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ハードボイルド書店員が「お客さんのおかげで出会えた」三冊

大型書店に勤めています。

担当しているジャンルならまだしも、お店にある全ての本を把握はしていません。だからお客さんがレジに買いに来てくれて、初めて存在に気づくケースが多々あります(感謝)。

最近そんな感じで出会えた三冊を紹介させてください。

版元は童心社。発売は今年の5月です。第10回絵本テキスト大賞受賞作とのこと。

なんとなく展開を予測できますよね。きっとそこからの発想のジャンプを楽しめるはず。アマゾンの作品紹介には「連鎖していく擬音がおもしろい、ナンセンス絵本」とあります。町田康を連想したのですがはたして。

版元は光文社。発売は今年の6月です。

私は議員の数を減らすべきとは考えていません。特に地方議会はなり手不足が深刻らしいので。ただ人材をもっと有効活用すればいいのにとは感じます。たとえば参議院議員。

かつては湾岸戦争直前のイラクから人質を救出したアントニオ猪木さんみたいな人がいました。いまの参議院に、エリート気質の円熟した衆議院議員には難しい公のための大胆な活動をしている政治家がどれほどいるのか。れいわ新選組の方々は間違いなくそうですけど。

↑の作品紹介に「参議院を制する者は日本の政治を制する」とあります。一般人のイメージ以上に担う使命は大きいのかもしれない。

版元は竹書房。発売はつい先日です。

著者は私が大好きな90年代の全日本プロレスを支えた「四天王」のひとり。ただレジを打った時は「田上の自伝か。売れるといいな」ぐらいしか思いませんでした。

しかしネットニュースやフォロワーさんのnoteで紹介されているのを読んで愕然としました。闘病の話は聞いていましたが、プロレスリング・ノアの負債を背負って全財産没収? 社長を務めていたのは事実ですけど。

近々読みます。

お求めはぜひお近くの書店にて。皆さまのその一歩が連鎖し、何かを動かすきっかけに繋がるかもしれません。

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