あや

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書くことが好き。食べるのが好き。読書が好き(おもにミステリー、ときどきグルメ、エッセイなど)。書きたいことによって文章のテンションが変わります。たまにのろけます。

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  • 買ってよかったもの紹介

    レビュー記事をまとめています

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    モーニングページや書く習慣、ノート・手帳術の記事をまとめています

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    朝時間や習慣についてまとめています。

  • 料理にまつわるエッセイまとめ

    これまでに作ったもの、おいしかったもの、料理にまつわる文章をまとめています

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    感情の鮮度を大切にしたエッセイ記事まとめ

最近の記事

そうじには力があるんだってさ。

2024年の目標のひとつが、片付いた部屋で過ごすこと。1月が慌ただしく過ぎ去り、現状はなかなか悲惨な状況だ…! Kindle unlimitedで、スキマ時間にちょこちょこ読んだ『一生、運がよくなり続ける! 「そうじ力」ですべてうまくいく』(舛田光洋/三笠書房)。 部屋を通して自分の現状を見て、心を変える=「そうじ力を磨こう」という内容だ。 これまでにも、部屋の状態が自分の心理を反映しているという片付け本には覚えがある。「部屋は自分自身そのものです」。整った部屋で過ごす

    • 2024年の目標3つ+αを考えてみた。ので、言葉にしてみる

      もう予定調和でしかないけれど、年末年始の暴飲暴食と寝不足でしっかり体調を崩した。反省の一言に尽きる。 ただ、アルコールとカフェインの摂取を控えたここ数日、朝の目覚めが清々しい。普段より頭がクリアでシャキッとする感じ。 ゼロにはできないにしても、量と時間帯にはもう少し気を遣っていきたい。本当にちがう。 布団のうえでたっぷり時間はあったので、2024年の目標を考えてみた。 メインキーワードが3つで「片付け」「交流」「筋トレ」。サブで「創作」。 じぶんの人生がよりよく、楽

      • 【引っ越し】足元ヒーター買ったよレポ

        この記事はWordPressに引っ越ししました。

        • 25冊目のモーニングページを終えて

          陽が登るのが遅くなってきて、光目覚まし時計を復活させる。 ベッドを抜け出してもまだ朝の気配はなく、キッチンの明かりをつける。カウンターごしに差し込むその光をたよりに、ダイニングテーブルでノートを開く。 2023年11月18日。25冊目のモーニングページがおわった。 前回はネット注文のタイミングが悪く、次のノートが届くまでに数日の中断があったけど、今回はすでに26冊目が待っている。 ノートの終わり、そしてはじまりのこのタイミングで、ちょっとした振り返りをしてみたい。

        そうじには力があるんだってさ。

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        記事

          (相手の)気持ちが分からないストレスに対処法があるとすれば。舞台感想「とのまわり」

          人は感情をぶつけ合う時、「言ってくれなきゃ分からない」ということがある。しかし、言葉にしないからこそ、ダイレクトに伝わってくることもある。 山田ジャパンの舞台は、取り返しのつかない選択や余命わずかの人生といったテーマを笑いのオブラートに包んでいる。会場は笑いに包まれ、徐々に鼻をすする音に切り替わってゆく。 「とのまわり」では、余命宣告を受けた母親が「残りわずかだからこそ、自分のために生きたい」と家を出ていってしまう。 「家族なんだから、一緒にいたい」と納得のいかない夫や

          (相手の)気持ちが分からないストレスに対処法があるとすれば。舞台感想「とのまわり」

          坂の上の異人館を巡る。【神戸北野町】

          新神戸駅を出ると、下り坂予報のジメついた空気を夏と錯覚してしまう風景が広がっていた。 朝の上澄みを残す坂道が静かに続く。私はまだ5歳にもならない子どもで、すぐ近くを祖父が歩いている気がする。 跳ねる心臓を感じながらぐんぐんと坂を上っていくと、風見鶏が見えてくる。赤い館の尖塔から、神戸と港を見守る北野町のシンボルだ。 鮮やかな煉瓦作りの館は美しいが、秘める記憶は悲しい。 通称“風見鶏の館”を建てたドイツ人貿易商のトーマス一家は、第一次世界対戦で敵国となった大日本帝国に館

          坂の上の異人館を巡る。【神戸北野町】

          腹八分で全部まわりたい「大阪食いだおれマップ」

          食道楽の気風漂う大阪で、いちばんやってはいけないのが食い過ぎと飲みすぎである。食いだおれの旅と意気込むのはいいが、後半戦でスポーツ飲料と胃薬しか喉を通らなくなっては惨事だ。…これは経験者だから言うのである。 数日の旅行であれば、1日3食きっかり食べても旨い名店が尽きることはない。腹八分を肝に命じ、最終日までとことん大阪グルメを味わい尽くそうではないか。2023年GW旅行で舌鼓を打った大阪グルメを振り返る。 大阪旅行のはじまりは「かすうどん」大阪旅行は、かすうどんから始まる

          腹八分で全部まわりたい「大阪食いだおれマップ」

          渋谷さんぽ。エドワード・ゴーリー展へゆく

          思い返すと、大人たちが黒革のソファに腰をおろして、黙々と絵本を読んでいる空間ってなかなか非日常だ。 そのうちのひとりとして証言すると、このソファの柔らかな沈み具合が罪深い。ほの暗い空間は居心地がよく、洒落た音楽とお酒があれば完ぺき…なんて、美術館で不埒極まることを思った。 今日はひとり休暇を楽しむと決めていた。渋谷の松濤美術館で開催中の「エドワード・ゴーリーを巡る旅」は、何としてでも混雑しにくそうなタイミングで行っておきたかったからだ。 東京メトロを出て道玄坂方面の坂を

          渋谷さんぽ。エドワード・ゴーリー展へゆく

          雨降る朝に日記書く

          noteの更新はかなりお久しぶりだけど、相変わらず毎日書いています。 今日は土曜日で、時刻は午前9時。寝起きに立ち上げたTwitterのトレンドに、雨の土曜日というのがあって、なんかいいなと思いました。 今朝のモーニング・ページの書き出しを引用してみます。 新聞といえば、相変わらず切り抜きノートも続けていて、ついに3冊目が今週中には終わりそう。最近だと、オスの細胞だけでマウスの赤ちゃんが生まれたこと、天文ファン同士で文通をしていた少年ふたりが、40年越しに対面した記事の

          雨降る朝に日記書く

          息をするように嘘をつく彼女の正体「令嬢アンナの真実」Netflixドラマ感想

          何の前情報もなしに、Netflixのリミテッド・シリーズ(オリジナルドラマ)「令嬢アンナの真実」全9話を視聴した。NYの上流階級を欺いた罪で拘束され、裁判を控える“ドイツの令嬢”アンナ・デルヴェルの物語だ。 各話の冒頭には、こんなテロップが挿入される。 最初は信じて、実話として見た。ストーリーが進むにつれ、「これは事実と見せかけたフィクションに違いない」と意識がかわり、最終話近くに一緒に視聴していた彼から「そう言えば、現実のアンナが…」という話を聞いておったまげた。 虚

          息をするように嘘をつく彼女の正体「令嬢アンナの真実」Netflixドラマ感想

          とび森の空を見上げて。【 とび森写真館 】

          「ああ、森に篭りたい」 もうかれこれ8年、おい森時代を入れると10年以上か。周期的に、どうぶつの森に篭りたい期間がやってくる。遊ぶためではなく、何もしないために。 私もとび森ですっかりお世話になっていた「ニンテンドー3DS画像投稿ツール」が、10月末をもって終了した。ゲーム内で撮ったスクリーンショットを、ネットに接続した3DS本体からSNSに投稿できるサービスだ。ひとつの時代が終わったと思う。 (3DSのダウンロード版ソフトや追加コンテンツを購入できる「ニンテンドーeシ

          とび森の空を見上げて。【 とび森写真館 】

          闇を存分に味わって「ザ・メニュー」映画感想文

          映画館で予告編を見てから、公開日を楽しみに待っていた「ザ・メニュー」。 最近では、すっかり売れっ子女優になったアニャ・テイラー=ジョイが、狂気のカリスマシェフに立ち向かう極上スリラー。多重人格者に誘拐されて勇敢に立ち向かっていた女子高生が、立派な女性になっていて時の流れを感じます…(M・ナイト・シャマラン監督「スプリット(2016)」)。 本作は、現実と幻想の中間地点にあるような不条理ストーリー。見ている最中よりも、見終わって時間が経つほどに不穏な世界観がじわじわ心を浸食

          闇を存分に味わって「ザ・メニュー」映画感想文

          【引っ越し】“じぶんを思い出す”新聞切り抜きノートのすすめ

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          “誰のせいでもない”不幸のあとさき。「にぶいちの失明」舞台感想

          ハンカチを用意しておくんだった。 こんなにいいところでバッグを持ち出しごそごそとやるわけにもいかず、開き直って目をかっぴらく。しばらくして、周囲の薄暗闇からくすんくすんと幾重にも鼻をすする音が聞こえてくるのに気がついた。 胸は変わらず痛いけどその瞬間、ひとりじゃないという安心感に包まれる。 新宿にて、「にぶいちの失明」を観てきた。テレビのバラエティ番組でもおなじみの、いとうあさこさんが所属している劇団かつコメディユニット・山田ジャパンの舞台だ。 ストーリーは、サッカー

          “誰のせいでもない”不幸のあとさき。「にぶいちの失明」舞台感想

          知ることから始まる。『羊飼いの暮らし』読書感想文

          大富豪から人生を交換してくれとせがまれて、悩まずノーという人はどれくらいいるだろう。 私たちは生まれる場所を選べない。今の人生と富豪の暮らしを天秤にかけて、心がぐらつく人は少なくないはずだ。 『羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季』(ジェイムズ・リーバンクス、訳:濱野大道)は、きれい事ではなく、富豪からの申し入れを断るに違いない人たちのノンフィクションだ。 イングランドの湖水地方で、脈々と羊飼いとして生きる一族にとって、大切なのは富めることではない。祖父から父、息子、

          知ることから始まる。『羊飼いの暮らし』読書感想文

          家とはまことに怖い場所。「屋根裏に誰かいるんですよ。」読書感想文

          「屋根裏に誰かいるんですよ」 目を離したすきに物の位置が変わっていたり、摺り変わっていたり。心安らげるはずの自宅に何者かが潜んでいるとしたら、大抵の人は恐ろしいはずである。 しかし、実際にそう訴える人たちは、困っているそぶりは見せても怯えている感じではない。 家のなかに誰かがいる。この“妄想”は、孤独な老人が訴えてくるケースが多いという。誰かとの交流を求める願望が、脳の衰えや環境のバイアスから侵入者ならぬ“幻の同居人”を生み出すのだ。 謎の侵入者、すり替えられた家族、

          家とはまことに怖い場所。「屋根裏に誰かいるんですよ。」読書感想文