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聖なる岩塊シーギリヤ


おはよう

昨日はローカルバスでの大移動を繰り広げ、シーギリヤの麓の町の宿に着いたのは陽が暮れてからでした。
真っ暗闇の中、デカいワンコが2匹でお出迎え。

昨晩も疲れ果て、ご飯を食べてすぐに寝ました。
その分、今日は朝から動くよ〜!!
待ちに待ったシーギリヤロックでの日の出を拝みに出発だ。

早朝4:00過ぎにはバッチリ目が覚めて、
宿から歩いて15分ほど、ゲートがオープンするという5:00には到着。
チケットカウンターもちゃんと朝から開き、無事に入場チケットをゲット。

敷地内に入った瞬間。

空気が変わった。


天空神殿とも呼ばれる、ここシーギリヤとは獅子山、つまりライオンの山という意味。
ライオンはスリランカの国の象徴でもあり、国旗にも描かれている重要な動物であります🇱🇰

澄んだ早朝の空に浮かぶ存在感ある岩の塊

早朝ほぼ貸切、澄んだ空気の中、真っ暗闇の道をてくてく。
ラッキーなことに、一組の欧米カップルとそのガイドさん(地元民)がいたため、その後について行きます。笑

我らが即興探検チーム

怖いぐらいに静まり返っている敷地内で、野良のワンコ達だけが私たちの左右についてきます。

編成チームは、
日の出に間に合わせるために先頭を急ぐ地元のガイドさん(足早っっ!!)

見るからにアクティブ全開の欧米カップル(大股で慣れている)

なぜか便乗してる私(ちょこまかついてく)

野良ワンコたち(途中で私を抜かしていくワンコ)がゾロゾロ

そんな順に登り始め、頂上をめざします。

ここからが本番。ライオンの足がど迫力でお出迎え。デカい!!
凸凹チームなの🐕

道中はまだ薄暗くて、かなり急な登り階段、それについていく事にいっぱいいっぱいで写真があまりないです。単純に駆け足だと結構きつかった。

しかし登ることわずか20分。←かなりのハイペースだと思われる。
意外にすぐ頂上へ着きました…

もう太陽出ちゃってるけど、何とか間に合ったということで

頂上へ

ジャスト。
太陽きたーーー
想像以上に広大だ、壮大だ。息を呑んだ。

でも実はそれ以上にとんでもない暴風。
風速何メートル?台風以上ぐらいの風が波もなく、絶え間なく吹き続いているので、割とツラいです。帽子が何度飛んだ事か。
とにかく端にいたらまじで落ちそうなので、なるべく内側を歩くことに。

地元ガイドさんが撮ってくれた

しかしやはり景色は素晴らしかったです。
こんな単純な言葉で表したくないけど、本当に美しい。
雨季の瑞々しい緑に囲まれた土地で、不意に現る突起な岩の塊。朝日に染まった赤茶の岩岩。その中に作られた古代人の生活の面影。
ロマンを感じる。

朝日に浮かぶ土の色、大地に広がる雨季の緑

昔々の人々を想います。想像します。
今思ってもみじんも当時の事などわからないけど、でもこれだけは言えます。

とても神聖に感じる場所。

世界中の沢山の遺跡を見てきた中でもかなり好きです。
東洋のマチュピチュ。ふむふむ。

緑に埋もれていく遺跡
正面から眺め下すと、王様?の気分。笑
裏側も、この大岩塊デカさをものがたる
てくてく探検する。意外といきなり行き止まりになったりして迷路みたい

ちなみにシーギリヤは、とても悲しい歴史の遺跡なのです。
知りたい方は下記から簡単に読んでもらえれば。

ね。
すごいですよね。
私も一応この予備知識を入れてから(前日にね。笑)出発しました。

爆風の中を飽きるまでしばらく歩き回ります。
それが飽きない。
気が付いたらさっきのガイドもカップルも犬もいないので、こんなところにひとりぼっちに。貸切やー!!
一人で感じるには、もはやちょっと恐いと思えるぐらいのパワーある場所です。

猿しかおらん。子猿もおるわい。かわゆい
沐浴場があるところで人間の暮らしがリアルに感じれる

それにしても、こんな四六時中暴風で、
上がるのも下りるのも大変で、
昼間は焼け死ぬくらい暑い過酷な環境…

例えここにお城が建っていたとしても、私なら絶対に住みたくない。監獄にしか思えない。
だから、ここで生涯過ごした王はやはり自分への戒めなのか、自業自得だったのか。その当時の王の心情を思うとちょこっと胸が苦しい。

でもそう、眺めだけは最高。それだけは救いです。

深い深い緑が続く中、最初にここを発見した人はさぞ驚いたことでしょう

グッバイ天空宮殿よ

しばらくすると他の観光客も徐々に現れ、そろそろ下山の頃かな。
大・大・大満足で、下っていきます。
またその途中には例の有名なフレスコ画を目にすることができます。
が、写真ありません。撮影禁止だったのか、興味がなかったのか。笑
へ〜くらいでしたが、そこにいた見張り番のオジちゃんが熱心に色々教えてくれていい方でした。

帰りがけのライオンの足。スリランカのファミリーが記念撮影中😊

なんか、下ってくる途中でまるで雲の上から下りてきたような気分です。
そして地に足がつけば、俗世界に戻ってきてしまった気分。摩訶不思議体験ですね。しばらく余韻でした。

シーギリヤロックの麓の村。とっても小さな村でした

ボ〜ッと歩いていると、やれ、橋の下でゾウさんが水浴びをしているよ!!!すご〜いデカい!
しかも地元民が洗ってあげています。

ゾウさん気持ちよさそうに目をつぶってて可愛い

おいでよと手招きしてくれるので、下りていき一緒にゾウを洗います。
※後にお金をせがまれる。ちょっと面倒だが、少し置いていきました。
でもゾウさんに触れられて、硬いゴツゴツの皮膚なでれたし。OKです。笑

はしゃいでいる金蔓の私🤣

そんなこんなで良き1日が終わりそうだけど、
いやいや、まだ午前10時前でした。笑

朝から何も食べずに登って下ってへとへとで宿へ戻ったので、待ちに待った朝ごはん。ちゃんと用意して待っていてくれてました🥹

あら、素敵な宿。そして人がいない

嬉しい。しあわせを噛み締めてゆっくりといただきます。紅茶の国だけど、まだ珈琲をいただいています。(3日目)
おやおや、足元にはかわいいお友達。

足元にゴロゴロしてるワンコたち。昼間見たら意外とチビたちだった

お部屋の外は

そして、ゆっくりと優雅な朝ごはんを終えて、自分のお部屋に戻る時、目の前の景色にびっくり!!!!!

お部屋の裏は美しい田んぼが広がり
これが私の部屋のドア

部屋の目の前一面に広がっていた、思わず声が出てしまうぐらい美しい田んぼ。鮮やかな若葉色の稲と、青い空。
何となく日本ではないとわかるけど、でも限りなく近いものがあります。
こんな贅沢なお部屋に居たなんて。

思えば昨晩は日が暮れてから宿に着き、今日は夜明け前に部屋を出ていたため全く気が付かなかったのです。
いいお部屋だわ。

これだけが理由で、一泊で出るつもりだったシーギリヤに、もう一泊することを決めました。

一人旅の良さ、自由さ、柔軟さ。
昨日今日だけでも、その素晴らしさを十分に感じられています。
やっぱりやめられません。

お昼寝して、午後はまた出かけよう!!

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