見出し画像

38歳目前、準備期間2か月弱でハーフマラソンを走った話①ビギニング編

大人になれば味覚が変わる。
いや、鈍感になる、がしっくりくるか。

学生時代は体育の授業で持久走がいちばん嫌いだった。

それから約20年後、38歳の誕生日を1週間前に控えた週末。
雨が降る12月の多摩川河川敷で私はハーフマラソンを走っていた。

理由は1つじゃない。
再開した格闘技のトレーニングついでに。
何か達成感を得たい。
あらゆることへの現実逃避、様々だ。

でも、きっかけは1つ。
あるポッドキャスト放送を聴いたことから始まる。

100miles,100times

人生で100マイルレースを100本完走することを掲げた男。
トレイルランナーの井原知一選手(通称トモさん)の番組。

100マイルレースは名前の通り、約160キロの道のりを
時には山道を。時には市街のど真ん中を走破するウルトラマラソン。

100miles,100timesで話す内容はトモさんが走ってきたレースの
感想や培われた知識、経験に基づいた話がベースになっている。
トモさんの話すレース内容は、めちゃくちゃ過酷なのにめちゃくちゃ楽しそうに話す。

コースによっては2,3日を費やして完走するレースもある。
過酷で当たり前だ。でも、最高に楽しそうにトモさんは話す。
ゲストで出るレース仲間も同じだ。

今でも100マイルレースをやりたいとは思わないが、
経験したことのない距離を走破して見える景色と感情を知りたい自分が
どんどん大きくなっていく。
やっぱり、マラソンに挑戦したい。

コロナ禍ではあったがジムへ定期的に通い、体力と筋力は付けていた。
ランニングも続けているが最長で11キロしか経験がない。
今年もあとわずか。ハーフマラソンなら間に合うか。
それとも、来年に持ち越すべきか…

決めかね悶々と悩んでいる時、ある格闘家の言葉が目に留まった。

行かなかった後悔は取り戻せない。

翌日、私は人生初のハーフマラソンにエントリーをしていた。

②準備編へ続く…

30代以上のみなさんが挑戦したくなるモノコトをレポートしていくためのサポート、よろしくお願いいたします!