見出し画像

ずぼら母ちゃんのススメ Vol.10「依存」

”人に依存する”というと、恋人同士を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、親子依存も構造としては同じです。
ただ、大人の依存(恋人やパートナー間)では、それぞれ個人の特性が複雑に絡み合っているコトが多く、どちらが先というのは難しいところがありますが、親子の依存関係はほぼ100%親が作ると思っています。

何も出来ない我が子に手出し口出し、上げ膳据え膳。
赤ちゃんの頃は本当に何も出来ないので、誰しもがここからのスタートであるコトは間違いありません。
しかし、子どもが成長してもそれを続けていくと、
『僕(私)は、お母さんがいないと何も出来ない』
と思うようになります。
その頃すでに、お母さん側は
『この子は、私がいないと何も出来ない』
『この子は、私のおかげで成長できている』
と思い込んでいるので、共依存が出来上がってしまいます。

ママはマネージャー

子どもが小さい頃から私が実践しているコトは、これが一番近い表現かもしれません。
主導権を握って動くのはあくまでも子どもで、私はそのサポート役に過ぎない。

・子どもがまだ(能力的に)出来ないコトを手伝う
・子どもがやりたいコトを、どうやったら出来るか一緒に考える

それからもう1つ、娘が不登校になってからより強く意識しているのが、
・私がいなくても問題ない程度にサポートする
これはまだ双極性障害が落ち着かない今は、薬の管理や予定を忘れる等の症状にムラがあり難しい状況ですが、
『私が突然死んだ時、娘(家族)が困るような生活をしていてはいけない』
と常に思っています。
(娘は不登校から、双極性障害を発症しています。)

私が突然死んでも、何の問題もなく生活が回るように。
これは、子どもが小さい頃からの私の想いです。
万が一本当にそうなってしまった時は、少しの間悲しみに暮れたら、その後は出来るだけ早く普通の生活が送れるようになって欲しい。

自分の鉢には自分で水やりを

依存とは、自分の承認欲求を100%相手に満たしてもらおうとしている状態です。
自分の植木鉢のお花を育てるのに、誰かが水やりしてくれるのをずっと待ってる。

「早くお水をあげて。
じゃないと私のお花、枯れちゃうよ。」
それに対して、
「あら、大変!」
とせっせとお水を注いであげるのは、愛情ではありません。
そんな母親もまた、承認欲求を子どもに満たしてもらおうとしているのです。

そうではなく、
「こうやってお水をあげるのよ。」
と教えてあげる。
雑草が生えてきたり、虫が付いた時は、その取り除き方を教える。
そして、一緒にやってみる。

そうすると、
「自分で出来るんだ!」
という自信に繋がりますし、誰かからお水をもらったり、誰かのお水を奪わなくても、そのうち自然の恵みの雨が降って来るコトも知ります。
雑草だと思っていたけど、抜かずにおいていたらキレイな花が咲くなんてコトもあるかもしれませんし、人から水を奪いすぎて根腐れするコトもなくなるでしょう。

子どもの鉢に、せっせとお水をあげてないか。
子どもが「ついでに私の水やりもしといて~」なんて人任せにしてないか。
時々立ち止まって考えながら、共に成長しています。


#子育て #親育て #親子 #子ども #依存 #自立 #共依存 #マネージャー #承認欲求 #登校拒否 #不登校 #双極性障害 #水やり




頂いたサポートは、フリーランスとしての活動資金や自己研鑽、それから時々娘と美味しい物を食べに行ったりしたいです❣ 私が得た情報と経験は、こちらのnoteで記事にして還元していきます。