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【山と小説と私】

普段は山にばかり登っている私ですが、細々と小説サークルの代表もしております。

小さな頃から児童文学が好きで「エルマーと竜」「ちびっこ吸血鬼」「かいぞくポケット」「果てしない物語」といった名作を読みふけっていました。
「ハリー・ポッター」を初めて読んだ時の衝撃が忘れられません。海外のファンタジーやSF、冒険小説が今でも好きです。

子供の頃は晴れたら外を走り回り、日が暮れたら本を読むような生活を送っていました。

今は晴れたら山へ行き、雨なら本を読み、暇を見つけては小説を書いております。

過去に少しだけ宣伝もしていましたが、今回はサークルの紹介です。

私の運営するサークル『ペンシルビバップ』は主に文学フリマという、小説同人誌の販売イベントに自作の小説短編集を持って参加しています。

2013年5月に小説同人誌を作成したのが始まりで、今年で活動も9年目に入りました。

社会人サークルなのでみんな家庭や仕事の都合もあり、必ず全員が作品を載せるワケではありませんが、年に数回、新作を書いてイベントに参加しています。

「はじめてイベントに来た人が気軽に手に取れること」はペンシルビバップのコンセプトのひとつです

毎回テーマをひとつ決めて、作品は短編で完結
をルールにしているのも、はじめてイベントに来た方が気になった作品があればどこからでも読めるようにという考えです。

もうひとつのルールは、どれだけページ数が増えて印刷にお金が掛かっても1冊、500円にすること。ペンシルビバップを知らない人や、ちょっとでも興味を持ってくれた時に買いやすい価格として500円にしています(製本には1冊700円以上かかるので、毎回赤字になります)
 
9年もサークル活動をしていて未だに上手な宣伝ができていないのが悩みで、こうしてnoteも活用しよう、と決意を固めたのは2021年の末のことでした。あれから半年、まともに宣伝はできていませんが。

なので、今回はサークルの紹介とイベントの宣伝をいたします。

2022年5月29日『第三十四回文学フリマ東京』に新作を持っていく予定です。

ブースは「ス−1」です。

第33号となる今回は「箱」をテーマにした短編小説集です。小説が6編、「箱」がテーマのエッセイが3編、それからサークル&メンバー自己紹介風エッセイに、2022年2月20日に参加したイベント『コミティア139』のイベントレポートも載せています。   

■今回の表紙はこちら

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素敵な表紙は毎回、メンバーの「とうこ」の力作です

■作品のあらすじ

【ゴミか、宝か】東 武 ※これが私です
雑木林の中で、半世紀も前に作られたロボットが倒れている。すっかりと錆びて、壊れて、もう二度と動かないそのロボットは、小さな「箱」を大切そうに抱えていた。

【蛙見上げた青い空】アオイヤツ
檻について考えたエッセイ風文章。自分と世界についてだらだら書いています。

【コノハさがし】ひめ草
自由人・コノハが消えた? 探しに行ってみようか……

【箱】矢樹 育子
私が赴任した学校には使われていない体育館がある。かつては生徒の歓声が響き、汗や涙が流れたであろう巨大な箱…。

【記憶の中で光る白石】青山 雪子
幼い頃、父とともに海辺で拾った白石。
何かの象徴のように今も記憶に残る思い出。

【悪党の美学】綿貫 亘
フリッカーは悪党である。一般市民として生活し、裏切られ悪党になった。しかし例え裏切られなくとも、その素養は元から持っていたものであり、やはりフリッカーは悪党だったーーーー。


身体が動く限りは山に登り続けて、指と頭が動く限りは小説を書き続けたいと思っています。文学フリマに参加される皆様、ペンシルビバップをよろしくおねがいします。

このサークルアイコンもいただきもの。


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文学フリマ

コミティア

また新しい山に登ります。