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里帰り「しない」出産という選択

長男のときと同様、今回も里帰り出産はせず、今住んでいるまちで産むと決めていた。

その一番の理由は、産まれてくる人にとっての父、私にとっての夫と、出来る限りそばに居たいと思っているから。

小さな命のはじまりを、ちゃんと夫婦で一緒に見届けていきたいから。

とはいえ、夫はこの春転職したばかりで、育休をとってどっぷりと赤子との日々を過ごせるわけではないけれど、だからこそ、家族みんなで同じ家にいて、一緒に父と母になっていきたい。

長男のときにも、同じような思いでこの選択をしたことは心底良かった。と今でも思っている。

それと同時に、この選択をできたのには実家の両親の協力があったからこそ。

前回はコロナ第一波真っ只中。

状況もよく分からない中、はるばる関東から九州へと長旅を経て産後の手伝いに来てくれた。
ホテルで1週間の隔離をしてから我が家にやってくるという徹底ぶりで。

娘夫婦の家に長期で滞在して、身の回りの家事やお世話をしてくれることは、なかなかに精神的負担も大きいだろうけれど、喜んで来てくれた。

ただただ、感謝しかない。

そして今回もしかり。
更に今回は、まだ幼稚園や保育園に通っていない長男がいる。

お腹が日に日に重くなり、なかなか長男の思うように関わってあげられない私の代わりに、一緒に遊んだり、家事をしたりと、産前からお世話になっている。

さらには長男は、ばあばが長いこと滞在していること、母ちゃんのお腹の中に赤ちゃんがはいっていること、色々な状況から何かしらを察しているようで、彼なりに心の準備をしているような感じがしている。

ばあばに頼るのはまだ先。
いざとなったとき。

そんな風に思っているのか、ばあばに対して当たりが強め。

そして異様に母ちゃんを求める。

彼は小さなその身体で、一体何をどんなふうに感じているんだろうね。
兄もこうやって少しずつ、色々な感情を経て、葛藤を経て、兄になってゆくのだね。

色々な一面を見せてくれて、教えてくれてありがとう。


今日から正産期に入り、長男はばあばに託し、そわそわした気持ちで早めに着いた病院のカフェテリアでこれを書いています。


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