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セルフブランディング(自)問(自)答 ⑦

ブランディングをみなさんが始められたいとします。そこで

とにかく何から始めたらいいのか?
迷う方も多いのではないでしょうか? 


今日はそれをお伝えします。ちなみにこのマガジンは「セルフブランディング」をテーマにしたシリーズの続編です。自身、自社のブランド価値をあげたい。サービスを高く売りたい。認知度を上げていきたい。そんな方に向けて「ブランド」関連の知識ノウハウをまとめたFAQマガジンです。


(自)問 ⑦

ブランディングは
何から始めた方がいいですか?



ブランディングを一般的には以下の順序です。上から下へ向かって時系列に並べました。初期段階では太字部分が重要です。

ブランドアイデア・ビジネスモデル考案
競合・市場リサーチ
商標登録
ブランド理念
ブランドアイデンティティ制作
ブランドネーミング・HPドメイン確保
実店舗・営業所確保
従業員雇用
開業届け
ロゴ・シンボル制作
ウェブサイト制作
SNS制作
ショップカード・名刺制作
各種ブランドアイテム制作
広告・PR・パブリシティ
営業

場合によっては、うちは商標はいらない、従業員は雇わない、SNSはやらないという感じでブランドのニーズに応じて変えていけばいいと思います。

そこで本題の「ブランディングは何から始めるか?」ですが、ご覧の通り「アイデア」からです。BtoB向けのネットワークセキュリティ機器を販売したい。あるいは個人規模であれば、ドローンに特化したフォトグラファーをしたい。なんでもいいのですが、まずは「アイデア」ありきです。これは当たり前すぎるので解説を省きます。次に。

では、そのアイデアを買う人は誰なのか?を考えるわけですが、これがなかなか難しい。そこで中規模以上の企業はブランド事業開発において、マーケットに潜在的なニーズがあるかどうかをわかる範囲でリサーチをかけます。これにはリサーチ会社を使い、かなりの予算をかけます。予算額も規模や内容次第です。事業が大きければ大きいほど、人も株主も増え、リスクも大きくなりますので、見切り発車はなかなか難しい。では個人はというと、逆です。やればいいし、ダメならすぐに方向転換をすればいいわけです。ブランド開発は規模が小さいほどこの点においては有利と言えます。

ではリサーチですが、個人レベルでもなかなか難しい。その理由はこちらの記事をご参照ください。

リサーチ会社を使わなくてもリサーチはやらないよりは個人レベルでやれる範囲で行ってください。リサーチにより競合他社の発見だけでなく、競合とのブランドの見せ方の比較、市場で人気のものなどわかるものは多いです。

次です。私が特に推したいのは「ブランド理念」「ブランドアイデンティティ」です。これがブランド全体のベースになります。これを作らないで、ロゴやHP、広告は作れるわけがないんです。ブランド理念やアイデンティティはいわば「土台」です。しっかりした土台がなければ家は簡単に倒れます。
ブランドアイデンティティは何か? これについてはシリーズで記事を書いてきていますのでこちらをご参照ください。



まとめます。
まずはブランドのアイデアを考えます。次はリサーチ、ブランド理念とブランドアイデンティティの制作をすることです。ただ、このリサーチとブランド理念は順番が入れ替わってもいいです。先に市場を見るのか、先に発信するものを決めた上で市場を探るのか、これはブランド次第です。どちらがうまくいくと決め付けられるものではないです。
場合によってはブランドアイデアを考えているときにすでに理念やアイデンティティも同時並行で考えるケースもあります。
これにおいて絶対成功パターンはありません。

いずれにしても「人に教える前(広告、PR、営業)に、コンセプトを固めてください」ってことになります。



(自)答 ⑦

ブランドアイデア、理念、アイデンティティから始めてください。





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