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あなたを愛し、わたしを愛することが両立しなかった
かつて元夫と暮らしていたとき、というか私が気付かなかっただけで付き合い始めたときから、元夫は「やめて」が通じない人だった。
「こっちのほうがいいと思うよ」とか「心配だから」とか「それでいいの?」といった真綿で首を絞めるような否定から始まって、「良かれと思って」とか「遠慮するな」とかに達し、気がつけば「反対ばかりして!」とかよくわからない主張をして私の意見をつっぱね、そのうえから踏みつけ、私が私の意
わてほんまによぅいわんわ
しんどい。
多分、母がしんどいのだと思う。
私を知っている人たちは想像ができないかもしれないけれど、私の母(正確には養母)は、びっくりするほど世間知らずだ。
先日も父の確定申告をしてもらうべく税理士さんと打ち合わせをしていたが「扶養者控除」を知らなかった。
70年生きてきて、ずっと専業主婦でもなく、正社員だったり正規公務員だったりしたことがあるのだが、知らない。父が税務課職員歴の長かった人なので
誰かに言葉を届けたい
BS NHKのドラマ『舟を編む 〜私、辞書つくります〜』を観終えた。
そのタイトルの前半にあるとおり、三浦しをん著『舟を編む』の映像化作品だ。
何度目か、の。
私が観た限りで映画、ドラマ、アニメと手法を変えて映像化していて、それぞれに違った視点や表現があって、それぞれが良い。
もちろん原作の素晴らしさあってだし。
ただ、それぞれが良いがために今回のドラマ化を知ったとき、つい「またやるの?」とも思
お金で解決する父の愛は確かに愛だった
長文の上、近親者の死を取り扱っています。
お辛い気持ちになる可能性もあります。
父が死んだ。
2~3日、咳をしていて、年度末の公務員である私や一応受験生の息子のためか、食事を一緒に摂らなくなっていた。ので、ほとんど父の状態を見ていなくて、唯一あれ?と思ったのが玄関の戸締りをして帰ってきたと思ったら突然床に座り込んだとき。
けれどその時は視線の先に猫がいたので(ああ、猫に嫌われてはいるけれど猫を