ない永遠
寂しいとかもう少しとか、そんな気持ちは終わりがけにしか気付けない。
何事も、最中は楽しくて仕方がなくて、その時間が永遠に続く気さえしてくる。「まだ時間はある」そんなことを思って、終わりに対して見て見ぬふりをする。
恋愛が特に、良い例ではないだろうか。渦中は楽しいし相手の嫌なところが目につきやすいけれど、別れ際になった途端に離れ難くなって、良いところがたくさん出てくる。
けれど、終わりに気付いたときにはもう遅くて、どうしようもない。もっともっと、早い段階から気付いておかなくてはいけなかった。
手放すとき、手放さなければいけないときでは、もう遅いのだ。
けれど、どうしたって気付けない。いつも「いま」しか見えない。いましか見えなくて、あるはずのない永遠が打ち切られたときでさえも、その「いま」しか見ていない。
大人になっても、ずっと気付けないままなんだろうと思う。
写真はタイの路上。実は、クリスマスからずっと1ヶ月間、タイにいたのでした。
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