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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #01~クレメンス・クラウス『フィガロの結婚』序曲&ニノン・ヴァラン『君よ知るや南の国』
78rpmはともだちこれまで、1948年にLPレコードが発売されるまでの音楽鑑賞ソフト(音盤)であった78rpm(日本ではSP-Standard Play-盤と呼ばれている)を「78rpmはともだち」とタイトルして綴ってきた。 「ともだち」に込めた意味は「現代においても、気軽(安価)に78rpmを手に入れ、友達感覚で“普段使い”として楽しみましょう」ということだった。そしてその手段として、現代のアナログ・プレーヤー(78回転対応)に78rpm用カートリッジ(レコード針)を装着
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シレナ1912×78rpmの邂逅 Vol.14~アーノルド・フォルデジー サラサーテ『ツィゴイネルワイゼン』(チェロ編曲ver. 1921)
ハンガリー・ブダペスト出身のチェリスト、アーノルド・フォルデジー(Arnold Földesy, 1882-1940)。 フォルデジーは1920年代にはベルリン・フィルハーモニカーの主席チェロ奏者を務めていた。 よって、現在では彼より遥かに有名、そして20歳あまり若かったチェリスト、グレゴール・ピアディゴルスキーとこのオーケストラの首席の座を分かち合っていたことになる。 フォルデジー、ピアディゴルスキーともにユダヤ系であったので、ナチス政権以降はベルリン・フィルを離れざる