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マツモトボク / 身近にあった懐かしい物などをモチーフにした心温まるオブジェ作品を制…

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マツモトボク / 身近にあった懐かしい物などをモチーフにした心温まるオブジェ作品を制作するアーティスト。

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「フィルムカメラ」

昔どこの家庭にもあったような古いフィルムカメラ。そんなに写りは良くなかったのに、何故か味のある写真が撮れた。懐かしいアルバムをめくっていると、いい写真は、写りの…

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2か月前
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「ロボット」

このロボットは、テレビ番組や映画に出演したり、本に載ったり、あまり出会えないような人達にも会わせてくれ、作品が勝手に仕事をするってことを体験させ教えてくれた。 …

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8日前

「ギター」

楽器の中では、ギターが一番好きだ。もう何十年も弾いているけど飽きることがない。電気も使わず何処にでも持って行けて、懐かしい曲を弾けば、その頃に心を連れて行ってく…

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2週間前
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「テレビ」

大人になってからテレビを見なくなってしまったけど、子供の頃はよく見た。「ウルトラマン」を見ては、MATの隊員が乗っていた自動車や隊員同士で顔を見ながら会話ができる…

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3週間前
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「トラック」

働く車の中では、このボンネットトラックが好きだ。昔は、軽自動車にもこのタイプがあってオモチャみたいで可愛かったけど、今は荷台が三方開きになり、効率はよくなったが…

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1か月前
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「テディベア」

クマのぬいぐるみは、もともと男の子のおもちゃだったけど、その愛らしさからたちまち女の子にも広まったそうだ。実際このクマの作品を注文されるのも殆ど女性だ。もう何個…

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1か月前
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「トイピアノ」

女の子の多くが初めて触れる楽器のひとつトイピアノ。微妙にズレた音階と鍵盤を叩きすぎて出にくくなった音。その不思議と心地よい音質は、トイミュージックと言うジャンル…

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1か月前
1

「柱時計」

作品展でこの懐かしい柱時計の針を10時10分にして展示していると、いつの間にか3時になっている。もちろんオブジェ作品だから勝手に動かない。きっと誰かが針を動かしたん…

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1か月前
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「黒電話」

今では殆ど見かけなくなったダイヤル式の黒電話。番号を回すのも時間がかかるし、受話器は重くて長電話すると手がしびれるし、コードはクルクル巻き付くし、おまけに誰から…

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2か月前
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「革靴」

昔は、街の商店街に手作りの靴屋さんが数件あった。売られているのは、だいたい革靴だった。お客さんは、減った靴底を修理して貰ったりしながら、自分の靴を大切に履いた。…

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2か月前
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「ラジオ」

ラジオは、新聞やテレビと同様むかしからあるのに、新聞、テレビが離れは耳にしても、ラジオ離れは聞いたことがない。前にその人となりが伝わりやすいのは、見た目より声だ…

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2か月前
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「鉛筆削り」

初めて買ってもらった鉛筆削りには、バットマンとロビンのイラストが付いていて、スチール製でグリーンとブルーとアイボリーの3色で着色されていた。毎日のように鉛筆を差…

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2か月前
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「腕時計」

生前、祖父が親戚の小さな時計店から購入した腕時計。自分が使う為と言うより親戚の為に買ってあげた物だ。決して裕福ではなかったのに、いつも人の気持ちを優先させる優し…

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2か月前
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「電気スタンド

子供の頃、学習机にこんな電気スタンドが置いてあった。宿題をしたりマンガを読んだりする時にスイッチを押すといつも手元を明るく照らしてくれた。今でも記憶に残っている…

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2か月前
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「革の鞄」

傷も汚れも味に変えてしまう革の鞄が好きだ。そんな手入れされて使い込まれた鞄を持った人を見ると、どんなおしゃれな服装の人よりも気になってしまう。物を大切に手入れす…

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2か月前
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「ヒコーキ」

子供の頃、流行りのプラモデルには興味がなく、紙の空き箱などでヒコーキばかり作っていた。その当時の作品や場所はもう残ってないけれど、ヒコーキを作る時に刃物で切った…

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2か月前
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「フィルムカメラ」

「フィルムカメラ」

昔どこの家庭にもあったような古いフィルムカメラ。そんなに写りは良くなかったのに、何故か味のある写真が撮れた。懐かしいアルバムをめくっていると、いい写真は、写りの良し悪しではないと改めて教えてくれているようだ。

サイズ・H8㎝ W10㎝ D6㎝
素材・パイン材 / 真鍮 / ステイン着色
オブジェ制作・文 マツモトボク

「ロボット」

「ロボット」

このロボットは、テレビ番組や映画に出演したり、本に載ったり、あまり出会えないような人達にも会わせてくれ、作品が勝手に仕事をするってことを体験させ教えてくれた。

サイズ・H35㎝ W16㎝ D8㎝
素材・パイン材 / 真鍮 / ステイン着色
オブジェ制作・文 マツモトボク

「ギター」

「ギター」

楽器の中では、ギターが一番好きだ。もう何十年も弾いているけど飽きることがない。電気も使わず何処にでも持って行けて、懐かしい曲を弾けば、その頃に心を連れて行ってくれ、新しい曲を作ろうとすれば、心を未来に連れて行ってくれる。僕にとってギターは、まるでタイムマシーンのようだ。

サイズ・H8㎝ W45㎝ D17㎝
素材・パイン材 / 真鍮 / ステイン着色
オブジェ制作・文 マツモトボク

「テレビ」

「テレビ」

大人になってからテレビを見なくなってしまったけど、子供の頃はよく見た。「ウルトラマン」を見ては、MATの隊員が乗っていた自動車や隊員同士で顔を見ながら会話ができる腕時計など日常にない未来的な物にとても憧れた。アトムを見ても、大人になったらきっと自動車が空を飛んでたりするあんな世界になっているんだろうなとワクワクした。しかしあんな未来は、いまだにやって来ない。

サイズ・H36㎝ W28㎝ D14㎝

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「トラック」

「トラック」

働く車の中では、このボンネットトラックが好きだ。昔は、軽自動車にもこのタイプがあってオモチャみたいで可愛かったけど、今は荷台が三方開きになり、効率はよくなったがスタイルはカッコ悪くなってしまった。外国映画を見ていると、時々こんなトラックが出てきて、ついセリフそっちのけで「一時停止」して見入ってしまう。

サイズ・H14㎝ W35㎝ D13㎝
素材・パイン材 / 真鍮 / ステイン着色
オブジェ制

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「テディベア」

「テディベア」

クマのぬいぐるみは、もともと男の子のおもちゃだったけど、その愛らしさからたちまち女の子にも広まったそうだ。実際このクマの作品を注文されるのも殆ど女性だ。もう何個作ったのかわからないくらい沢山作ったけど、毎回作る時ノミで木を削る度に手に豆が出来て痛い。でも出来上がったクマの顔を見るとそんなことどうでもよくなる。

サイズ・H28㎝ W18㎝ D12㎝
素材・パイン材 / 真鍮 / ステイン着色

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「トイピアノ」

「トイピアノ」

女の子の多くが初めて触れる楽器のひとつトイピアノ。微妙にズレた音階と鍵盤を叩きすぎて出にくくなった音。その不思議と心地よい音質は、トイミュージックと言うジャンルでもよく使われる。壊れていても置いてあるだけでとても絵になるオモチャだ。

サイズ・H14㎝ W30㎝ D21㎝
素材・パイン材 / 真鍮 / ステイン着色
オブジェ制作・文 マツモトボク

「柱時計」

「柱時計」

作品展でこの懐かしい柱時計の針を10時10分にして展示していると、いつの間にか3時になっている。もちろんオブジェ作品だから勝手に動かない。きっと誰かが針を動かしたんだろう。3時と言えば、おやつの時間でみんな好きな時間だから、まあいいかと思い3時のままにしておいたら、誰も動かさなくなった。やっぱり3時は、時間のアイドルなんだな。

サイズ・H50㎝ W20㎝ D14㎝
素材・パイン材 / 真鍮 /

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「黒電話」

「黒電話」

今では殆ど見かけなくなったダイヤル式の黒電話。番号を回すのも時間がかかるし、受話器は重くて長電話すると手がしびれるし、コードはクルクル巻き付くし、おまけに誰からかかってきたのかもわからない。今から考えると不便ばかりだったが、ダイヤルが回る音やベル音や受話器から聞こえる声は、レコードプレーヤーと同じようにとても耳に心地よ良い音がして、そんな不便さえも魅力に変えてしまうほどの不思議な存在感があった。

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「革靴」

「革靴」

昔は、街の商店街に手作りの靴屋さんが数件あった。売られているのは、だいたい革靴だった。お客さんは、減った靴底を修理して貰ったりしながら、自分の靴を大切に履いた。そのうちズックが流行り出して大きな靴店が出来始め、やがて小さな靴屋さんは姿を決していった。そして今は、インターネットで好みの靴が何でも買える便利な時代になった。でもあの手作りの靴屋さんに並んでいた革靴は、もう何処にも売っていない。

サイズ

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「ラジオ」

「ラジオ」

ラジオは、新聞やテレビと同様むかしからあるのに、新聞、テレビが離れは耳にしても、ラジオ離れは聞いたことがない。前にその人となりが伝わりやすいのは、見た目より声だと聞いたことがある。そんな真実が伝わりやすい古くて新しいメディアのラジオが好きだ。

サイズ・H8㎝ W20㎝ D9㎝
素材・パイン材 / 真鍮 / ステイン着色
オブジェ制作・文 マツモトボク

「鉛筆削り」

「鉛筆削り」

初めて買ってもらった鉛筆削りには、バットマンとロビンのイラストが付いていて、スチール製でグリーンとブルーとアイボリーの3色で着色されていた。毎日のように鉛筆を差し込んでクルクル回すのがとても好きだった。そんなある日、学校の教室に突然、電動式鉛筆削りが設置され、鉛筆を差し込むと数秒で芯が尖る速さに、子供ながら時代が変わったと初めて感じた瞬間だった。
あれから何十年も経ち、ネット上であのバットマンの鉛

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「腕時計」

「腕時計」

生前、祖父が親戚の小さな時計店から購入した腕時計。自分が使う為と言うより親戚の為に買ってあげた物だ。決して裕福ではなかったのに、いつも人の気持ちを優先させる優しい人だった。そんな祖父が亡くなる前にそっと渡してくれた形見の腕時計。今でもずっとお守りのように身に付けている。

サイズ・H6㎝ W30㎝ D9㎝
素材・パイン材 / 真鍮 / ステイン着色
オブジェ制作・文 マツモトボク

「電気スタンド

「電気スタンド

子供の頃、学習机にこんな電気スタンドが置いてあった。宿題をしたりマンガを読んだりする時にスイッチを押すといつも手元を明るく照らしてくれた。今でも記憶に残っているのは、素材がプラスチック製ではなくスチール製だったからなのかも知れない。なぜか形よりも手触りの感覚をよく覚えている。

サイズ・H25㎝ W20㎝ D12㎝
素材・パイン材 / 真鍮 / ステイン着色
オブジェ制作・文 マツモトボク

「革の鞄」

「革の鞄」

傷も汚れも味に変えてしまう革の鞄が好きだ。そんな手入れされて使い込まれた鞄を持った人を見ると、どんなおしゃれな服装の人よりも気になってしまう。物を大切に手入れする人は、きっと心の中がおしゃれな人だと思うから。

サイズ・H12㎝ W20㎝ D8㎝
素材・パイン材 / 真鍮 / ステイン着色
オブジェ制作・文 マツモトボク

「ヒコーキ」

「ヒコーキ」

子供の頃、流行りのプラモデルには興味がなく、紙の空き箱などでヒコーキばかり作っていた。その当時の作品や場所はもう残ってないけれど、ヒコーキを作る時に刃物で切った傷あとは、今でも左手に残っている。切った痛みはもう忘れたけれど、ヒコーキが出来上がった喜びは、まるで昨日の事のように覚えている。

サイズ・H6㎝ W24㎝ D22㎝
素材・パイン材 / 真鍮 / ステイン着色
オブジェ制作・文 マツモトボ

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