Benjie

Run for beer. ビールと酒の肴を楽しむ為にランニング。 80年代前後の音…

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Run for beer. ビールと酒の肴を楽しむ為にランニング。 80年代前後の音楽の思い出レビュー。 アコースティックギター、ブラジルMPB

マガジン

  • お散歩日記(主に東京23区)

    寄り道した街の散歩メモ。

  • Songs with good melodies

    自分の音楽に対するアンテナも感度も低くなり、どの曲も同じように聴こえてしまいがちな今日この頃。雰囲気モノ、耳触りのいい音楽は増えているが、心に留まるメロディーの曲は少ない。それでも思わずチェックしてしまう曲がある。

  • 郷愁の極私的音楽雑記 ’76〜‘95

    「あの頃の音楽」。自分にとってはティーンエイジャーから20代の時期を過ごした70年代後半から90年代前半の音楽が郷愁を感じる”あの頃の音楽”だ。その頃の記憶を辿りつつ気に入っていた洋邦の音楽とその周辺の個人的記憶を書いてみたい。まだネットもケータイもiPodもなかった。

  • Run for Beer (ランニングの記録)

    ランニング、マラソンの記録。主にビールと酒の肴を楽しむ為に適度に走る。サブ5を達成したので次の目標はサブ4.5。

記事一覧

KIRINJI 女性ボーカルの名曲「killer tune kills me」(2019)

KIRINJI、堀込高樹さん作曲は前から好きな曲が多いが、特に女性ボーカルが歌う曲が好みだ。 KIRINJI「killer tune kills me」 2013年、5人のバンド体制になったKIRINJIが…

Benjie
4日前

Furui Riho「Super Star」 緻密で明るくグルーヴィーな名曲

最新の曲に対するアンテナが低くなっている今日この頃だが、それでも気になる曲がある。Furui Riho「Super Star」もそんな曲の一つ。 明るく透明感ある声質、ハッピー感の…

Benjie
12日前

soraya「風の中で」  才能あふれる二人のユニット

soraya「風の中で」 は2月にリリースされた曲。 ラジオで流れてきたのを聴いて一瞬で心をつかまれた。 冒頭から大貫妙子の昔の曲を彷彿とさせるメロディー。聴き進んでい…

Benjie
2週間前
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【音楽雑記】#81 トーレ・ヨハンソンのスウェディッシュ・ポップ (1995年③)

スウェーデンの音楽プロデューサー、トーレ・ヨハンソンによるバンドが大はやりしていたのが1995年。特にカーディガンズとクラウドベリー・ジャムはJ-WAVEや渋谷のCDショッ…

Benjie
4週間前

TOMOO「あわいに」 メロディも詞も声もアレンジもいい感じ

TOMOO「あわいに」は4月にリリースされた新曲。前作の「Present」の時もラジオで流れてきた時にアーティスト名をチェックしていたが、この曲も気になってチェックしたら同…

Benjie
1か月前
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【音楽雑記】#80 Ivan Lins "Anjo De Mim" (1995年②)

今回はブラジル出身のMPBレジェンド、イヴァン・リンスが1995年にリリースしたアルバム「Anjo De Mim」(英訳すると”Angel of Me”)。 1990年頃に「Love Dance」でイヴ…

Benjie
1か月前
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【音楽雑記】#79 「あなただけを ~Summer Heartbreak~」あの頃のサザンが戻ってきた。(1995年①)

この曲は1995年のフジテレビの月9ドラマ『いつかまた逢える』の主題歌。 「東京ラブストーリー」と同じく、オープニング映像や劇中で効果的に使われ曲の良さをさらに際立…

Benjie
1か月前
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【音楽雑記】#78 キャスターCMの名曲「雨に微笑みを」とイギリス音楽の影響(1994年④)

80年代から90年代にかけて、いろんな銘柄のタバコのテレビCMが頻繁に放送されていた。そこで使われるオシャレな洋楽は多くの人の記憶に残っていると思う。 特にパーラメン…

Benjie
1か月前

【音楽雑記】#77 哀愁のミディアムバラード「ただ泣きたくなるの」「純愛ラプソディ」(1994年③)

1994年は同時期にちょっとテイストの似た名曲が生まれている。 8ビートで刻むミディアムテンポのバラード。感傷的なコード進行に甘くせつないメロディーラインが共通点。(…

Benjie
1か月前

【音楽雑記】#76 印象に残る映画と音楽「Stay (I Miss You)」や「When I Fall in Love」etc (1994年②)

1994年に観た映画にはテーマ曲やサントラが印象的な作品がいつくかあった。 「Stay (I Miss You) 」リサ・ローブ まず大好きな曲の一つ「Stay (I Miss You) 」。 この曲…

Benjie
1か月前

【音楽雑記】#75 マドンナ「Take A Bow」と中国風ヨナ抜き楽曲の系譜(1994年①)

この年、マドンナの「Take A Bow」(テイク・ア・バウ)がリリースされた。 それまでマドンナの曲を積極的に聴くことはなかったが、この曲はとても気に入って初めてシングルC…

Benjie
1か月前
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【音楽雑記】#74 ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ(1993年③)

『Roger Nichols & The Small Circle of Friends』を初めて聴いたのが1993年。この作品自体は1968年のものだが、自分が持っているのは1993年発売の日本版CDだった。 当時…

Benjie
1か月前
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【音楽雑記】#73 WANDSやZARDなどビーイングがチャートを圧巻していた。(1993年②)

この頃、CDがやたらと売れていた。 既にドラマ主題歌が次々と大ヒットしていたが、1993年は特に音楽制作会社ビーイング系のアーティストのビックヒットが続いた。 オリ…

Benjie
1か月前
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【音楽雑記】#72 古内東子「逢いたいから」「誰より好きなのに」(1993年①)

古内東子の2枚目のシングル「逢いたいから」がリリースされたのが1993年の10月。夜中にテレビのCMか何かでこの曲のサビが流れてきたのが耳にとまった。歌手名と曲名を覚え…

Benjie
1か月前
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【音楽雑記】#71 柿原朱美「Face To Face」「Living Together」(1992年③)

今井美樹への提供曲 柿原朱美は今井美樹の作品で知った作曲家だった。「空に近い週末」「 夏をかさねて 」「retour 」「泣きたかった」ほか情緒に訴えかける温かみのある…

Benjie
1か月前
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【音楽雑記】#70 「私がオバさんになっても」森高千里(1992年②)

森高千里の「私がオバさんになっても」がリリースされたのが1992年。 「私がオバさんになっても」の当時のライブ映像Youtubeは現在、再生回数が4080万回。コメントが1万超…

Benjie
1か月前
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KIRINJI 女性ボーカルの名曲「killer tune kills me」(2019)

KIRINJI 女性ボーカルの名曲「killer tune kills me」(2019)

KIRINJI、堀込高樹さん作曲は前から好きな曲が多いが、特に女性ボーカルが歌う曲が好みだ。

KIRINJI「killer tune kills me」

2013年、5人のバンド体制になったKIRINJIが2019年にリリースした「killer tune kills me」は繰り返して聴く好きな曲。

浮遊感あるバッキング、そしてベース、リズムもラップもかっこいい。そして何よりキュートな女性ボ

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Furui Riho「Super Star」 緻密で明るくグルーヴィーな名曲

Furui Riho「Super Star」 緻密で明るくグルーヴィーな名曲

最新の曲に対するアンテナが低くなっている今日この頃だが、それでも気になる曲がある。Furui Riho「Super Star」もそんな曲の一つ。

明るく透明感ある声質、ハッピー感のあるキャッチーなメロディ。歌唱にもグルーヴ感があって、トラックもとても丁寧につくりこまれていて隙がない。中毒性があって何度も聴きたくなる曲だ。

曲の構成は自由な感じ。基本となる循環コード進行にのって次から次へと色んな

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soraya「風の中で」  才能あふれる二人のユニット

soraya「風の中で」  才能あふれる二人のユニット

soraya「風の中で」 は2月にリリースされた曲。
ラジオで流れてきたのを聴いて一瞬で心をつかまれた。

冒頭から大貫妙子の昔の曲を彷彿とさせるメロディー。聴き進んでいくと、jazzyでハイクオリティな演奏が展開していく。

「soraya」はジャズフィールドで活躍中の若手音楽家、壷阪健登と石川紅奈によるユニット。3月に1stアルバムもリリースされている。

石川紅奈さんは、以前YouTubeで

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【音楽雑記】#81 トーレ・ヨハンソンのスウェディッシュ・ポップ (1995年③)

【音楽雑記】#81 トーレ・ヨハンソンのスウェディッシュ・ポップ (1995年③)

スウェーデンの音楽プロデューサー、トーレ・ヨハンソンによるバンドが大はやりしていたのが1995年。特にカーディガンズとクラウドベリー・ジャムはJ-WAVEや渋谷のCDショップでもプッシュされていた。

アメリカやイギリスの音楽とは音の肌触りが違っていて新鮮だった。ちょっとレトロ感あるアコースティックなロック。箱庭ポップと称されることもあるようだ。

The Cardigans

特にカーディガン

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TOMOO「あわいに」 メロディも詞も声もアレンジもいい感じ

TOMOO「あわいに」 メロディも詞も声もアレンジもいい感じ

TOMOO「あわいに」は4月にリリースされた新曲。前作の「Present」の時もラジオで流れてきた時にアーティスト名をチェックしていたが、この曲も気になってチェックしたら同じアーティストの曲だった。

少しノスタルジック感もあるキャッチャーなメロディ、アコースティックな空気感あるアレンジ。歌詞のワードセンスもいいし、少しアルトでウエットな声もひっくるめて全ていい感じ。
特に起伏のあるサビのメロディ

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【音楽雑記】#80 Ivan Lins "Anjo De Mim" (1995年②)

【音楽雑記】#80 Ivan Lins "Anjo De Mim" (1995年②)

今回はブラジル出身のMPBレジェンド、イヴァン・リンスが1995年にリリースしたアルバム「Anjo De Mim」(英訳すると”Angel of Me”)。

1990年頃に「Love Dance」でイヴァン・リンスを知って以降、過去に遡ってアルバムを買い漁っていたが、このアルバムは初めてリアルタイムで聴いたニューアルバムだった。

イヴァン・リンスは80年代後半にアメリカ進出し、AOR色の強い英

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【音楽雑記】#79 「あなただけを ~Summer Heartbreak~」あの頃のサザンが戻ってきた。(1995年①)

【音楽雑記】#79 「あなただけを ~Summer Heartbreak~」あの頃のサザンが戻ってきた。(1995年①)

この曲は1995年のフジテレビの月9ドラマ『いつかまた逢える』の主題歌。
「東京ラブストーリー」と同じく、オープニング映像や劇中で効果的に使われ曲の良さをさらに際立たせた。

デビュー当時から80年代前半までのサザンのアルバムはリアルタイムでよく聴いていたが、80年代後半以降は、積極的に聴かなくなっていた。
デジタル楽器の導入や外部プロデューサー起用などで洗練されていった一方で、自分の好みからは離

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【音楽雑記】#78 キャスターCMの名曲「雨に微笑みを」とイギリス音楽の影響(1994年④)

【音楽雑記】#78 キャスターCMの名曲「雨に微笑みを」とイギリス音楽の影響(1994年④)

80年代から90年代にかけて、いろんな銘柄のタバコのテレビCMが頻繁に放送されていた。そこで使われるオシャレな洋楽は多くの人の記憶に残っていると思う。

特にパーラメントのCMではニューヨークの夜景など都会的な映像とともにボビー・コールドウェル、レイ・ケネディ、ナタリー・コール、、などAORナンバーが取り上げられた。

「雨に微笑みを(Laughter In The Rain)」ニール・セダカ

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【音楽雑記】#77 哀愁のミディアムバラード「ただ泣きたくなるの」「純愛ラプソディ」(1994年③)

【音楽雑記】#77 哀愁のミディアムバラード「ただ泣きたくなるの」「純愛ラプソディ」(1994年③)

1994年は同時期にちょっとテイストの似た名曲が生まれている。
8ビートで刻むミディアムテンポのバラード。感傷的なコード進行に甘くせつないメロディーラインが共通点。(そして、いずれもドラマ主題歌だ)

「ただ泣きたくなるの」中山美穂

この曲は中山美穂主演の1994年1月期のTBSドラマ主題歌。1992年の「世界中の誰よりきっと」に続くミリオンセラーの大ヒットになった。

80年代アイドルで90年

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【音楽雑記】#76 印象に残る映画と音楽「Stay (I Miss You)」や「When I Fall in Love」etc (1994年②)

【音楽雑記】#76 印象に残る映画と音楽「Stay (I Miss You)」や「When I Fall in Love」etc (1994年②)

1994年に観た映画にはテーマ曲やサントラが印象的な作品がいつくかあった。

「Stay (I Miss You) 」リサ・ローブ

まず大好きな曲の一つ「Stay (I Miss You) 」。
この曲は映画「リアリティ・バイツ」のサウンドトラックとして使われた、「リアリティ・バイツ」はウィノナ・ライダーやイーサン・ホークが出演しているアメリカの青春・恋愛映画。

この映画のエンドロールに流れて

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【音楽雑記】#75 マドンナ「Take A Bow」と中国風ヨナ抜き楽曲の系譜(1994年①)

【音楽雑記】#75 マドンナ「Take A Bow」と中国風ヨナ抜き楽曲の系譜(1994年①)

この年、マドンナの「Take A Bow」(テイク・ア・バウ)がリリースされた。
それまでマドンナの曲を積極的に聴くことはなかったが、この曲はとても気に入って初めてシングルCDを買った。

ヨナ抜き音階で中国風のゆったりとしたメロディが心地良かった。
プロデュースと作曲にベビーフェイスが関わっているが、日本の音楽が何らかの形で影響を与えているように思われる。古くは「SUKIYAKI」、或いは坂本龍

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【音楽雑記】#74 ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ(1993年③)

【音楽雑記】#74 ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ(1993年③)

『Roger Nichols & The Small Circle of Friends』を初めて聴いたのが1993年。この作品自体は1968年のものだが、自分が持っているのは1993年発売の日本版CDだった。

当時、渋谷のCDショップでは、渋谷系と呼ばれるアーティストの作品と同時に、その元ネタ系のCDもポップの解説付でよく陳列されていた。スタイル・カウンシルやアズテック・カメラなんかも並んでい

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【音楽雑記】#73 WANDSやZARDなどビーイングがチャートを圧巻していた。(1993年②)

【音楽雑記】#73 WANDSやZARDなどビーイングがチャートを圧巻していた。(1993年②)

この頃、CDがやたらと売れていた。
既にドラマ主題歌が次々と大ヒットしていたが、1993年は特に音楽制作会社ビーイング系のアーティストのビックヒットが続いた。

オリコン年間ランキングをみるとミリオンセラーになった曲の過半数はB'z、ZARD、WANDS、DEEN、T-BOLANなどで占められている。ビーイングの勢いに押されて往年のアーティストもアイドルも相対的に影が薄くなっているような気がした。

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【音楽雑記】#72 古内東子「逢いたいから」「誰より好きなのに」(1993年①)

【音楽雑記】#72 古内東子「逢いたいから」「誰より好きなのに」(1993年①)

古内東子の2枚目のシングル「逢いたいから」がリリースされたのが1993年の10月。夜中にテレビのCMか何かでこの曲のサビが流れてきたのが耳にとまった。歌手名と曲名を覚えてCDを買いに行った。

「逢いたいから」

改めて最初から曲を聴いて、まるでドラマをみているように完全に映像が浮かぶ歌詞だと思った。

まず冒頭の数行で2人の年齢や性格や関係性が想像される。

季節は冬で男性は一人暮らし。外に面し

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【音楽雑記】#71 柿原朱美「Face To Face」「Living Together」(1992年③)

【音楽雑記】#71 柿原朱美「Face To Face」「Living Together」(1992年③)

今井美樹への提供曲

柿原朱美は今井美樹の作品で知った作曲家だった。「空に近い週末」「 夏をかさねて 」「retour 」「泣きたかった」ほか情緒に訴えかける温かみのあるバラード作品を提供していた。

前に書いたが、自分は佐藤準氏がアレンジをしていた1991年頃までの今井美樹の作品が好きだった。今振り返ってみると自分の好きな今井美樹のイメージ、世界観の重要な部分は柿原朱美の作品によって作られていた

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【音楽雑記】#70 「私がオバさんになっても」森高千里(1992年②)

【音楽雑記】#70 「私がオバさんになっても」森高千里(1992年②)

森高千里の「私がオバさんになっても」がリリースされたのが1992年。

「私がオバさんになっても」の当時のライブ映像Youtubeは現在、再生回数が4080万回。コメントが1万超もついている。

コメントの多くは「ちっともオバさんになってないじゃないか」か「オバさんになってもキレイじゃねぇか」といったコメントだ。

「森高いいよね」と言っていた。

彼女のデビューは1987年。その後、特に1989

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