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バレンタインという悪しき慣習

今年もこの季節がやってきてしまいました。

“恋愛の猛者”を名乗るわたしですが、バレンタインという文化だけは本当に好きになれません。

そもそもチョコの美味しさがあまり分からない派なので、デパートの催事場が女性たちで溢れかえっている光景には狂気すら感じます。

日本ではバレンタインは女性から意中の男性に渡すということになっているから尚更です。

なんでわたしから男にプレゼントしなきゃいけないわけ…!

ですが毎年、直前の直前までバレンタインという悪しき慣習に乗っかるかどうかを悩み、何かしらの形で乗っかってしまっているのも事実です。

希少な高級チョコを買いに求めたり、本命感満載の手作りチョコを用意するのは悔しいので、市販のチョコを組み合わせてひつじのショーンを作ったり、チョコを使うのは悔しいから抹茶のお菓子を作ったりと、小さな抵抗は見せています。

まあそれも悪あがきのようなものですね。

毎年この時期になると、世間の流れに一度は抗ってみようとする自分と、それでもやっぱり流される自分に強制的に気づかされ、向き合わされるから、わたしはバレンタインが嫌いです。

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