Re start－ぼくの友人
こんにちは。
今回は「ぼくの友人」について
誰か周りに働く中で苦しんでる人間
次の大きな一歩を踏み出したいけど踏み出せない
そんな方々へ読んで頂きたいです。
現在、コロナの影響でたくさんの人間が闘って、経済的、精神的、身体的に苦しい状況です。
その中でぼくができるのは"エッセイを書き続けること"
少しでも多くの生き物が幸せになれればいいなと思います。
最後まで読んで頂き、ご意見、感想、相談等あれば、ぼくに教えて頂けると幸いです。
宜しくお願い致します。
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ぼくの友達
彼はとても優しい
話にオチがなく
僕と同じくらいつまらない
口下手な人間
彼との出会いは
高校のサッカー部の春休み
たぶん彼と出会わなければ
彼と仲良くならなければ
ぼくはサッカーをすぐに辞め、嫌いになっていたと思う
それくらいぼくにとって
"大切な友人"
今でも仲良し
mixiとネイマール
彼と仲良くなったきっかけは
mixiでのやりとりで
同じ高校に入学する友達を探していた
彼のアイコンが
ネイマールで
一目でサッカーが好きなことがわかった
そして
同じ高校に進学する者同士
「サッカー部に入部するのかな」
「どんなサッカーチームが好きなのかな」
「どんなサッカースタイルが好きなのかな」
サッカーの話ばかり
話は尽きなかった
彼は小学校からサッカーをやっていて
高校でサッカーをやることを同じ高校の一個上の先輩から勧められていた
そんな中で
ぼくたちは中学最後の春休みから
"高校サッカー部の練習試合"
mixiでやり取りはしていたものの彼と初めてリアルで会った
初めて見たときは
"とても小さくて目が大きい、可愛いリスみたい"
こんな感じの印象
「この子はサッカー上手いのか」
そんな風に思ったのを今は懐かしく思う
しかし、
彼は小柄ながら
かなり上手かった
彼は
プレー中は視野が広く、とても冷静
その子とぼく
ぼくは下手で
彼は一年生ながら試合にも出る優等生
部活以外ではとても優しく接してくれる子だった
就職活動
時を経て、ぼくはカンボジアでインターン
彼やぼくの同い年は就職活動を始めていた
彼は保険の代理店で営業職として就職することになった
たしか早い時期に決まっていた
ぼくの就職活動をしていた期間はとても長かったし、大変だった
就職活動が終わった彼
暗黒の企業
ここからが大変だった
彼が働く職場はとても"黒い"企業だった
就職活動時に聞いたいた業務ではない
社長は
"お金持ち"
社員は
"疲弊している"
彼は苦しかった
"社長命令で業務無関係で良くわからない講演会に付き合わされる"
到底働こうとは思えない企業だった
"残業代も出ない"
"朝6時に家を出て"
"帰宅は23時"
そんな生活が続いていた
彼の同期はどんどん退職していった
最後は彼1人になった
彼の1年上の先輩は1人もいない
なぜなら、
全員が入社1年目で辞めているから
本当に普通ではない企業
彼はたぶん我慢して、働いていた
いつも冷静だった彼の性格が変化していることに気付いた
"他の人間を否定するようになった"(※今は違う)
当たり前だと思う
劣悪な職場で精神的にきつかったんだ
こんな企業で働いていたら
そうなるとぼくは思う
彼の良さを黒く塗り潰すくらい
真っ黒な企業で10ヶ月間働き抜いた
新卒として入社して、
彼は葛藤していた
"10ヶ月しか働いていない自分が今辞めたらどうなるのか"
不安だった
見えない将来と現在の状況に
彼は決意した
「転職する」
気持ちの整理はついたがなかなか切り出せない
何度も上司にその旨を伝えようとする
なかなか言えなかった
「辞めます」
この一言が言えなかった
ぼくもアルバイトととして働いた中で幾度なく経験した、
発した言葉
アルバイトと企業で働く意味は違うかもしれないけど、
気持ち的にはわかる
振り絞った言葉
あの一言を言えた時
彼の顔は安心していただろう
「やっと解放される」
「やっと言えた」
「我慢しなくていいんだ」
彼のお母さんやお父さんに退職する旨を伝えると
彼の母は働いていた時より
彼の顔色が良くなったと
いきいきしてると喜んでいたらしい
それくらい家族も心配していた
退職後
次のステップ
IT業界
Webエンジニアを目指しました
元々、時計が好きだったり
「モノづくりに携わりたい」
と言っていた彼
形は違えど、
"誰かのためになりたい"
"何かをつくりたい"
そう思って
エンジニアになることを決意した
何もかも分からず、0からのスタート
無料サイトや情報から何をするべきなのか調べた
そして、
3ヶ月でエンジニアへのオンライン講習
現役エンジニアに教えてもらえる環境を見つけた
50万払い、パソコンも買った
大きな一歩
今のぼくには到底決断できないくらい大きな意味を待つ
彼に対しても大きな意味をもっている
オンライン講習は自力で考え、
分からないことは現役エンジニアに質問できる
サイト制作から始まり
様々な言語を覚えなくてはいけない
転職支援もしてもらえるが
確約はもちろんない
毎日の目標を決め、
地道にできることを増やしていった
この度
Webエンジニアとして自社開発・受託開発を会社に転職が決まった
ぼくはとても嬉しかった
彼が苦しんでいたのを知っていたから
彼が頑張って現状を変えようとしていたのも知っていたから
金銭的・精神的にも擦り減りながら仕事をしていた
彼は"新しいスタート"をきることになった
新しい環境で
本当に嬉しい
こんな状況の中で
なかなか悲しい出来事が続く中で
"明るい知らせ"
ぼくは彼を見守っていただけ
ただ話を聞いたり、
自分がやってるエッセイのことを話したり
日記のように近況報告をする
彼に何もしてあげられていないけど、
これだけは何回も言いたくて、
本当におめでとう
そして、
こんな方々に見てほしい
"前の彼のような状況にいる、働いている人間"
希望を持てない方
につたえ
ここに書きました。
改めて、おめでとう
彼はエンジニアとして
ぼくはエッセイを書くものとして
たくさんの人を幸せできるように
"ぼくたちがやりたいように"
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最後になりますが
この写真は京都の旅行で撮影した沈丁花(じんちょうげ)というお花です。
花言葉は「勝利」、「不滅」だそうです。
人生はあなたのもの
あなたの人生は
"あなたがやりたいようにやること"
それが勝利だとぼくは思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
宜しければサポートお願い致します。 これからも僕は猫と人間について書いていきます