読書感想文04 いい子のあくび/高瀬隼子

この作品好きだ、と思った。
別にそう思わなくなって久しかったわけではない。
前に読んで感動したのは、原田マハさんの生きるぼくらだし、衝撃を受けたのは村田沙耶香さんのコンビニ人間と市川沙央さんのハンチバックなのだけれど。そういうのとは感情の種類が違う。いや、コンビニ人間を読んで受けた印象と似ているな。『共感』に近い。
あ、わたしもこんなこと思うことあるな。ああ、わかるなあ。『でも同じことをしようとは思わないな』
うん。この『』内のことを思うというのが、高瀬さんや、コンビニ人間の作品の特徴のような気がする
(村田さん作品はコンビニ人間しか読んでいないし、高瀬さん作品は、おいしいごはんが食べられますようにといい子のあくびしか読んでないけど)

そんでもって『おいしいごはんが食べられますように』と『いい子のあくび』の好き度が自分の中では大きく違う。
私の中では、『いい子のあくび』は大好きだけど、『おいしいごはんが食べられますように』はもう読みたくないかな…って感じ。
なぜなら、まず前者の方が登場人物への共感度が高い。あと、共感できる人物が多い。後者も共感できる人物はいたが、展開的に、その子に共感してるとずっとしんどい。この違いだった。

また、高瀬さんを知るきっかけとなった『おいしいご飯が食べられますように』は完全にジャケ買いおよび触感買いだった(紙の。)
『いい子のあくび』は、読書好きな方のYouTubeをみて買うかどうか迷っていたが、やはりジャケットのイラストが魅力的で購入を決めた。
ちなみに、『いい子のあくび』は神保町のグランデ書泉へ、初めて訪問した際に購入したもの。そんな思い出も詰まっているということを書き添えてみる。

今回は以上。
そういえば、グランデ書泉を訪れた時の購入本、まだ全部読めてないや。これから読もう。
それにしても、いつまで経ってもコンビニ人間の再読に挫折してしまう。読みたいのに読めない。けど諦めきれずに持ち歩いてしまう。
それが終わったら購入本に手をつけたい…けどどうなることやら。

それでは今回はこの辺で終わります。

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