクラフト蒸留所として誕生しました。広島県廿日市市桜尾の中国醸造さんが母体です。 ジン以外にもウィスキーやリキュールなど様々な蒸留酒を造っています。 数年前に国産ウィスキーやクラフトジンのブームがあり、日本各地で本当にたくさんの新しい蒸留所ができましたが、私の感覚としては桜尾さんは頭一つ先を行ってい

    • 由布院 湯の岳庵

      先日40歳になりました。 早く40代になりたかった私は非常に清々しい気分でその日を迎えました。そんな記念すべきバースデーを1番好きなレストランでお祝いしたく由布院へ。 「山家料理 湯の岳庵」は由布院御三家の一つ「亀の井別荘」の敷地内にあるレストラン。宿泊せずお食事だけでも利用可能で、金鱗湖のすぐ横という由布院の中でも抜群のロケーションでシンプルな山の幸をいただけます。 旅に出かけたら、そこの土地の旬のものを食べたいです。山の中にあるお店なのに、タラバガニとかを食べたりし

      • 【ワイン備忘録 #7】フォン・ウィニング リースリング エクストラ・ブリュット ゼクト

        ヴァイングート・フォン・ウィニングはドイツのファルツ地方の生産者です。 ファルツの2つのべライヒの北側のほう「ミッテルハールト・ドイチャー・ヴァインシュトラーセ」のダイデスハイム村にあり、グローセス・ゲヴェックスの格付けでお馴染みのV.D.P(プレディカーツヴァイン醸造所連盟)設立に携わったレポルトフォン・ウィニング氏の「ダインハード醸造所」が前身となったワイナリーです。 一度見たら忘れない印象的なラベルは20世紀に活躍した芸術家エームケ氏によるデザインを採用し、モダンに

        • 【ワイン備忘録 #6】ユルチッチ ツヴァイゲルト 2021

          ユルチッチはオーストリアのカンプタールの中心地ランゲンロイスに位置し中でも最高の区画に畑を持つ、国内外からも大きな注目を集める生産者です。古くから有機栽培に取り組み、2009年にオーガニック認証を取得しています。 カンプタールDACはヴァインラント・ニーダーエスタライヒ州のカンプ川流域の生産地で、他のドナウ系産地と同様にパノニア平原からの温風と北西ヴァインフィアテルからの冷風の影響を受けます。 ※タールtalはドイツ語で「渓谷」なので、そのまま「カンプ川渓谷」の産地というこ

        【GIN #1 桜尾 ホワイトハーブス(白ラベル)】

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        • 【ワイン備忘録 #7】フォン・ウィニング リースリング エクストラ・ブリュット ゼクト

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          【ワイン備忘録 #5】トラウトワイン ブラン 2020

          唯一ワイン生産地気候区分のRegionⅡに属し、ドイツの中でも最も温暖な産地バーデンのワインです。ただ生産地はバーデンといっても南北400kmにわたって広がる細長いエリアに9つあるべライヒ(地域)それぞれの特徴を理解する必要があります。 今回のトラウトワインはべライヒ・カイザーシュトゥールに拠点を置く、1980年に有機栽培を開始・2004年にデメター認証を取得したビオディナミの生産者です。 現当主のアネ・クリスティン・トラウト氏はメオ・カミュゼやルフレーブで修行した経験も

          【ワイン備忘録 #5】トラウトワイン ブラン 2020

          【ワイン備忘録 #4】ベルンハルトコッホ シルヴァーナー Q.b.A トロッケン 2022 1L

          ベルンハルトコッホはドイツ・ファルツ地方ハインフェルド村(南ファルツ)の家族経営ワイナリー。ドイツワインガイド『VINUM』4つ星、同誌の赤ワイン生産者・年間最優秀賞(2021)を受賞したトップ生産者の一つです。 2013年より日本人醸造家・坂田千枝さんが醸造責任者を務められています。 (先日、少しお話しさせていただく機会があったのですが、本当に仕事熱心で静かだけれども力強い情熱を感じられる、めちゃくちゃカッコいい女性でした!) ドイツの中でも温暖な気候や豊かな土壌を利用

          【ワイン備忘録 #4】ベルンハルトコッホ シルヴァーナー Q.b.A トロッケン 2022 1L

          【ワイン備忘録 #3】カール・エルベス ユルツィガー ヴュルツガルテン リースリング Q.b.A ファインヘルプ 2021

          はい、でました。ドイツワインらしい呪文のような名前のワインです。 慣れてしまえばなんてことはないのですが、ドイツワインがイマイチ日本人に選ばれにくい理由の1つが、こんな呪文的な名前にあるのは間違いないです。 分解すると… ①生産者名:カール・エルベス ②村名:ユルツィヒ(Ürzig+er)→ユルツィガー ③畑名:ヴュルツガルテン ④品種名:リースリング ⑤等級名:Q.b.A(クヴァリテーツヴァイン) ⑥味わい:ファインヘルプ(洗練された辛口) 実は全部書いていてくれて親

          【ワイン備忘録 #3】カール・エルベス ユルツィガー ヴュルツガルテン リースリング Q.b.A ファインヘルプ 2021

          ドイツワインのテイスティング小話②

          小話①からの続き。 今回は日本ドイツワイン協会連合会のHPから見つけた過去5年分(2016年〜)の出題アイテムから思ったことを書きます。(2017、2018は見つけられず…。2020はコロナの影響で試験は行われていません。) ワイン名や生産者名は省いています。品種・産地・ヴィンテージの分析です。 ()内の数字は試験年の何年前のヴィンテージかを記しています。 ◻︎過去に出題されたアイテム2016年 〈2016〉ケナー リースリング モーゼル 2014(2) ジルヴァー

          ドイツワインのテイスティング小話②

          【おいしい福岡 #1】可愛い珈琲屋さん

          めずらしい平日のお休み。 貴重なひとり時間。 用事があり久しぶりに西新へ。 一度は住んでみたかった大好きな憧れの街です(福岡の超人気のエリアの一つ)。 相変わらず美味しそうな飲食店が立ち並ぶ中に可愛い珈琲屋さんを見つけました。 キッチンカーの「藍珈琲」さん。 https://www.instagram.com/ai_coffee328?igsh=anNsczA0amM5Mjl1 これまた可愛らしい女の子「藍ちゃん」が丁寧に珈琲を淹れてくれて、ほっこり幸せな気持ちにな

          【おいしい福岡 #1】可愛い珈琲屋さん

          ドイツワインのテイスティング小話①

          前回のゲミシュター・サッツのところで、味わいがリースリング的かブルグンダー系的なのかというようなことをチラリと書きましたが、経験をまとめるためにドイツワインのテイスティングに関する自分なりの考えを少し書いてみようと思います。 (ちなみに上級ドイツワインケナー試験の時は上位10名の中に入りました。テイスティングの試験はヴィンテージ以外はすべて当たっていたはずです。) テイスティングってあくまで主観的なものだと思っているので、私とは全然違うように思う人がいるのが当たり前ですが

          ドイツワインのテイスティング小話①

          【ワイン備忘録 #2】ヴァイングート・マイヤー・アム・プァールプラッツ ヴィーナー・ゲミシュター・サッツ 2022

          ヴァイングート・マイヤー・アム・プァールプラッツはオーストリアの首都ウィーンにて17世紀に設立された歴史のあるワイナリーです。 19世紀、併設されているホイリゲ(ワイン居酒屋)の2階にはベートーヴェンが住み、第九を作曲したとのことで、そのことはワインの裏ラベルにも書かれています。 詳しい内容が美しい写真と一緒にまとめられた記事を見つけたのでリンクを貼ります。とにかく読んだらウィーンに行きたくなること間違いなしです↓↓↓ 今回のワインはゲミシュター・サッツ。 複数品種の混

          【ワイン備忘録 #2】ヴァイングート・マイヤー・アム・プァールプラッツ ヴィーナー・ゲミシュター・サッツ 2022

          【ワイン備忘録 #1】シャトー・ベラ リースリング 2019

          シャトー・ベラはドイツ最高峰と言われる「エゴン・ミュラー」が2001年からスロヴァキアで醸造をはじめたワインです。  スロヴァキアは私が子供の頃は「チェコ=スロヴァキア」という国だったと認識しています。1993年にチェコとスロヴァキアは分離しました。 調べてみると、シャトー・ベラのある場所はドナウ川を挟んだハンガリーとの国境のなだらかな丘に位置しており、気候などはオーストラリアの銘醸地ヴァッハウに似ているとのこと。 ヴァッハウはパノニア気候で、日本と同じようにはっきりと

          【ワイン備忘録 #1】シャトー・ベラ リースリング 2019