マガジンのカバー画像

ひとりごと

10
ココロにふと浮かんだ“ひとりごと”。
運営しているクリエイター

記事一覧

noteを始めて一年が経ちました

noteを始めて一年が経ちました

みなさん、こんにちは。
双極性障害2型(双極症)のフツーの会社員、パピヨンです。

noteを始めて一年が経ったようです。

ちょうど一年前、躁転した勢いで突如始めたnote。
主治医には「個人情報は書いていませんか?大丈夫ですか?」と、かなり心配されました。
双極性障害が突然新しいことを始めた時、だいたい躁転しています。

「躁鬱の状態を観察するためです」

と主治医を説得し、“それならば”と許

もっとみる
『みーんな、私の家来』 〜認知症フェアリーおばあちゃんの思い出

『みーんな、私の家来』 〜認知症フェアリーおばあちゃんの思い出

敬老の日ですね。
おばあちゃんの思い出など、書いてみたいと思います。

100歳の大往生にて、やっと天国へ行く気になったおばあちゃん。
晩年は認知症が進行していて、介護施設におりましたが、会うたびにフェアリーな発言を連発し、笑わせてくれました。

もう、ワガママで。
正気の時から我が強い人でしたが、フェアリーの国に行ってからも、ワガママは変わらず。

ある日、どうしても寝たままでおやつのゼリーを食

もっとみる
匿名で発言することの責任について(自戒)

匿名で発言することの責任について(自戒)

タレントのryuchellさんが亡くなったというショッキングなニュースを観た。
自殺ではないか、とのことだ。

原因が何なのかは当人以外分からないとしても、最近の誹謗中傷についてはnote以外の媒体にはほとんど触れない私でさえ知っている。
この誹謗中傷が原因の一部であろうことは想像に難く無い。

匿名で無責任に発言する人を責める前に、
私はどうだろうか?
私もこうして匿名でnoteに書き込みをして

もっとみる
ハンズフリーイヤホンの青年

ハンズフリーイヤホンの青年

今朝の出勤途中。
静かなオフィス街で、とある青年を見かけた。

ネイビーのボーダーシャツに腰履きチノパン。
キャップを被り、Appleの白いワイヤレスイヤホンでハンズフリー通話をしながら私と同じ方向に歩いている。
20代半ばくらいだろうか。いかにもイマドキの青年って感じだ。

「もしもし、おばあちゃん?元気?」

思わず、「えっ?」と青年の方を見てしまった。
電話に集中しているのだろう、私には気づ

もっとみる
部下がパニック障害になってしまった

部下がパニック障害になってしまった

昼過ぎ。
総務部長が上司となにやらコソコソ話をしている。

朝から得意先に外出していた部下が最寄駅でパニック発作を起こし、総務のスタッフが迎えに行って自宅に帰したという。

なんということだ。
部下はパニック障害になっていたらしい。

最近、少し元気が無くぼんやりしていることが気になっていた。
しかし、ここまで具合が悪くなっていることに気付いてあげられなかった。

喉の奥にドロリとした粘土が入り込

もっとみる
『共感覚』がありまして

『共感覚』がありまして

私は物心ついた頃からずっと、数字に“色”が付いています。
その色そのものが見える訳ではなく、“感じる”んです。テーマカラーのような感覚です。

0→白or黒
1→黒
2→赤
3→黄色みのオレンジ
4→オレンジ
5→ネイビー
6→紫
7→黄色
8→黄緑
9→赤紫
10は1と0なので白黒に戻ります。

この感覚が人と違うということに気づいたのは、ほんの4年前です。
それまではそれぞれ色は違うだろうけれ

もっとみる
noteは私のエンディングノート

noteは私のエンディングノート

ひとり暮らしなので、何かあった時のためにエンディングノートを買ってみた。

が、いざ書こうと思ったら、
書くことなど何も無かった。

お葬式なんてどうでもいい。
死んだことを知らせて欲しい人などいない。
ささやかな貯金など、私を成仏させる費用に使えばほとんど残らないはず。

“すべて妹の判断に任せます”

一文で済んでしまうと気づいた。

せっかく買ったエンディングノートは、新品のまま両親にあげた

もっとみる
3月30日は『世界双極性障害デー』らしい

3月30日は『世界双極性障害デー』らしい

本日3月30日は、『世界双極性障害デー』らしい。朝のネットニュースで知った。

なんでも、“ひまわり”でおなじみ画家のヴィンセント・ヴァン・ゴッホが双極性障害を患っていたのでは?という説から、彼の誕生日が制定の由来になったそう。

『双極性障害』は、まだまだフツーの人は知らないマニアックな病気だ。
元気な時は病気に見えないので、なおさら厄介である。

診断がつくまで7年通院し、実際に双極性障害2型

もっとみる
自立支援医療の自治体窓口が冷酷だった話

自立支援医療の自治体窓口が冷酷だった話

体調が悪い。
絶賛抑うつ期です。
12月頃の躁転の私、どこ行った〜?

恥ずかしながら、精神科通院8年目にして『自立支援医療制度』なるものを、つい先日YouTubeで知りました。

主治医に聞いてみたら、「自立支援医療と手帳、同時に申請出来る自治体もありますよ。自治体によって申請方法が違うので、まずは自治体に相談してみてください」
とのことだった。

とりあえず自治体のホームページを見た。
フォン

もっとみる
悲しい朝

悲しい朝

朝の通勤電車。
人身事故で遅れていた。

電車がやっと駅に着き、同じ駅で降りたベビーカーを押した見知らぬ若い夫婦。
混み合うホームをゆっくり歩いていたら、二人の会話が聴こえてしまった。

母親『飛び込みなんてホント迷惑。ひとりで死ねばいいのに!』

父親「そんな言い方、可哀想だろう?」

母親『可哀想なんかじゃないよ!ひとりで死ねばいいじゃん!!』

怒りに任せて乱暴にベビーカーを押す母親。
何も

もっとみる