こんにちは、Ayakoです。海外市場・消費者トレンドの最新情報を独自の洞察でお届けします。

前回の記事では、2024年2月11日に開催された第58回スーパーボウルで放映されたCMをいくつかご紹介しました。

一夜明けた本日は、Webコンテンツやソーシャルデータの投稿情報をもとに、今年のスーパーボウルで最も話題になったCMとセレブをご紹介します。

最も話題になったCM

今年のスーパーボウルで最も話題になったCMは、以下の2つです。

テム (Temu)

オンラインマーケットプレイスのTemuは、スーパーボウルCM放映に多額の広告投資を行い、米国市場でのさらなる認知度アップに成功しました。しかしながら、消費者の反応は全てポジティブなものではありませんでした。Meltwaterの調査によると、試合中何度も流れたTemuのCMに対して不満の声が多かったようです。

ベライゾン （Verizon）

Verizonは、CMにBeyoncéを起用し話題を集めました。ビヨンセは、コマーシャルの最後に自身の新しいアルバムがリリースされることを発表し、その直後に自身のSNSでビデオを投稿するなど、ユニークな話題作りを行いました。

その他、CeraVeとDoveの2つの美容ブランドが今年のスーパーボウルCMランキングトップ10入りを果たしています。 ランク外になりますが、化粧品ブランドのエルフ コスメティックス (e.l.f. Cosmetics)もスーパーボウルCMの放映権を取得しています。これは、もしかするとテイラー・スウィフトファンを狙ったCM戦略かもしれません。LendingTreeが2,000人のアメリカ人を対象に実施した統計調査によると、アメリカのZ世代とミレニアル世代の約20%がテイラー・スウィフトの影響でフットボールに興味を持っていることが判明しました。

セラヴィ (Cerave)

ダヴ (Dove)

エルフ コスメティックス (e.l.f. Cosmetics)

最も話題になったセレブ

98,000件以上のセレブ関連の言及のうち、75%を占めたのはBeyoncéでした！ VerizonのCMでの新アルバム発表は、スーパーボウルで最も話題となった瞬間の一つであり、ピーク時には1分間に3,000回も言及されました。

2位は、映画「ロッキー」シリーズでお馴染みの俳優、カール・ウィザーズさんでした。 FanDuelのCMで、故ウィザーズさんと元アメリカンフットボール選手のロブ・グロンコウスキーさんが共演し、ウィザーズさんの死去後に追悼を込めた内容に視聴者が感動しました。

ファンデュエル (FanDuel)

まとめ

今年のスーパーボウルも、様々なブランドが注目を集め、エンゲージメントを高める舞台となりました。データから見ると、さらに深掘りした消費者反応が見れて面白いですね。