守って攻めろ 村上宗隆が自分を超えるとき
村上宗隆に驚くのは、その「柔軟性」、のはずだった。
もちろん体の、という意味もある。
1月の自主トレは、チームのリーダー・青木宣親からストレッチの大切さを学び、怪我をしない体づくりをしている。
それだけでなく、野球への考え、その探究心に柔軟性を感じる印象がある、それが村上宗隆だった。
6年ぶりのセ・リーグ優勝と日本一で飾った21年は、39本で本塁打王に輝き、セ・リーグMVPを獲得した。
夏には野球日本代表として東京五輪に出場し、日本史上初の金メダルという偉業も成し遂げている